< りすりす通信モスクワ支局:2012年09月
2012年09月
2012年09月30日

ところで水漏れ。

モスクワに戻ったら、報告しようと思ってたんだけど
すっかり機を逸してしまいました。

ブログを放置した理由を書くと、またその記事だけで長くなっちゃうので
その辺は端折ります。

が。。。風邪がめっちゃ流行ってるみたいですね、モスクワ。
私も1週間程熱が下がらず、すっかり体力消耗しました。
しかもその後、ネット繋がらなくなって携帯の3Gをチマチマ使ってたら
とんでもなく散財しました。。。orz
データ通信、やっぱり結構高いのね。。。(T_T)

こんな事がブログ放置に繋がったザックリした理由です。。。

まぁ、とにかく風邪は、まだまだ流行ってる模様。
私もまだ引きずってるし、周囲もマンベンなく風邪。
在モスの皆様、もうすぐ暖房が付きます(ハズ)ですっ!
もう少しだけ、耐え凌ぎましょう。。。( ̄ー ̄;)

で、報告しようと思っていた事。

もう時間経っちゃったし
みなさん、すっかり忘れてるんじゃないかと思って
このままフェードアウトさせようと思ってたんだけど。。。

まぁ、会う人、会う人。。。聞かれる、聞かれる。。。w


「水漏れどうなった?!」


ご心配(?)頂きまして。。。
誠にありがとうございます。m(__;)m

ちなみに、こちらが前回までのお話。


ご報告申し上げます。


結論から言うと、水漏れは(今の所)完璧に直りました。

大家の息子と上の住人との話が終わった所で
私はまたまたVISA収得の為に日本に帰国していた訳ですが
その間に修理はめでたく終了し、今現在、我が家の室内に雨の降る場所なし。
部屋の中のバケツや新聞紙はもはやありません。

部屋の中に雨が降らないって、なんて素晴らしい事でしょう!
こんなに幸せでいいのかしらん♪.。゚+.(・∀・)゚+.゚


。。。


モスクワに住んで良かったと思えるのは
“小さな当たり前”に“大きな幸せ”を感じられる様になった事でぃっす。( ̄▽ ̄;)

その幸福感たるや
水漏れの水源が上階の“お化粧室”の「◯デ」であった事も
※欧州のトイレには割とデフォルトで付いてる、女性が使う、アレ、です。。。
記憶の彼方に埋もれてしまう程でぃっす。(T∀T)←(しかし若干傷は癒えていない。。。)


ところで、我が家にはもう一カ所
“降る筈の無い場所”がから水が降って来る場所があったの、覚えてらっしゃるだろうか。。。
「室内」と括るには少々微妙なのだが屋外とは言い難い。

それは、屋根と窓の付いているベランダ。
サンルーフと呼べば聞こえはいいけど、実際はそんなシャレオツなモンじゃないよ。^^;

そのベランダの屋根の作りが、まぁ見るからに安っぽいのだが。。。
気が付いたのは、この部屋に引っ越して来て最初の春の昨年。
屋根に積もった雪が溶け出して、その雪解け水が天井から垂れて来ていた。
もちろん、その時も大家に相談したのだが、解決方法はベランダのリノベーション。
外に足場を掛けて(我が家は10階)屋根を総取っ替えするという大作業。
そんな事をこの国で始めたら、どんな事になるか、一体どれくらい時間がかかるか。。。
「屋根の上か内側からちょっとパテとか塗って、サクッと直す方法ないの?」
と、さんざん粘って聞いたが、答えは「ノー」。

生活してる中でリノベだなんて、想像しただけでも憂鬱だったので
結局バルコニーにはバケツを常設する事に。。。
それから1年半、雨が降る度、雪が溶ける度に
バケツの位置を確認し、場合によっては新聞紙を敷き詰める。。。
そんな“お気楽”で“優雅”な高級アパート@モスクワを楽しんでいた。
(T_T).。oO(もう何とでも言ってくれ。。。)

詳細はコチラ

ところが。。。
今月のある日、大家からSMSが送られて来た。

「りり、バルコニーの屋根、外側から修理したわよ!
ちゃんと直ったかどうか、雨降った時に確認しておいてね♪」

。。。え。。。(ーー;)。。。?

