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2013年06月
2013年06月25日

Trattoria Venezia

いつのまにか無くなっちゃってる店も多いけど
同じくらいの数で、新しい店が増えてる気がする。

ここも出来たばかり。

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Torattoria Venezia

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作ってる途中から、なんだか良い雰囲気だなぁ〜と思ってたんだ。

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シャレオツではあるが、決して豪華ではない
センスの良いカジュアルなインテリアは好感が持てる。

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タコのホットサラダは、
火の通った野菜と生野菜の中にグリルしたタコがボコっと入った
食べ応えのある一品。


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エビとアボカドのサラダにはバナナが入ってて
絶妙なフルティーな甘さが、マヨネーズソースをサッパリさせる。


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石釜で焼いたピザは薄い生地がパリッと香ばしい。


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エビのフィットチーネは、フレッシュトマトのソースがサッパリ。
麺の固さも悪くない。


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子牛のスカロッピーネは、柔らかい薄切り肉にクリームもチーズもたっぷり。
付け合わせのジャガイモも美味しい。

だいたい200〜500Rubぐらいのレンジで、
全体的にボリュームもあるので、かなりリーズナブル。

そしてここ、なんと言ってもワインが激安!
ハウスワインはグラスで100Rub。
ボトルで頼んでも、シチリア産が800Rubから。

この日はこの他にハウスワイン500mlとグラスワインを1杯。
ミネラルウォーターの小さいのを一本頼んで2470Rub!

この店、かなりオススメ。
りすりす認定〜♪( ̄▽ ̄)

==========

Torattoria Venezia


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4-я Тверская - Ямская улица , дом 2/11 , строение 1
8-(499)-250-28-88
※市内にいくつかあるみたいだけど、今回の店はマヤコフスカヤ店。
Metro: マヤコフスカヤ


より大きな地図で モスクワ・レストラン情報 を表示

サイトはロシア語だけだけど、英語メニューもあるよ♪


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2013年06月22日

ロシアの孤児院へ。その2

モスクワから北へ100km余りの郊外にある孤児院にお邪魔したレポート続きです。

さて、そもそも何故この場所へ来れたかと言うと
3月のチャリティーイベントの時に一緒に活動した仲間で
音楽家で画家でもあるマキ奈緒美さんが、以前こちらでコンサートを開いた時
この場所の素晴らしさに酷く感動したのだそう。
そこで、今回、またこちらでコンサートを行なう機会を得て
「みなさんにも、ぜひ見て欲しい」と声をかけて下さり
あのイベントの時のメンバーを
Golden Discovering Team!(奈緒美さん命名w)として見学させてもらいに行ったのだ。

余りにも沢山の展示品がある為、見学の時間を多めに取ってのスケジュールだったのだが
思った以上に時間が掛かり(まぁ我々がはしゃぎ過ぎて時間食ったのだが。。。(ーvー;))
コンサートは大幅に時間を押して開始。

会場は校舎の中。

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いい感じの大きな木が、校舎を守る様に佇んでいる。

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何やら良い音楽が聞こえて来ると思ったら
低学年くらいの男の子がアコーディオンの演奏で迎えてくれているようだった。

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学校へも上がっていないちびっ子から大人まで、一杯に集まっている。

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前回のレポートの通り、ここには軍学校もあるため
そちらに通っていると思われる男の子も沢山。

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もちろん女の子も居る。
後ろから見てるだけでも、みんな仲がいいんだなぁ、と良くわかる。
年長の子が年少の子の面倒を良く見てて、とても微笑ましい。

ロシアのとある孤児院で、年長の子が年少の子をベルトで叩く姿を
楽しそうにビデオ撮影している姿がニュースに流れたのが記憶に新しかっただけに
この姿に心底ホッとしたし、
環境が子供に及ぼす影響の大きさを考えずにはいられなかった。

参照:Orphans brutal beating clip goes viral, outrages Russia-RT

きっとここではそんな事はありえないんだろうな。。。

コンサートは奈緒美さんの歌と演奏の他、この前のイベントでも行なった
書家でマブダチのカオちゃんとのコラボレーションも披露された。

子供達に2つの言葉を提案してもらい、それを表す漢字をカオちゃんが書き
奈緒美さんが即興でピアノを弾くというパフォーマンスでは
いきなり“Beauty(美)”、“ Joy(喜び)”なんて言葉が飛び出したり

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発言したのはこの女の子。

“Confidence(自信)”と“Life(人生/命)”なんて言葉が出て来て
どんな子が提案したのかと思えば

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この小さな男の子。
いやぁ〜、この場でこんな言葉が出てくるなんて驚きだ。
しかも、こんなに小さな子から!!

