< りすりす通信モスクワ支局:2012年01月
2012年01月
2012年01月30日

初森が寒杉な件。

昨年末は。。。
というより、私が日本から帰って来る直前までは
暖冬だったモスクワ。
湿っぽい雪は足場をすこぶる悪くし
とても森に行ける様な状態ではなかった。

しかし、先週の土曜日くらいから
いつもの
極寒の
ぴりりっと顔の皮が突っ張る様な寒さのモスクワが続いている。

日の出の方は、冬至を過ぎてからどんどん早くなっていくものの
まだまだ中々太陽が昇らない。。。

で、森へ向けて家を出る時間を午前9時、と遅めにしたのだが。。。

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家を出る前に結構明けて来ちゃって


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明るくなり出したらアッと言う間。(↑車中)

久しぶりの森は

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なんだか標識なんか立てられちゃって、色々整備してるみたい。

結構車も通るし、人気を感じるんだよね〜。

一方。。。

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獣の気配は、あんまり感じない。。。(ーー;)

少しウロウロしてる間に、体は心底冷えて来て
何だか視界がおかしくなって来た。

つまり。。。コレ。

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白髪じゃないよ!(ーvー;)
髪とまつげに付いた霜で、視界が白くなってるのね〜。。。

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頑張ってもう少し探してみるけど。。。

もはや、ゲ・ン・カ・イ。。。

指先とつま先が痛い。。。

氷結白髪の方も

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どんどん育っちゃってて、まつげが重い。。。


ここで探すのを断念。
りす場に移動する事に。。。

しかし。。。

りす場も寒いぃぃぃ。。。

りっちゃんの姿自体も少ないんだけど
せっかく出て来てくれても

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カメラのファインダーが曇って、ピントがウマく合わせられない!!(><)

しかも、スキー用グローブしての操作なので
動きが緩慢になって、すばやいりっちゃんの姿を中々捕らえられない。。。

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そうこうしている内に。。。また足先指先が大変な事に。。。


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ろくな写真撮れてないけど、ホントに、ホントにゲンカイっす。。。

今年お初のご挨拶が出来たと言う事で、本日は“ヨシ”とさせて下せぃ。。。

さよなら、りっちゃん。
また来るよ〜。(T_T)

と、足早に森の出口に向かうその途中。

おや。。。?

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こ。。。こりはっ?!

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ヘラ神様ではありませぬかっ!!!

凍傷寸前(個人の感想です(ーー))の手足の痛みを忘れ
道を外れて、雪の中にザクザクと入り込み、ヘラ様の元へ。。。

しかも

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お二人もいらっしゃる〜♪

その時ワタシは

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こんな距離。(ーvー)

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ちか〜い(^^)

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あんまり近寄り過ぎたせいか、
すぐに立ち上がって通りの向こうへ移動してしまった。。。


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ま、それにも着いて行った訳ですが。。。(^^;)

いや〜、初森、充実したっす♪

Chasing elks into the forest...:P


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2012年01月26日

瓦礫、がれき、ガレキ〜陸前高田

陸前高田の町は、ほとんど更地になっているのは伝えた通りなんだけど
実は、瓦礫はまだ相当残っている。

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「京都五山送り火」に高田松原の瓦礫を一度は使うことになったが
放射能問題で、すったもんだの末、結局使わない事になった、あの瓦礫。

その瓦礫は

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今も堆く積み上げられてる。

昨日のニュースで、秋田県と「がれき協定案」の内容が合意に達し
放射性物質の濃度や経費など、諸々の条件に基づき
2万9000トンの瓦礫を引き受けるという内容で締結しようとしている
と報じられていた。参照

でもきっと

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そんなもんじゃ到底片付かないよね。

放射性物質を含んだ瓦礫を、全国で引き受けて
汚染を薄く広く拡散させるのも良策とは思わないけど

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だったら、この瓦礫を一体どうしたらいいのか。。。
そう考えると、ちょっと呆然としてしまうくらいの量なんだよね。

手持ちのガイガーガウンターで計ってみても
別にこの瓦礫から高い線量が出てる訳じゃない。(最高値0.15μSv/h程度)
ベクレルで、現在どれくらいの汚染があるのかは分からないし
(京都で問題になった時は、最大で1480Bqだったみたい。)
ホントの所、どこまで許容するのが“正しい”のかも分からない。
国がいくら基準を示しても、もはやその国自体が一番信用ならないというのが
いかんともしがたい所だよね。。。
私自身も、国がいう“基準”には、相当疑心暗鬼になってる。
そんな中で、1ベクレルたりとも汚染されたくない、と言う人を
ただただ責める気にもなれないんだけど
だからと言って、この量を地産地消的に被災地(被災地県)で処理するのは
相当な長い時間を掛けなければ不可能な気がするし
そうなると、この地には「復興以前の0か、0以下」という状態が続いてしまう。
そんな事になれば、この町の人たちは疲弊して、益々離れて行ってしまう。。。
人がいなくなれば、町はなくなってしまうよ。