確かに、その直前の週末、ベランダの上の方から不穏なロープが垂れていた。。。

「あれは一体なんだろう。。。?」

38℃超えの熱の中、正直、ベランダから垂れたロープなんて
一瞬で気にならなくなる程どうでも良かった。

そしてその翌日に送られた来た、大家からのSMS。
まだ37℃後半の中で受け取ったそのメッセージが、コレ。
一瞬「嗚呼、良かった。ありがとう、大家。(´∀`*)」
。。。とか思ったんだけど。。。


えええええっ???((((;゚Д゚))))


直った。。。って。。。?
そんなアッサリ。。。??
“外から修理”って。。。
1年以上前に、何回も聞いたよね?「外から部分的に直せないの?」って。。。

何度もやりあった、あの時のワタシの時間と量力は
一体なんだったんだろう。。。(ーー;)

その直後です。
熱がまた上昇したのは。。。

いや、しかしアレです。。。
何事も思った通りにいかないのが「ザ・モスクワ生活」
時間が掛かったにせよ(1年半な(ーー))
望んだ結果をもたらしてくれる大家っちゅーんは貴重な存在だよね。。。

ありがとう、大家!
屋根のある部屋の天井から、水が落ちて来ない生活出来るなんて
ワタシは幸せです!!
ビバ、モスクワ生活!!!

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


。。。OTZ


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2012年09月14日

ガニエール、お前もか?!

最初にガニエール本人が来店した時から、何度か行ってる

Les Menus par Pierre Gagnaire

全部ランチで行ってるので、夜の方はわからない。
けど。。。

残念ながら、料理の手抜き化が進んでいる様に思える。

最初に行った時は、ガニエール来日記念の(たぶん)特別メニューだったので
ことさら良かったのかも知れない。

でも、それから2ヶ月後に行った時の普通のランチメニューも
特別メニューからすれば、少々落ちるものの、それなりに良かった。

さらに数ヶ月後の今年春に行った時
実は「あれ。。?」と思っていた。
何だか少し、料理の質が落ちた気がしたのだ。
その時は、まぁ、今日だけかな。。。とも思ったりしたんだけど。。。

今回、その疑惑が確信に変わりました。( ̄ー ̄;)


一番分かり安いのが、アミューズ。

ランチには必ず最初にアミューズ(突き出しの様なモン)が出てくるのだが。。。

まず、これが最初に行った時。

0914_1

特別メニューだから、特に凝った作りになってたのかもしれないけど
その次に行った時も、真ん中のコーンみたいのがないだけど
ほとんど遜色なかった。

それが、これ。

0914_2


その次に行った時がこれ。

0914_10

前回までの様に、クッキーやタルトの上の細かい細工は一切無く
味違いのボール型アミューズにシャレオツなグリッシーニがちょっとデコってある。

そして、今回はこれ。

0914_3

シャレオツ・グリッシーニ2種類。
ここには写ってないけど、
前回のボール型のアミューズ(中身はただのヤギチーズ)が1種類。
レモングラスとジンジャーのクッキーと称する
レモングラスクッキーのガリ(お寿司のガリね)乗せ。
そして、黒パン。。。
そして、近所のスーパーで売ってる様なトマト。。。(ーー;)

手抜きだろ。。。

コースの料理は。。。美味しかった。
美味しかったけど、「普通に」美味しかった。。。
以前の様な、ガニエールならではの凝ったデコレーションはなく
ガニエールならではの、驚きの素材のコンビネーションもなかった。


0914_5

私が選んだシーフードの前菜は
ごろごろと海老やらお魚やらが入ってて、ソースが濃厚で美味しい。
美味しいけど、どっかで食べた味。。。

フランスの定番料理、スープドポワソン(魚介スープ)だった。。。


こちらはもう一つの前菜。

0914_4

ラタトゥユって書いてあったかなぁ。。。
まぁ、周りのドットが多少はデコった雰囲気はあるが
割と何処の店でもやる手法。。。


メインは

0914_6

ニョッキと子牛肉と


私が選んだのは

0914_7

白身魚のソテー。

美味しいよ。。。
美味しいけど。。。

至って普通に美味しい。。。(ーー;)

ここに来なければ味わえない
ミシュラン3つ星ガニエールだからこその楽しみ
だからランチに1500Rub(2品)/1700Rub(3品)出しても
コスパがいいっ!オススメっ!!って思ってたのに。。。

雰囲気やサービスは変わらないから、
それを求めて行くならいいかもしれないけど
ガニエールらしさのなくなった、ガニエールって

どうなの?

