< りすりす通信モスクワ支局:2010年03月
2010年03月
2010年03月31日

一夜明けて。。。

ほとんどの在モスクワ邦人は、おそらく今日も地下鉄は使っていないだろう。
大使館からも

ー公共交通機関の利用を出来るだけ控えるー

と、お達しが出ている。

さすがに、私も今日は乗っていないが、
報道を見る限りロシア人は普通に乗っている。

インタビューでは

「怖いけど仕方ない。メトロに乗るしか選択肢がないもの。」

そうだよね。
広いモスクワ、歩くのにも限界がある。


タクシー(多分、白タク)の初乗り料金が3倍、4倍、10倍に値上げされている
との報道もあった。
(一説には5,000ルーブル(約15,000円)という噂もあった。)
こういう時だからこそ、無料で乗せるという方向に行って欲しいのに。。。
(しかも、白タクのくせに!)



「恐れたりパニックになったりする事自体が、テロリストの思うつぼだ。
我々は普通に生活する。」

良く言った、青年!

いくらテロに慣れているとは言え、心境的には難しい筈だが
やはり、用心しつつも“普通に生活をする”事こそが、
我々一般市民に出来る、テロに屈しない姿勢の一つだろう。

それを象徴するかの様に、今日のモスクワメトロは、

terro03

いつもと変わらず、大勢の人が利用している様に見える。

しかし、一方では、

terro01
車内は、既にギュウギュウ乗っている。

トラムに乗ろうとする人で溢れていて
地下鉄以外の移動手段を取ろうとしている人がいるのも確か。

第1の爆発があったルビヤンカは、我が家から意外と近くて

terro05
これが旧KGB。

歩いて30分程度。
散歩にはちょうど良い距離。

報道陣が周辺に待機している以外は

terro06terro08

昨日の事件が嘘の様に、何事もない。

ただ、ルビヤンカ駅の出口は

terro11

閑散としており

時折、花を持ってる人が現れてる以外は、
何事もなく通り過ぎる通行人のみ。

こういう事件が起きると、だいたい東京のサリン事件の映像が流れる。
くしくも、つい先日がサリン事件から15周年だった。
思えばあの日は、まだ働いていた母が通勤電車に1本遅れた為
テロに巻き込まれずに済んだのだ。

テレビでも、同じ様に間一髪で生き残った人のインタビューが流れていた。

テロに遭うか、遭わないかは、

ほとんど“運”だ。

今回、運を落とされた39名(今現在)の方々に、心からご冥福をお祈りしたい。

terro10
私も献花&黙とう。。。


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2010年03月30日

モスクワメトロ テロとの歴史

ご存知の様に、今日、3月29日
モスクワの地下鉄で、再びテロが起きた。

前回の記事がモスクワの放射能汚染、今回はテロと
暗くなる話ばかりで申し訳ないです。。。(ーー;)

最近、良く治安について考えていて、
“モスクワの治安を考える”記事を書こうとしていた矢先の事だった。

全くこのニュースを知らずに外出の支度をしていたのだが
窓の外には、めずらしくヘリコプターが低空で飛んでいる。
少し遠くには、救急車のサイレンが鳴っては遠のき
また鳴り出しては遠のき、というのが続いていた。

9時少し前に、パソコンを開くと

“第2の爆発 パルク・クリトゥーリ駅”

との言葉が飛び込んで来た。

え?

第2の爆発??

聞き覚えのある駅名、
急いでググってみると、やはりモスクワメトロでのテロ事件。

今日は外出の予定があったが、もちろん全てキャンセル。

事態を追っていると、
まもなく我が家の最寄り駅での第3の爆発の可能性の噂が出て来た。
すぐにガセネタと判明するが、念のため駅まで行って様子を確認。
駅はビックリする程に正常。
人々は普通に地下鉄を使っている様子。

metro1

いつもと若干違うのは、トラムやバスに並ぶ人の列が
いつもより多かったという事と、
いつもより(その時間にしては)道路が渋滞していたという事くらい。

家に戻って再び情報収集。。。と、言ってもテレビ&Twitter。
(^^:)

CNNやBBCの報道では
「モスクワがパニックに陥っている」
かの様に言っていたが、Rus. Today(ロシアの英語放送)を見ている限り
現場にパニックはなく、負傷した人以外は
不安顔ではあるがパニックにはなっていない。

実際、

「モスクワは過去の地下鉄テロを何度も経験しており
人々は慣れている」

という、悲しいコメントもしていた。orz...