ホント言うと。。。

瓦礫は他府県がもっと引き受けた方がいいんじゃないか。。。って思ったりもするんだよね。
もちろん、そこには色んな条件がつくべきだけど。。。
どこまでが本当に許容されるべきなのか、わかんないけど。。。
実際に現場を見てみると、スピード感が大事だって感じる。


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高く積まれたその上に登ってみると

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なんだろう、この景色の良さ。。。


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この時はもう、現実逃避とかじゃなくて(と思う)
大量の瓦礫と高田の美しさのギャップの中に
多難と希望が入り交じった、複雑な思い。。。


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以前の陸前高田を、見てみたかったし
復興したこの町を、見たい と思ったよ。


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瓦礫横の建物は、スポーツ・センターの様な場所だったらしい。


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ほとんど“枠組”くらいしか残ってない。

この建物の中を見ようと近づくと。。。


ゲラゲラ笑い始めた。。。


膝、ね。

突然、膝が笑い始めて。。。

こうなると、自分でも笑うしかない。。。(ーvー;)

なんなんだろ、これって。

避難所の市民体育館で、突然手が震えだした時みたいに
今度は膝が笑いだした。
ブルブル、ガクガクって。。。

あんまり震えが激しすぎて、それ以上近寄れない。。。www

一旦離れて落ち着こうとするんだけど

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近づくと、またガクガク震えるんだよね。
なんか。。。止めたい気もしたけど
私が一体、何に足を震わせてるのか、確かめた方がいい気もして。。。

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思い切って見てみた。

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この苦しみは
私には想像できないんだよね。
想像の出来ない恐怖を
漠然としかとらえられずに、
でも、やっぱり怖いんだよね。

実を言うと、こうして書いていても
指先が浮く様な
心臓を誰かにソッと揺り動かされてる様な
何とも居心地の悪い感じになる。

気を抜くと、また体のどこかが震えだしてきそう。。。

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早くしないと、って思う。
時間は過ぎてて、
風化も始まるけど
その間も生活は続けなきゃいけないし。
生活の成り立たない場所での生活を思い描くのは難しいよね。


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瓦礫の上に巣を作って生活出来るスズメ程
私達も逞しかったら良かったんだけどね。。。


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2012年01月24日

あんこ動いて来たぞ?〜陸前高田

災害時の1次避難場所に指定されていた
陸前高田市民体育館 

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津波が来た時には、ここへ避難する事になっていた。


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周辺には、瓦礫が沢山積まれている。


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これが“避難所”の外。


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中にも、おびただしい量の瓦礫と


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大量の砂。。。


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その奥に見えるのが、体育館。。。


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ここに、沢山の人が“避難”して来た。

津波は

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高さ35mの体育館の天井から40cmまで迫ったという。


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80人程の人が


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避難して来たこの場所。

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助かったのは、幸運にも天井の梁に捕まる事が出来た人等

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わずか3名だったそう。

命からがら生き延びる事が出来たのが、わずか3名。
それが、この“避難所”が守れたもの。
てか。。。守ってないよね、何一つ。
3名は、運と自力で生き延びたんだよね。

35mの天井は
水で満たされる事を想像するには、あまりにも高いよ。

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扉の向こうから、大量の水とか瓦礫とか。。。

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車とか。。。

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流れ込んで来て
一気に天井から40cmの所まで達した事実を


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一体、どんな風に想像したらいいんだろう?


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想像が頭を満たす前に
突然手が震えて来て
目が熱くなったのね。

ハラハラと涙を流して泣いた訳じゃなくて
ただただ、息が出来なくて苦しくなる様な
苦しくて目が潤む様な、そんな感じかな。

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その時に考えてたのは

「そんな事、想像出来る訳ねーじゃん!」

という、自分に対するツッコミ。
悔しかったと。。。感じてたと思う。
とんでもない事を経験した人たちの
恐怖とか、苦しみとか、何一つ想像出来ない。

想像の域を遥かに超えた出来事と

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穏やかな空の間で

現実なのか、空想なのか、

頭の中で行ったり来たりしながら

私のあんこ(頭)が、少しずつ動き出したんだと思う。


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2012年01月23日

現実なのか?〜陸前高田

なんだか良くわからないまま
ほとんど瓦礫も取り除かれ、更地となった陸前高田の町に
ポツポツと、取り残された様に残る 
被災当時の被害の様子を、ほぼそのままに残す建物を回った。


岩手県立高田高校

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一体

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どんな力が加われば

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こんな壊れ方をするんだろう。。。?