後で聞いた所によると、この子は
ロシアの有名な冒険家のフィヨドル・コニュホフさんのご子息なのだそう。
もちろん育児放棄などではなく、こちらに預けているだけ。
コニュホフ氏はこの孤児院に賛同し、自身の冒険の記念品等
記録の一部もこの場所に提供している。
その展示がされているフョードルの部屋を
先日紹介した博物館の建物の中にあるのを見学していた。

参考:フォードル・コニュホフ 旅は終わらない。VOR


このように、孤児ではないけれど
ここを維持管理するピーター神父の倫理、志に賛同する人達も入所している。

いやそれにしても、この少年、流石は冒険家の息子と言わざるを得ないw

他にも、やはりイベントで行なわれた「いろはにほへと」という
奈緒美さんが作曲した曲をみんなで合唱したり
みんな本当に楽しんでるようだったし、その一体感にとても暖かい気持ちになった。

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会場を出て行く子供達を後ろの席で見送っていると
みんな口々に「ありがとう」「さよなら」と笑顔で声をかけてくれた。

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中には日本語で話しかけてくる子も!

カワエエ〜。。。(´∀`*)ポッ

会場から子供達の姿がなくなると
今度は、アコーディオンやらバラライカやらを持った子供達が
ワラワラと入って来た。

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なんと、コンサートのお礼だと言って、演奏を披露してくれたのだ。

うわぁ。。。私、な〜んにもやってないし。。。
むしろ色々見せてもらって、お昼も食べされてもらって
こんなステキな演奏も聴かせてもらって。。。
スッカリ得しちゃいました。^^;

会場を出ると、奈緒美ねぃさんがサイン責めにwww

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みんな嬉しそう♪ よっぽど楽しかったんだろうね。

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だって私も楽しかったもの。^^

一段落つくとピーター神父が教室を見せてくれる、と案内してくれた

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一つ一つ趣向の違う教室がいいよね。
神父が教室に入ると、子供達は起立して挨拶をしていた。

そして、ここが“もう一つの図書室”。

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机もパソコンも備えてある。

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ここには4万冊以上はあるとのことだが
倉庫にも沢山の書籍が眠っていて、正確には何冊あるのかわからないんだそうだ。。。
既に別棟で見学させてもらった方の図書室と合わせると
わかっているだけでも42万点以上。すげーー。。。(; ゚∀゚)

そして。。。

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スゴい数の剥製!

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大型の動物、小型の動物、動物園で良く見かけるの、珍しいの。。。
とにかく世界中の動物を、ここでは一度に見る事が出来る。
をいをいワシントン条約とか大丈夫なのか?!という声も聞こえて来ましたが
敢えてムシですよ。。。( ̄▽ ̄;)

。。。あ。。。

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ひぃぃぃ〜〜〜〜っ!!((((;゚Д゚)))

これでも随分端折ったんだけど、本当に盛りだくさんで
もはや何が何だか分からないけど、とにかくスゴいってのは充分わかった。(;゚∀゚)=3ハァハァ

最後には、また子供達からのお礼という事で

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こんなカワイイ手作りの粘土細工(?)を私達一人一人にくれた。

結局帰りの予定時間を3時間近く超えての訪問となったが
本当に盛りだくさんで、あっという間だった。
それにしても、この場所が、一体どうやってあれ程のコレクションを集めたのか
いくら聞いても全く以て理解出来なかった。
「どうやってこんな物を手に入れたんですか?」
「ピーター神父のお友達が。。。」
「これほど沢山の数をどうやって。。。?」
「ピーター神父のお知り合いに○○がいて。。。」

ピーター神父は一体何者なんだ?!((((;゚Д゚)))

しかし、少なくとも見る限り、
穏やかで優しそうな立ち居振る舞いからは、胡散臭さは感じない。
何よりも、子供達が元気で楽しそうにしている姿は
なまじアル中の親元で育つくらいなら、
孤児としてここで暮らした方がよっぽど幸せじゃないかと思わせる。

