2017年01月01日

日露、明けました。おめでとうございます!

明けまして、おめでとうございます!

日本では門松や注連縄が街を飾っていることと思いますが
ロシア正教会のクリスマスは1月7日。
モスクワではまだまだしばらく、
クリスマス・ツリーのイルミネーションが眩しい季節が続きます。

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実は先日まで日本に行ってました。

新居を決め、家電を少し買い、日本での生活がいよいよ現実のモノとなってきました。
足掛け9年を過ごしたモスクワを離れるのは、もちろん寂しいですが
12年ぶりの日本での生活も楽しみです。

今回の一時帰国は、ちょうど日露首脳会談が行われる時期でもあり
日本のテレビではロシア関係を扱う番組が多く、
「へ〜」とか、「ほー」とか、「なんだと!」とか画面に話しかけながら楽しみました。

でも、改めて思うのは、やっぱり日本のロシア情報は偏ってるな、ということです。

顕著だった例としては、
あるテレビ番組では筑波大学のロシア専の教授だかが
「ロシア人には騙される!」
と騒いでいて、まるでロシア人全員が嘘つきであるかのような発言をしていました。
その方、4年間もロシアに住まわれていたそうですが、一体何を見てきたのでしょうか。
もちろんロシア人は人を騙します。でも、日本人だってアメリカ人だって騙す。
ロシア人だからって、ことさら人を騙すようなことはないし、
もしその方がロシアで騙されてばかりいたのなら、
その方自身に問題があったのではないかと思わざるをえません。

ロシア独特の文化のようなものを取り違えて
「騙された」と感じる人もいるかもしれませんが、
ロシアを研究している方が4年間もロシアに住みながら
そのような発言をされることをとても残念に思いました。

日本におけるロシアの専門家がとても限られている中、
メディアでの露出の多い人が、このような偏った発言をすることの罪は大きいと思います。
いや、こういうアンチ・ロシア的な発言をするロシア専門家だからこそ、
メディアが使いたがるのかもしれませんけどね。


日露首脳会談会談の結果については、
メディアでは「進展なし」「ロシア、ゼロ回答」的な論調が多くを占めましたが
記者のみなさんは、本当に今回の会談で北方領土が帰ってくると思っていたのでしょうか。
だとしたら、あまりにも未熟ではないでしょうか。
たくさんのロシア人が生活を築いている場所を
一足飛びに「じゃぁ返すね」なんて、なるはずもないではないですか。

領土交渉の基準としている日ソ共同宣言では
「平和条約締結後に2島を引き渡す」としています。

今回の会談の成果は、少なくともそこに向かう第一歩にはなったのではないでしょうか。
長きに渡り、何の進展もなかった日露関係を鑑みれば
「大きな一歩」と言ってもいいかもしれません。

経済協力に関しても「ロシアに食い逃げされる」論を多く見ましたが、
こちらで話を聞く日本人ビジネスマンの多くは、ロシア人との仕事、
ロシアでのビジネスにやりがいやポテンシャルを感じています。
確かにロシアは特別な国だし、
外国の企業が進出するには、この国独特の難しさはあります。
でも、国を挙げて「協力」すると決められれば、
日本企業にとってはむしろチャンスではないでしょうか。

政治を通さずに見たロシアという国は、
人々は素朴で優しく、ユーモアに富み、文化の裾野は広く、そして深い。
日本でもお馴染みのボルシチやピロシキ、
本場のそれは日本で食べるよりも数倍美味しいです。
旧ソ連の中央アジア諸国の料理は、日本ではあまり食べられないけど、
実は日本人の口によく合うものばかり。

日露が仲良くなれば、
少なくとも民間レベルでは楽しいことがたくさんあるような気がしてなりません。

誤解を恐れずに言えば、4島返還に固執している間に、
多くの元島民の方が亡くなっています。
ビザが緩和されれば、私たち一般人にとっても
ロシアの雄大で手つかずの自然が、一番近い観光地になるかもしれません。


とにかく、もう十分すぎるほどの時間が過ぎました。
「新しいアプローチ」は、できるだけ早く実行されて欲しいと思います。


今年は日露にとって、新しい年となることは間違いありません。
問題はまだまだ山積みではあるけど、この大きな一歩に、期待せずにはいられません。

ずいぶんロシア寄りなことばかり書いたけど、
アンチが大勢を占める中、弱小ブログでこれくらいは書いてもバチは当たらないと思いますw

さて、日露の新年が明けました。おめでとうございます!