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校舎前には、甲子園の出場記念碑が誇らしげに残ってる。


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その校舎の最上階まで


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津波は到達した、と。


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教室の中は、海から運ばれて来たのであろう砂が


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多分、教科書とか、誰かの答案用紙とか
誰かの鞄とか、部活の備品とか
そんなものを飲み込んで。。。

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まだ誰かの靴が納められた下駄箱は
どこにでもある様な高校生活が
間違いなく、そこにあった事を訴えてる。


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14名の生徒が亡くなり
4名の生徒と、1名の教師が行方不明となったという。


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まだ校庭に並べて残された品々は


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きっと誰かのとても大切なモノ達なんだろうな。。。


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出来すぎた様に残された「高田高校 規定集」
“防災計画” “緊急時対応マニュアル”って書いてある。
この規定集の中の、どれだけの事が今回生かされたんだろう。

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高田高校の生徒は、大船渡東高校の校舎で
5月2日から始業したらしい。

なんて言えばいいのかな。。。
こんなにも“人気(ひとけ)”を感じるのに
きっとまだ、現実感を持って見れてなかったんだろうな。
戦場の廃墟の様な景色を
映画や、バトル系のゲームや、ニュースの中の一場面のように捉えてた。
そんな気がするんだよね。

なんとなく、目の奥がクラクラする感覚も
“風邪、あんまり良くなってないな。。。”とか考えてて
実際、あの感覚が風邪によるものだったのか
それ以外の、意識しない感情の感覚だったのか
今でも判断出来ないんだけど、
とにかく“クラクラしたな”って感覚は覚えてる。

この時点で、ここに来る前に想像してた
ーきっと現場を見たら、どーっと涙が出てくるのかもしれないー
とか。。。 
ー言葉も出せずに、ただただ立ち尽くすのかもしれないー
とかいう反応はことごとくハズれ
意外と冷静な自分に
むしろビックリして、ガッカリしたというのが正直な所。。。

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つまり、現実を見ているようで
実は、まだまだ見ていなかったという。。。
今となっては、そういう事になるんだけど。。。 

。。。難しいな。。。
自分でも不確かな気持ちを
出来るだけ正確に伝えたいんだけどね。(^^;) 

まだまだ続きます。

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2012年01月19日

どこなんだ、ここは?〜陸前高田

一関から車を拾って
一路、陸前高田へ。。。

右ハンドル&左側を走るのは、随分久しぶりだったけど
気温(ー2℃くらいだった)の割には雪も積もってなかったし
人も車も少ないし(^^;)
思ったより運転し易かった。

沿岸部に近づくと

いつの間にか荒涼とした景色が広がっていて

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ーーここは、もうみんなさらわれちゃった場所なんだーー

そう分かっても、意外と何も思わない。

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あまりにも、何もない土地に

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家の基礎らしき痕跡が残ってたり

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でも、ここに本当に家があったのかな。。。


車のナビが示す道が、

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突然閉ざされていたり
ナビにない道があったり。。。
(多分、自衛隊が作った道だよね)

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黄昏れて来た空が、あんまりキレイで

ワタシは一体、どこを走っているんだろう。。。と

なんだか不思議な気持ちになったよ。

落ち着いて良く見ると

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電線があって、側溝があって

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建物もあって、確かに生活が。。。あった事が
だんだん理解出来る様になる。


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それでも、どうしても
遠くに見える尾根に目を奪われて

“なんて良い所なんだろう”なんて考えてしまうのね。

レンズを望遠側に向ければ
間違いなく、そこには生活の残骸があるのに

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『あまりの惨状に、自分の目が信じられない』

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そういうんじゃなくて。。。

だって、そんな事、頭に全く浮かばなかったよね。

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やたらと、空の色の事ばっかり考えてたのね。
なんか、口では「うゎ。。。」とか言いながら。。。
ホントは
“キレイな所だな。空の色、スゴいな”
とか、考えてたんだよね。

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アタシ、結構冷たいのか。。。
結局の所、アタシにとって“人ごと”でしかないのか。。。

そんな事も、チラホラ考えたよ。

いくらなんでも、そんな酷い奴じゃないだろう?!

。。。とも思ったけど。。。

正直に
“感情が浮かばなかった”
としか言いようがないんだよね。

それからずっと後だよ。

東京に帰って来て
写真を整理して
どういう風にブログに書こうかな。。。って

色々とその時の自分を想像して
反芻しているうちに分かったよ。

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なるほど。。。

あれは、現実逃避、って奴だったんだ。


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