発展著しいロシアではあるが、一方でいまだに
この国では命の価値が低く評価されてるのではないかと思う事がある。
それは例えば、「この国で病気になりたくないよね」「怪我したくないよね」
という切実な祈りに回収されるような事柄なのだが。。。
そのロシアで、こんなに美しい場所で、多くは“不幸”と形容される孤児達が
こんなに丁寧に扱われ、十分な教育を受け
新旧さまざまな文化芸術とロシアの自然に触れながら育つ事が出来るのは
まさに奇跡のようにも映る。

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ところで、先ほどのコンサートの時に、奈緒美さんが子供達に向けた言葉がある。

「みなさんが、世界を変えるんです!(Change the world!)」

その言葉を受けた子供達は、目をキラキラさせながら
「ダー!(そうだ!)」「Change the world!」
と、あちこちから声が上げられ、空気が熱くなった。

ここで育った子供達が、ロシアを、世界を変える日が
いつか本当に来るのだろうと、思わずにはいられなかった。

こんな貴重な社会見学をさせてくれた奈緒美さんと、
暖かく迎えてくれたピーター神父と院の皆さんに、心から感謝します。

そして、こんな素晴らしい時間をGolden Discovering Team のメンバーで共有出来た事を、
心から幸運だと思います。


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2013年06月20日

ロシアの孤児院へ 。その1

それは、モスクワから100Km余り北に位置する「夢」が沢山詰まった場所だった。

始まりは1824年に建てられた、一つのロシア正教の教会から。

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ソ連時代、ご存知の様にこの国では全ての宗教が弾圧された。
それは、国教であったロシア正教に対しても例外ではなく
多くの宗教家が迫害され、多くの教会が破壊された。
この教会も、その中の一つ。

ソ連崩壊後の1990年代初頭、アレクシス・ヴァシレンコ神父は
この教会を建て直す事から始めた。
中には94年から一人の女性によって描き続けられているイコンが
側壁から天井高くまで所狭しと飾られ、その作業はまだ続いている。

以降、この周辺の広大な土地に、コツコツと様々な建物が建てられ
敷地内に学校や、文化/スポーツ関連施設、畑や農場
軍学校までもが作られ、完全な自給自足で生活が営まれている。
現在ここを引き継ぎ、維持と発展に努めているピーター神父と志しを共にする
1〜11年生の子供達190人あまり、
スタッフや家族を含む大人が約150人、内、教師約70人、
全体で350人余りが共同生活を送っている。

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セント・アレクシス・スクール&オーファネージ

ロシアでは今、孤児の数は70万とも100万とも言われている。
アル中、ヤク中、貧困等、孤児を生み出す根源の問題もさることながら
孤児院の劣悪な環境も大きな問題となっている。

そんなロシアの中でも一線を画す。。。という言葉では足りない、
あまりにも世界が違い過ぎる孤児院が、ここ。

まずは、ここに何があるのか、を見てもらいたい。

最初に案内された部屋には、様々な国からの贈り物が展示されていた。

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アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、
ありとあらゆる国のプロフィールとも言うべき品々が
足下から天井までぎっしりと並べられている。
その一つ一つを見てみると、珍しいものばかりで自然にウキウキとしてしまう。

次に案内されたのは、図書室。

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吹き抜けの2フロアーで、大きな窓から沢山の光がさし
とても心地良さそうな空間だ。

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ここにも世界各地の書籍はもちろん、16世紀に書かれた大変貴重な本など
およそ35万点の書籍が置かれている。
しかも、後で案内されるのだが、図書室はここだけではない。
別の建物の中にもあって、そこには実に40万点以上の書籍が並んでいる。

こちらは絵画の間。

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小さな部屋ではあるが、
なんとロシアの森を描くので有名なシーシキンの絵がいくつも展示されている。
シーシキンと言われて「ピン」と来なくても、
ロシアに住んでる人なら一度は見た事のある、クマのパッケージのチョコが
確かシーシキンの絵の一部(だったはず。。。)と言えば
いかにロシアで愛されている画家かという事がわかるはずだ。

まだまだ序の口なのだが、既に口から出て来るのは感嘆詞ばかり。。。
わー!おー!!すご〜い!!!
部屋から部屋へ移動する間の廊下にも、興味深い展示物で埋め尽くされており

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例えばこれは、世界各地の地層。
感動を表す語彙力の少なさに落ち込むヒマもない程
次から次へと驚きの渦に巻き込まれて行く。

中でも圧巻はココ。

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昆虫標本の部屋。

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モルフォ蝶やヘラクレスオオカブト等のメジャーな物から
名前も分からないような珍しいものまで7千点。
この部屋に興奮しない男子はいないんじゃないかな?w
これも、他の部屋を見せてもらって行くうちに分かるんだけど
昆虫標本はココだけじゃなかった。
なので、一体本当は何点あるのか分からないけど、
ロシアでも5本の指に入る程のコレクションなのだそう。