そして、事態の取り扱いにも非常に慣れてしまったようで
避難、救護等のしきりが非常に良く、迅速であったとも報道されていた。

こんな“日常”を受け入れなければならないモスクワの人々に同情。。。

愛想のなさや、サービスの悪さを、
この時ばかりは帳消しにしてあげたくなる。


改めて地下鉄でのテロを見てみるとーーー

1992
6号線(オレンジ)のProspekt Mira駅(5号線の駅もあり)
10代の若者によるマイナーな爆発。けが人無し

1996
9号線(グレー)Tulskaya駅とNagatinskaya駅の間
500gの手作りTNT爆弾によるもの。4人死亡。16人負傷。

1998
6号線(オレンジ)Tretyakovskaya駅
手作り爆弾。3人負傷。

2000
7号線(紫)Pushkinskaya駅
800gの手作りTNT爆弾が
地下道のキオスクの傍にバックに入って置かれていた。
死者12人、150人負傷。


2001
5号線(環状線)Belorusskaya駅
 負傷者なし。

2004
2号線(緑)Paveletskaya駅とAvtozavodskaya駅の間
4kgのTNT爆弾。死者40人、数百人が負傷。

2004
6号線(オレンジ)Rizhskaya駅
女性による自爆テロ
10人死亡、50人負傷。

そして

2010年3月29日
1号線(赤)
7:56 Lubyanka 4kgTNT 死者23人(現時点)
8:41 Park Kultury 2kgTNT 死者14人(現時点)
いずれも女性による自爆テロ。
邦人の被害者の報告無し。

metro

まんべんなく行っちゃってますね〜。。。(^^;)


今日は、ロシア正教のイースター、パスハ(今年は4月1日)の始まりの週。
これは、キリスト教徒にとって最も大きなお祭りの一つ。
今日の日が選ばれた事も偶然ではないとの報道もある。

一つ気になるのは。。。
最初の爆発から、2発目までの45分。。。
これは、どうして運行は止められなかったのだろうか?
45分あれば、利用者全員が避難するに余りある時間だと思うのだが。。。


特筆すべき続報があれば、またアップしたいと思います。

最後に、
いち早く情報を流してくれた、ピーテルのまきのやさん
Twitterの存在に感謝です。


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risurisu_journal at 00:06│ブログランキングPermalinkComments(9)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 治安・安全 
2010年03月29日

無事でぃす。

方々から安全確認の連絡いただきました。
本当にありがとうございます。

私も、ぶひも無事です。

気をつけ様のない“テロ”での事ですから
“ついていた”と言うべきでしょう。

取り急ぎ、ご報告申し上げます。


==========
本日、3月29日、朝7:56
地下鉄2号線(赤いライン)ルビヤンカで1回目の爆破

8:41に2回目の爆破がパルク・クリトゥーリで。

両爆破はチェチェンに関係した自爆テロと見られており
実行者はいずれも女性。

現時点での死者は37人。

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2010年03月27日

冬が終わって、来るものは。。。

以前から何度か触れているが、モスクワでは冬の間に

融雪剤

というものを大量に撒いている。

名前の通り、これを撒く事により、道路の雪を溶かして
真冬の極寒期でも、車を走らせる事ができる。

一方、この融雪剤は、排気ガスと化学反応を起こしたり
粉塵を巻き込んで真っ黒に変色して靴や車を激しく汚し

さらに雪が溶ける春には、至る所にできる水たまりに混じって飛散

あるいは気温が上がれば、水たまりが蒸発し
溶け込んでいた融雪剤と粉塵が空気中に撒き上がる

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川じゃないよ、道だよ!どこ歩けばいいの?でも、こんなのがそこかしこ。

これを想像しただけでも、頭や喉が痛くなってしまうが
一番の懸念は、この融雪剤に放射性物質が含まれているという事。

公式には、もう放射性物質入り融雪剤は使われていない事になっているが
昨年のこのレポートでも融雪剤の中に放射能反応を確認しているし
その後も英字のメディアに、放射性物質入り融雪剤の話題が出ていたらしい。

でも、いくらロシアだって、今のご時世で放射性物質なんか街に撒くか?!

と、思っている人もいるでしょう。

むしろ、普通はそう思うでしょう。

そして、モスクワ住人としては、そう思いたいでしょう。

。。。


(ーー;)


。。。




いつも行っているスーパーからの帰り道。

男達が何やら大きな袋を肩に抱えて、物置から車へと運んでいた。
袋の中身はどうやら“砂”の様なモノで、辺りは砂煙が立っていた。

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うぎゃっ。。。こんな所通るのヤダな。。。

とは、思ったものの、回り道をするのも面倒だったので
息を止めて一気に通り抜けようとしたその時。。。

それは、突然私のポケットの中で、けたたましくピーピーと鳴り出した。

慌ててポケットに手をやるが、この場合

とにかく一刻も早く
ここを通り抜ける方が先決

そこから少し距離を置いた所で、急いでそれを確認すると。。。

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0.56マイクロシーベルト!

(((( ;゚д゚)))


そう。。。それとは、つまり


ガイガーカウンター。
放射線量を測る、アレ、ね。


私は、日本で買ってきたロシア製のガイガーカウンター(^^;)
たまにポケットに忍ばせて出かけていたのだ。

安いとは言えない値段と相反する安っぽい見た目の上
今までとりわけ高い数字を出した事もなかったので

ホントに放射能測れてるのか?!