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その行く末の大半を、私は日本から見ることになります。
このブログは、あと何回更新するかわかりませんが、
みなさま、今年も宜しくお願いします!

りり拝


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2016年11月14日

味も雰囲気も大満足♪Uiliam's

モスクワで最もシャレオツなエリアの一つと言われる
パトリアーシュ池周辺。
昔から雰囲気がよくて美味しいレストランがたくさんあったけど
最近になってからも、続々と新しい店がオープンしてる。

そんな中で、Uiliam's は、実は古い方。
昔から洗練されてたけど、前はもう少しこぢんまりしてたんだよね。
リニューアルしてからは初めての来店。

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真っ赤なオープンキッチンは、店内の半分くらいを占拠してそうw

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シャレオツながら、コージーな雰囲気は好感が持てます♪

オーダーを済ませると、まず出てくるのがパンとこちらのペースト。

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多分ひよこ豆のペースト、いわゆる「フムス」ってやつ?

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ラビオリ 黒いのはイカスミらしい。750rub


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カネロニは、盛り付けもとっても綺麗。
750rubくらいだった気がします。。。(。-_-。)

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ターキーの串焼き700rub. と
サイドデュッシュのブロッコリー(確か400rubくらい。。。)

私が頼んだのは、

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白身魚のグリル。。。確か6〜750rubくらい。。。
皮がパリッと焼かれてて、塩梅も丁度いい。
量も多いし、大満足な一品でした♪

(名前と値段がかなり曖昧ですが。。。(ーvー;))

オーナーシェフのUilliam Lambertiさんは、
モスクワの飲食業に10年以上携わっているということで
おそらく、当地でもシャレオツ外食文化を牽引してきた方の1人。
素材にも大変こだわっているようで、肉類も農場から仕入れてるらしい。
お店の雰囲気も大変良く、店員もとってもフレンドリーでした。

若干高めの値段設定も、雰囲気と内容から納得。( ̄ー ̄)

Uiliamさんが手がける店は、現在近隣に他2件。
もう1件近々オープンする予定らしく、どこも行ってみたい店ばかり。

ワタシ的には頻繁に通う感じではないけど、内容はかなりオススメです♪



==========
Uiliam's

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あえてノーコメントな(ーー)

Малая бронная 20а
8 (925) 206-90-46
メトロ:ツベルスカヤ/マヤコフスカヤ


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2016年11月04日

スペイン料理なの?^^; 超シャレオツ、 Adori

大人気シーフード料理の「Boston
。。。の横のレストラン、かなり頻繁に潰れてはリニューアルしてます。
駅近の外資系の多いビジネス街の中、という好立地ということもあり、
お隣のBostonはいつ行っても激混み。
お店が続くのは、料理の質が理由の一つなのは間違いないけど、
Bostonが順調な経営を続ける中、
横のテナントは、私が知る限りで3回は変わってる。
でも、いずれの時も、決して不味かった訳じゃないんだよね。
いずれの時もちょっと高いかなぁ〜とは思ったけど。。。

で、そんな“Boston横”ですが、
現在は「Adori」というスペイン料理。

レストランの名前や料理が変わっても、ずっと居抜きで使ってるので
店内はわりと馴染みがありますw

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ちなみに2つ前の店は「Дед Пихто」というロシア料理。

さて、何を頼もうか、とメニューを見ても今ひとつスペインの香りがしませんw

まぁでも、店員にオススメを聞いたりしながら頼んだのがコチラ。

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ニシンのカルパッチョ、焼きアーティチョークと焼きバナナのアリオリ添え。450rub.