モスクワのレストランって、ホントに劣化が早い。
一回行って良かったからと言って
二回目も良いとは限らない。
前に書いたこの店しかり。。。
最近味が復活したという噂で、友達が食べて来たが
残念ながら、残念な味のままだったという報告を受けています。。。(ーー;)


しかし、ガニエールまでもが。。。とは。。。
なんとも残念でならない。

ちなみに、この日一番美味しかったのはデザートだったそう。

0914_8

フランスの定番、りんごケーキのタルト・タタン。
私はデザートは取らなかったけど、ちょこっと味見させてもらった。
確かに美味しかったけど。。。
けどね。。。

けど、やっぱり言わざるを得ない。


ガニエール、お前もか?!(((( ;゚д゚)))


==========

Les Menus par Pierre Gagnaire
Lotte Hotel 2F
8 bld.2, Novinskiy Blvd
Metro: スモーレンスカヤ

ガニエール・レポート:1回目2回目

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2012年09月08日

帰りまんた。( ̄▽ ̄;)

一ヶ月間の一時帰国から、木曜日の夜にモスクワに帰りまんた。

溶けそうに暑い日本から(もっとも出国日の木曜日は涼しかったらしいが。。。)
秋の装いのモスクワへ。

。。。てか。。。

(午後12時半)の気温13℃。

東京生まれの東京育ちの私としては「冬」と言っても過言ではない。

気密性の高いモスクワのアパートの中も
夜には結構冷え込む。

そして、暖房はない。

当地に於いて、ほとんどの場合、暖房はセントラル・ヒーティングを意味し
そのセントラル・ヒーティングとやらは、
ある程度平均気温が低い日が連続しないと
供給されない(暖房がつかない)システムになっている。

「今晩はちょっと冷えるわねぃ。暖房でも。。。」

という場合に、すぐに使える訳じゃぁないんだねぃ。。。

さぶっ。。。

早速の頭痛と喉痛を発症しています。。。(ーー;)


そんな早速弱った私の体を癒してくれるのは
日本から密輸入した、トマトやら大根やらネギやらモモやらナシやら。。。

しかし、半分はサラダで食べようと思って買って来た水菜を洗っている時。。。

なんじゃこりゃっ?!カビ臭いぞっ??


そして、ナスを洗っている時も。。。

なんじゃこりゃっ?!カビくせーぞっ??


その後、何をとってもカビ臭い。。。
一体どうしたというのだニッポンの野菜っ!!!



。。。


カビ臭いのは我が家の水道水@キッチンでした。。。orz



だ。。。大丈夫。。。
我が家の水がことさら悪質になった訳でわねぃ。。。
一ヶ月のニッポン暮らしで
すっかり嗅覚が日本仕様(敢えて遠回し(ーvー;))になってしまっただけだ。
1週間もすれば、それも気にならなくなろう。。。


さぁ、早く寝てしまおう。
寝れば一日は音もなく過ぎ、何度かその作業を繰り返すうちに

カビ臭い水道水@キッチンの事など、気にならなくなろう。。。( ̄ー ̄;)

。。。と、歯を磨き、口をゆすいだその時。。。

な。。。なんだ?!このメタル臭はっ?!

この。。。そこはかとなく口中を漂う鉄の味は。。。
よもや、歯茎から血が出ているのでわっ?!((((;゚Д゚)))



。。。



メタル臭は我が家の水道水@お風呂場でした。。。OTZ


。。。な。。。なぁに。。。大丈夫。。。

これだって、ことさらに水質が悪化した訳ではない。
浄水器のフィルターだって換えたばっかりだし
むしろ今の水質は比較的良いはず。。。
それがこんなに臭く感じるのは
私の味覚が、
一ヶ月間の日本生活という生温い環境で、すっかり軟弱になってしまっただけだ。。。

これだって数日中には何も感じなくなるハズ。

そうさ。。。

それが

ザ・モスクワの日常さっ

( ゚∀
;)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


ただいま。。。みんな、またヨロピクね。。。(;v;)


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2012年09月03日

8月の高田(3)

地元で活動しているジャーナリストの方からこんな話を聞いた。

「被災した建物を本当に全部取り壊していいのか?」

陸前高田市長の戸羽さんは「見たくない」という遺族の方々の気持ちを鑑みて
全建物の解体を決定している。
戸羽さんも、奥様を津波で亡くされてる。
もしかしたら、戸羽さんご自身が「見たくない」という気持ちも強いのかもしれない。
前回の訪問時に知り合いになった仮設住宅にお住まいで娘さんを亡くされたTさんも
「見たくない」と目を潤ませた。
もちろん、そういう気持ちは尊重されるべきだよね。