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ガラッと趣向が変わって、こちらの青銅(左)はなんと紀元前8世紀の物。
2000年前のガラス食器も(右)。

こちらは化石コレクション。

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三葉虫やアンモナイトはもちろん
14世紀までマダガスカルにいたというエピオルニスの卵やら
マンモスやらなんとかザウルスやら。。。

メモリーの容量の小さい私は、既にキャパオーバー。。。(ーー;)

文学の部屋には、英国式やロココ式の様々なスタイルの書斎が展示されており

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机の上にはゴーゴリの先生が書いた(手書き)19世紀の書籍が
さりげなく置いてある。

東洋の間には、古伊万里や薩摩焼(写真左)

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明(中国)の焼き物(写真右)に、

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なんと歌麿の浮世絵まで!((((;゚Д゚))))

古書の間(←勝手に命名(ーー;))には

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19世紀に書かれたコーラン(上右)や
世界に40冊しかないという、セルビア版の新約聖書の初版(下2枚)。
これは16世紀のもの。
もちろん両方とも手書き。

えーっと、ここがどこかってのを忘れてる人がいると思うので念のため。

ここは孤児院です。^^;

窓の外には

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子供達が遊ぶ、のどかな田舎の風景があり
部屋から出ると、廊下には授業の時間割が貼ってあったり(右)。。。

こうも膨大なコレクションを見てばかり居ると
大英博物館とかスミソニアン博物館とかを見ているのかと錯覚しちゃうけど

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実はこんな簡素な建物の中。

しかし、ここだけではない。
他にも別棟でロシアの民族博物館みたいな所もあって

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機織り器や糸を紡ぐ様子
また、寒いロシアで暖を効率よく取るシステムの暖炉が再現されている。

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この暖炉に火を焼べると、その奥に繋がっている台の上が暖かいベッドになり
その下側面には穴が空いていて、そこに靴を入れて乾かす事が出来る仕組み。

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広大なロシアでは民族衣装も土地によって様々(左)
細かくて奇麗な窓枠も、地域毎に特色があって
これを見ればどこの地域かが分かると言う(右)。

ちなみにこの建物は

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こんな感じ。すぐ横は畑になっている。
この場所では自給自足が実現されているというのは、既にお伝えした通り。
他にもニンジンやジャガイモやキノコ畑がある。
そして当然

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豚、牛、

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羊、ヤギ。。。

これらの物が

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食卓ではこんな風に変わる。
野菜は味が濃くて美味しかったし、チーズやサワークリームも濃厚で美味しいかった。

他にも、クジャク、キツネ、鷹

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鹿。

そして。。。

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クマっ!!!

ゆくゆくは敷地内に動物園も作る予定なんだそうな。。。

もう一度言います。

ここは孤児院です。

モスクワから100km余り北へ登った、

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ロシアの原風景の残る場所に作られた
ロシア正教の教えの元にシンプルな共同生活を送る人達の場所です。


続くよ♪


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2013年06月13日

エルブジかよっ?!КАФЕ КАК ЕСТЬ

いつの間にかこんなレストランが出来てた。

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交通標識が店の入り口前に堂々と立ってて、外観のアングル良い感じが難しいんだけど
手前の開け放たれた窓の向こうは、こんな感じ。

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いい雰囲気でしょ〜♪

КАФЕ КАК ЕСТЬ

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マヤコフスカヤ駅近く、ツベルスカヤの通りから少し入った閑静な場所にある。

料理もとても個性的で、出される一品一品にいちいち驚く。

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サラダに添えられた白い塊はひんやりサクサクと凍らせたソースだったり、
器はワインボトルを切断したものだったり、

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全ての料理に「ん?コレは何?」と「素材は何だろう?」と
料理をネタに会話がすすみ

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写真右のお魚横に添えられてるのは、おそらく人工イクラみたいなもん。

その器一つ一つもヨーロッパ的だったり、ちょっと和風だったりと
とにかく話題が出される料理の事で一杯になってしまう。

これぞ、料理を楽しむ為に行く店でしょう。
(== ).。oO(嗚呼、まるで在りし日のガニエールみたいだ。。。)←トオイメで


液体窒素を使ったり、人工の魚卵を使ったりする“遊んだ”もてなしは
まるであの幻のレストラン、エル・ブジのようっ ‎(((o(*゚▽゚*)o)))
。。。いや、エル・ブジは行った事ねーっす。。。(ーvー;)