とっても凝ったデコレーションの上、「焼きバナナ・アリオリ」はなんと

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一時期流行った液体窒素料理法(たぶん)でドライアイス状になったものを
テーブルで振掛けるというパフォーマンス付。

 (´-`).。oO(美味しいけど量多い。。。ニシンこんなに食えない。。。)


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牛ほほ肉のリンゴピュレ。690rub.
肉ホロッホロで柔らかい。


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ロシアダラのズッキーニ添え。690rub.
タラも美味しいけど、下に引いてあるズッキーニなどの野菜ソースが美味しかった。


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パンの奥はレモングラスとオレンジのレモネード、すげー美味かった♪

3種類のパンが付いてきて、どれも美味。
一緒に来るチーズみたいなペーストがまた美味い。

どれもとっても凝ってて、特別な日や接待にはすごくいいと思う。
。。。が、一体どこが「スペイン料理」???という感じも否めない。

確かに看板にはBBQ Wine Restaurantと書いてあるだけで、
「Spanish cuisine」とかはどこにも書いてない。。。

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よく見ると、小さな字で「Adrian Quetglas Restaurant」の文字が。。。

ハハーン、わかりましたw( ̄ー ̄)

調べてみると、このAdrian Quenglasという方、有名なシェフで
ブエノスアイレス出身のマヨルカ人らしく、マヨルカ島にもお店があるんだとか。

マヨルカ島→スペイン はい、スペイン料理w

いわゆるオーセンティックなスペイン料理ではなく
スペイン人のシェフが作る、シャレオツなフュージョン、という感じでしょうか。
ちなみにワインの種類はたくさんありそうだったけどBBQな感じもしなかったw

さて、今回はどれくらい続くかな。。。^^;

==========
BBQ Wine Restaurant Adri

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Lesnaya Ul, 7
8 (903) 258-48-88

メトロ:ベラルースカヤ


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2016年10月25日

今は昔。嗚呼、哀愁のモスクワ、タクシー事情

荷物を整理していたら、こんな物を発見した。
なんて懐かしい。。。

IMG_5990

このA4用紙には、丁寧な文字でみっちりと
タクシーの予約の仕方と、
それに関連する思いつく限りのカンバセーションの例、
それに必要な単語、車種、色、ナンバー、時間などが
ロシア語とカタカナ、英語を交えて丁寧に書いてある。

何度もコピーを繰り返し、
あるオーナーの元ではメモが書き加えられ、
さらにコピーされた次のオーナーの元で新たなメモが書き加えられ、
ところどころが濃くなったり薄くなったりしている。
このコピーは、モスクワに引っ越して来たばかりの時、
たった1人いた日本人の友達がくれたものだ。

この数年のモスクワ生活しか知らない人にとっては
これが当時、どれだけ重要なものであったかは想像もつかないかもしれない。

私が当地に越してきたばかりの2007年、
モスクワを自由に移動するというのは、とても大変なことだった。
もちろん、今と変わらぬメトロは当時もあった。
でも、会社によっては安全上の理由から
メトロの利用を禁止している企業がとても多かった。

モスクワでの車の運転もリスクが高く、
今よりもずっと酷い道路の状態と運転マナーの悪さ、
常態化していた渋滞に、1日に何件も遭遇する事故現場は、
いつ自分が巻き込まれてもおかしくないと常に思わされた。
今はかなりの部分が改善されつつはあるが、
それでも自分で運転する人はそれほど多くはない。

そんな訳で、車を利用している人の多くは運転手も雇ってるのだが
それが家族にも与えられるほど待遇の良い会社も、それほど多くはない。

そこで、多くの人が利用していたのがタクシー。

ただし、当時のタクシーは、
日本や諸外国のように、街中で手を上げればいつでも捕まえられるタクシーではない。
当時、街中で手を上げて停まってくれるのは100%白タク。
乗る前に値段交渉しても、降りる時に脅されて言い値を払わされたなんて話もよく聞いた。
モスクワにはメーターのついたタクシーはほぼ皆無だった。

では、どうやってタクシーを利用するのかというと
前もって電話で予約をするのだ。
もちろん全てロシア語。

例えば、水曜日に友達とランチ。レストランまで車を頼むとして。

月曜日には予約の電話を入れ、
予約1)自宅に何時に迎えに来て、どこに連れて行ってほしい。
予約2)どこに何時に迎えに来て、自宅まで送ってほしい。
と、アレンジすることになる。
ロシア語で。