私は、というと
被災建物を取り壊して、文字通り何も無くなった陸前高田の町を想像して
少し疑問を持ちながらも“仕方ないのかな。。。”と思っていた。
何となく、モヤモヤしてて、でも、その事はあまり深く考えない様にしていた。
自分では結論なんて出そうにないから。

「ろくな議論も行われずに解体が決まってしまったのが問題」とも言っていた。

確かに。。。ご遺族の方々の中にも
残して欲しい、と思っている方が皆無とは言い切れないよね。
対立する意見があるのは、ごく普通の事。

残すか残さないか、感情的な部分だけで考えたら
たぶん「残さない」という結論になって自然なんだと思う。
誤解を恐れずに言えば、
多くのご遺族の方達は“被災した建物を残す事の意味”を考えられる程
心に余裕のある状態になっていないんじゃないか、とも思う。

つまり
被災建物を残す事で、後生に津波の恐ろしさを視覚的に伝える意義
ある種の“観光”として、被災建物がこの地に人を呼び込む可能性。。。
それは、陸前高田の使命と復興を両立させるものかもしれない。

例えば、今、広島に原爆ドームがなければ
広島を訪れる事の意味は、どれだけ削られてしまうだろう。。。と考える。


先日の記事でも書いた通り、陸前高田の復興のシンボル
「奇跡の一本松」が1億5000万円を掛けて、
その姿をとどめようとしている。

確かに今の一本松は、
ある程度の人を陸前高田に呼び込んでいる。
けど、その人達が見に来ているのは、今の一本松。
津波に堪えて、踏ん張って残った、ど根性の松。
その松の実際は、陸前高田を全国に紹介するのに多いに役立ち
一本松を通してマスコミに取り上げてもらったり、商品の販売促進等に利用する事で
陸前高田に視線を集める大役をこなし、
そしてその成果は、被災地の名前を挙げようとした時、
多くの人が「陸前高田」を思い浮かべざるを得ない程になった。
もちろん、事実として、この土地の被災が大きかった事が
何よりも大きく人々の心に残っているのは間違いないけど。

しかし、その一本松も塩害には勝てず
今は死に絶えた体が倒れるのを待っているに過ぎない。

ホント言うと私は、
一本松も、このまま安らかに眠らせてあげてもいいんじゃないか、と思ってる。
「おつかれさま」
と、言ってあげたいところ。。。

だって、今の一本松と、復元された一本松が
同じ一本松って思えないんだよね。。。
そして、その復元された一本松を見に、人はこの地を訪れるのだろうか。。。?
一度その一本松を見に来た人が、再び見に来ようと思うのだろうか。。。?
そんな風に思ってしまう。
それならば、今の松の一部分を無理矢理使って復元させるよりも
潔く、何分の一かの小さなモデルを作って、
励ましてくれた一本松への感謝と、
シンボルとしての一本松の存続としてもいいんじゃないかな、って。

募金で賄われる保存費用も、まだまだ集まっていないようだけど
作業自体は来月から行われる事も、先日の記事で紹介した。
作業が行われると言う事は、当然費用がかかってくる訳で
その費用は、当面、市の予算が立て替えると言う事だ。
7月の時点で350万円しか集まってないみたいだし
費用が集まるまで、一体どれくらいの時間がかかるのか。。。
もし集まらなかったらどのように補填されるのか。。。
その辺りも気になる所。
詳細ご存知の方、いらっしゃったら教えて下さい。


だからと言って、一方の「被災建物を残す」と一口に言っても
その建物が建っているのは、土地のかさ上げが予定されている場所だったりする訳で
色々な問題もあるのだとは思う。
それでも、もし本当にたいした議論もされずに
これから粛々と、ただただ解体されていくのだとしたら
それはそれで、後悔するんじゃないかな、とも。。。

知らなかったんだけど、中央公民館の壁に、津波で母親を亡くされた方が
天国の母親に向けてメッセージを書いているのが話題になったそうだ。
掲載記事
メッセージには「とりこわされても、絶対にこの場所の事忘れないからね!」とある。
この公民館も、当然取り壊しの対象なのだが、
嘆願書により、該当部分の壁の保存が決まったと言う。
署名した1723人が市在外者が中心だった事の意味を考えてしまう。
掲載記事

しかし一方で、メッセージを書いたご本人は
壁だけ残して津波の恐ろしさが伝わるのか?と疑問を呈している。
同じ思いを抱いている被災者の方も居る筈だよね。
それなのに、外部からの意見の方が目立つと言う事は
もしかしたら、内部ではそんな風に言いにくい空気でもあるのかな。。。


戸羽市長は「被災地を見に来て下さい」と言う。

けど、建物がなくなった陸前高田を、どれだけの人が見に来るだろう?
見に来たとして、どれだけの情報を、その人達に伝える事が出来るだろう?