と、何度も思ったが、
しかし、それはちゃんと動き、自分の役目を果たしていたのだ。

そして今日、いつも通る道に佇んでいる物置が

融雪剤の格納庫だという事を知り
その融雪剤が起こした砂煙は

間違いなく放射性物質を含んでいる

という事を確認したのだ。

ちなみに、通常時の線量は

gaiga5

0.15マイクロシーベルト前後。
高い時でも0.20台。

0.56マイクロシーベルトという数字は、
直ちに健康被害が出る様な数値ではないが、通常値ではない

しかも、走り抜けて出た値なので
きちんと停止して測ればもっと高かった可能性が高い

放射線を取り扱う事を職業とする人の放射線被ばく上限線量は
1時間に2.28マイクロシーベルト(年間20ミリシーベルト)
国際放射線防護委員会は定めている。(1990年)

一般人が自然界で受ける放射線量は世界平均で0.27マイクロシーベルト
日本人の平均線量は0.17マイクロシーベルト
(いずれも時間換算)
参考ページ

普段の数値から推測すると、
モスクワでの平均被ばく量は日本のそれに近いのではないかと想像するが、
あの砂煙の中では、軽く2倍以上の数値を出した。

しかも、その線量の原因と思われる物質が空気中に舞い
直接肺に入って来るとなると、とても気分の良いものではない。


orz...


極寒の地で迎える春は、待ち遠しく
生命に溢れる一年で最も美しい季節

と、一般的には思われていると思うが
モスクワでの春は、出来れば私はスキップしたい。

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雪の中に埋めてたゴミも沢山出て来るしね。。。嗚呼、頭と喉が既に痛い。。。


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2010年03月26日

出入りが大変なの!@ロシア

今思えば、デュッセルドルフ(ドイツ)という所は
なんと住み易かった事か。

今思えば、色々良い所があるが
(住んでる時は愚痴ばかりであったが)

中でもスバラシイ点は、

出入国が簡単で海外への出入りが容易。
イミグレーション(出入国管理)に10分以上並ぶなんて
ほとんど皆無。(ーー)Y

ま、成田だって、どんなに並んでも15分ですが。。。

あ、パリでもそんなに長く並んだ事はありませんな。。。

アメリカでは、並んだ後に2時間程拘束された事はあるが
自分の番になるまでに、そんなに長くかかるのは稀だよな。。。

。。。



つ。。。つまり、私が今まで経験したほとんどの国では
スバラシく迅速なシステムが導入されていたと言う事になる。

(ー∀ー)そっか♪


例外は。。。



ろしあ。


そして、特に。。。

→→→シェレメチボ空港。@モスクワね。


今月は2週連続でイスタンブール、パリと旅行に行ったのだが
不幸にも両方ともシェレメチボ空港からの出発だった。

なぜ不幸か?!

それは、出入国時にものすごく時間が掛かるからでぃすっ!
(ーー;)

特に、ロシアに入国する際の鉄則はーーー



飛行機から降りたら
猛ダッシュでイミグレに迎え。






「え〜?!。。。てか、ダッシュってダサくない?(ーー)」

とか

「どうせ荷物出てくるまで時間かかるんだから
そこで急いでもしょうがないじゃぁ〜ん♪ v( ̄∇ ̄)v」


なんて思っているアナタは、その後、間違いなく後悔する事になる。


何故って

ロシアのイミグレーションは、恐ろしく並ぶ。

pascon1


そして、

恐ろしく列が動かない。(ーー;)

しかも、

30分並んだ末に、5、6人の集団に平気で横入りされる。

(ーー)凸


憤慨の気持ちは横に置いておくとして

たかだか5、6人

と、思うなかれ。

この5、6人で軽く10分
トラブルがあれば15分や20分は平気で違って来る。
↑↑↑↑↑↑↑↑
コンピューターがダウンした、とか普通にあるし。

何故こんなに時間が掛かるのか?
パスポートやビザとパソコンの画面を睨んで
一体何をそんなに調べているのか?!

ロシア人にこの疑問をぶつけてみた所

アイツらはとんでもない質問をして時間を掛けるらしい。

例えば

「この旅行の代金は、誰が払ったのか?」


。。。



(ーー;)凸



これほどまでに大きなお世話な質問があるだろうか?

さすがに私はそんな質問はされた事はないが
おそらくそれは、

私がロシア語が理解出来ず
奴らが英語を喋れないから会話が成立しないため

と、思われる。

ここまで来て、下乗してすぐにダッシュをしなかったアナタは
きっと後悔しているはず。。。

だって、やっとの思いでイミグレを通り抜けて
バゲージ・クレームにたどり着いて見つけるのは
荷物を流すベルトコンベアから、
何故かこぼれ落ちて
無惨に体を傾けてポツンと取り残された
見覚えのあるスーツケースだったりするからだ。

無くなってないだけ“マシ”だけどね〜。
(TvT)

ちなみにこの状況は、
モスクワではシェレメチボがワーストという呼び声が高く
ドモジェドヴォ空港では、まだマシ



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