ついでに言うなら、予約前に
「ランチには何分間必要か」とか、
「ランチの後は移動はあるかないか」などがわからないと
2番目の予約ができない。
ロシア語以前に、ガッチガチに固めなければ外出さえままならない。
今思い出しただけでも、外に出るのが億劫になる。

さて、予約したところで、レストランで料理がなかなか来ずに、
タクシーの予約時間までに終わらなかったりしたら、ドライバーに連絡。
「少し待っててください。」

ランチ中の会話で、よい食材が近所で手に入るとの情報。
その店に回ってから帰りたい。。。
そんな時は、まずその店の住所から確認し、ドライバーに連絡。
「迎えの場所変更。〇〇通りの何番地に来てください。」

当時は今のように、ドライバーがみんなナビを備えている訳でもなく
しかも信じられないくらい道を知らない人が多かった。
なので、こちらも地図(Googleじゃなくて!)を片手に
「右へ。」「そこはまっすぐに」
などと指示が必要な場合も多かった。

繰り返しますが、ロシア語です。

ロシア人の秘書もお抱えドライバーもいない在モス駐在員の家族にとって、
冒頭にあげたA4のアンチョコ用紙が、
どれだけ重要なものだったか、想像頂けたのではないだろうか。

そんな状況下、
私が引っ越してくると同時くらいに、新しいタクシー会社が出来た。
そこはなんと、英語のオペレーターが対応してくれるのだ。
ぎこちない英語ではあったが、それでも全てをロシア語で行うよりは
軽く100倍くらいは楽だったはずだ。

実を言うと私は、
幸いにして、そんな100倍くらい楽なタクシーからしか利用したことがない。
なので、予約に関してはほとんど英語で行えた。
ただ、ドライバーの条件はほとんど同じだったので
件のアンチョコは、それなりに活用させていただいた。

コピーに次ぐコピーで拡散しまくられ、
どこのどなたが作成なさったものなのか、皆目見当もつきませんが
作者の方には、この場を借りて、心からお礼を言いたい。
本当に、ありがとうございました。

時代は巡り、あれから丸8年。
モスクワには今、Gett Taxiやら、Yandex Taxiやらといった
タクシーのアプリがある。
普通にタクシーが街中で拾えるようになった、とかじゃなく
いきなり「アプリ」だ。

BlogPaint
Gett Taxi の予約画面

迎えに来るべき現在地は勝手に検索され、住所が表示される。
行きたい場所はアプリ内で検索して住所を入れることもできる。
注文ボタンを押すと、近所にいるタクシーを検索し
アプリがドライバーに連絡、
注文を受けたドライバーの情報はすぐにアプリに現れ
ドライバーの名前も車種やナンバー、現在地まで表示され、
何分後に迎えに来るかも計算される。

いつの間にかGoogleマップとも連動されてて
ルート検索をするとGett Taxiでの時間と料金を見積もってくれるようになっている。

IMG_5993
GoogleマップでのGett Taxi画面

カード情報を登録しておけば、
そのままキャッシュレスで精算までできる。
Gettアプリもご覧の通りの英語表示対応。

数日前に予約をいれなければならなかったあの当時から比べると、
1000倍くらいは楽な実感。
もはや日本でタクシー利用するより楽なんじゃないかとさえ思う。。。

最近当地へ赴任になったみなさんは、
「思っていたより全然暮らしやすいですぅ〜♪」とかおっしゃいますが、
ソレ、マジでこの数年の変化なんすよ。。。(T^T)

昔は、昔は、とばかり言ってると、
年寄り感がハンパないのは重々承知なんだけど
この変化が10年にも満たない時間に起きたことなんだよなぁ〜(= =) トオイメ

もし10年後、モスクワを訪れる機会があったら
きっとまた全然違う町になってるんだろうな。
少し寂しい気もするけど、後戻りはして欲しくない。

だって、タクシーに関しては、いろいろ大変な思いしたからね。(ーー)

参考1:ところで、その後のタクシー事情@モスクワ
参考2:もはや理解不能、タクシードライバー@モスクワ

これからも頑張れよ、モスクワw


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