8月の陸前高田の被災エリアは、全体が草花に覆われていて
それだけでも、何だか少し復興しているんじゃないか、と思わせる。
実際は、ただ色がついて鮮やかになっただけで、その下は瓦礫だったり
家の基礎だったりする、荒涼とした被災跡の風景である事に変わりはないのに。

やはり市在外者のある学者の方が仰ったそうだ。
「被災建物は、陸前高田の財産だ。」と。

そうだよね、って思える。
私なら、一本松のレプリカより、本物の被災した建物を見に行きたいと思う。
それは、一本松を見た時の感動よりも
被災地域の荒涼とした風景を見た時に、
矢の雨の様に情報が体に刺さって来た、あの痛みの方が貴重だと思えるから。

これもまた、部外者だから言えるのかな。

地元の人が望む陸前高田の形を守るのは大切な事。
けどそこに、愛のある外部の人の意見が入るのは
決して悪いことじゃないよね。

。。。って、思いたい。
陸前高田を愛する外部の人として。。。


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2012年09月01日

8月の高田(2)

「陸前高田」と聞いて「奇跡の一本松」の事を思い浮かべる人も多いだろう。
津波によって壊滅させられた高田松原で、ただ一本、絶え残った松の木。
しかし、たっぷり浴びた海水が土壌にしみ込み
すぐに存続が難しい状態になり、地元内外でさまざまな保存活動がなされていた。
せめて“子孫”を残そうと、その松ぼっくりから種を採り
発芽させる事にも成功している。

確かに、一本だけ残った松は“奇跡的”だし“感動的”。
けど、その状態を守るために投入される人材と資金は決して少なくなく
当初(高田を訪れる前)、私は一本松の扱いには懐疑的だった。

けど、実際に高田に行ってみると
一本松は様々な所でシンボルとして活躍し、この土地のPRに役立っていた。

写真 1
高田の商品にこんなステッカー付けて販売してる。

写真 2
ちなみにこれは、ポン酢醤油。美味しいよ♪ ^^

地元の方が、どれだけこの松を残す事に重要性を感じているのか
直接うかがう機会は未だにないのだが、
少なくとも、一本松は陸前高田の名前を全国に知らしめ
私達は一本松をみると陸前高田を思い浮かべる様になった。
一本松は、大切な存在で、守る価値があったんだ、と思った。

その一本松への道は

0830_01

いつのまにか、こんな風に整備されていて、近くには駐車場もあった。

0830_02

地震発生時の注意喚起の看板もあり
“また起きる事かもしれないんだよ”、“二度と起きない事じゃないよ”

「アナタの町でも起こるかもしれないんだよ。」

「だから気をつけてね」

と、言われている様な気がした。


0830_03

夏休みのせいか、沢山の観光客が一本松を見に来ていた。


0830_04

前に見に来たときは赤く変色していた松葉の部分が、

0830_05
このお家、まだ誰か住んでるんかな??^^;

今は黒くなっている。

0830_06

首元まで巻かれた包帯が、なんだか痛々しく感じたよ。。。

0830_07

このままの自立は難しい一本松。
来月12日には幹が5本以上に切断され、中に防腐剤等を仕込まれる。
枝の保存は難しい為、全てがレプリカで再現されるという。
完成予定は来年の3月11日。
この場所に建て戻されるということだ。
ただ、その一本松が、この一本松と同じ一本松なのか。。。
私には良くわからない。

その為の費用1.5億円は、全て募金によりまかなわれると言う。

一本松周辺は

0830_08

沈下したままの地盤の上に草が生い茂り、新しい景色を作っていた。

0830_11

まるで湿地帯に茂る草原みたいな風景

0830_12

植物は逞しいね。

一方、海側は。。。

0830_09

初めて来た今年の冬から、何も変わってないみたい。

0830_10

海に飲み込まれた堤防もそのまま。

時間が流れてるのか、流れてないのか、わからなくなるよ。

(つづく)

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