サラダは300〜400Rub半ばくらい
メインは500〜800Rub後半と、決して安い訳ではないけど
凝ったプレゼンの方法と美味しさを加味すると、意外とリーズナブルかも。
少なくともミシュラン星付きモスクワの某レストランではこの値段では食べられないし
味もプレゼンも“現状の”その某レストランよりずっといい。

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店員も感じ良いし、この店は諸々のクオリティ落とさずに
ぜひこのままで行って頂きたいものです。( ̄ー ̄;)

==========
КАФЕ КАК ЕСТЬ

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Трехпрудный переулок, д. 11/13, стр. 2
8 (495) 699-53-13
Metro: マヤコフスカヤ

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もちろん英語メニューあるよ♪


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2013年06月11日

ヨルダン旅行記 〜アンマンと〜

長々と書いてるヨルダン旅行記。最後はアンマンの街と備忘録。

アンマンの街に入って来ると、建設中のビルもかなり沢山あって
その中の多くは、近隣諸国(レバノンとかシリアとか)のお金持ちが建ててるらしい。
それだけヨルダンが安全で安定してるってことだよね。

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そして、ヨルダンの街の西と東を結んでいるこの橋は
日本企業によって建設されたんだよ〜。

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と、ドライバーのキャリールさんが嬉しそうに教えてくれたのは
なんとなく、こっちも嬉しかった。^^

さて、まずはキング・アブドラ・モスク。

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所謂イスラム教のモスクで、
女性は入場時にアバヤと呼ばれるフード付きの薄いガウンみたいのを借り(無料)
肌の露出を覆ってから建物の中に入る。
正直、中はなんてことないモスク、お祈りの場所なんだけど、かなり大きい。
それでも、週末には入りきらない程の人がやって来て
モスクの外に溢れる程なんだって。

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この長六角形の幅が一人分のお祈りスペースなんだそう。

で、このモスクの向かい側にあるのは

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キリスト教の教会。
「この国は自由の国なんだ。」
誇らしげに語るキャリールさんが印象的だった。

こちらはアンマン城。

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この旅ではすっかり見慣れたローマ遺跡。

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2世紀頃のモノらしい。。。が。。。
この遺跡もさることながら、この背景が。。。

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ドーンと、アンマンを一望出来るこの景色が、スゴい!

これから見に行く予定だったローマ劇場も

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ココから良〜〜〜く見えたので、ローマ劇場はこれで見た事に。^^;
これもやはり2世紀頃の建物で、民族博物館等が併設されてるらしい。

で、この街の中に下りて来ると

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こんな感じ。
雑多な雰囲気も、人や車が多い所もアジアっぽい。

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入り組んだ道の中には市場もあって、すごく活気がある。

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ドライフルーツやスパイス、お菓子やお惣菜みたいのまで。

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サトウキビのジュースもその場で絞って売ってる(写真左)。

野菜も見た事ないのが売ってて、中でも気になったのがコレ。

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なんだろうなぁ。。。と思っていたのを、
旅の途中でドライバーさん(最終日だけキャリールさんじゃなかった)
家用に買った物の中から少し抜き取って
食べてみろ、と。

剥いてみると。。。

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あれっ?どっかでみた事ある形。。。

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あ!!ひよこ豆だっ!
確かに中東料理ってひよこ豆を良く使うけど、生でも食べるんだね。
甘みとコクがあってなかなか美味しい。
ただし。。。そんなに沢山は食べられないかなぁ〜^^;

これでだいたいヨルダン旅行は書き尽くしたかな。

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事程左様に、この国はとても安定していて安全で魅力たっぷりの観光国だ。
しかし、問題がない訳でもないらしい。まぁ、当然だけど。
この国が、こんなに平和なのが信じられない程
近隣国はいつまでも不安定な情勢が続いている。
言うまでもないけど、それらはイラクであり、イスラエル/パレスチナ、レバノン、
そして、シリア。
これらの国で戦争や内戦がある度に、ヨルダンは沢山の難民を受け入れている。
しかし“難民”と一口に言っても、例えば私が思い浮かべる難民の姿とは少し違ったりもする。
それは例えば国境近くの難民キャンプに、持つ物も持たずに逃れて来た人達という
ニュースでも紹介されるような難民の姿ではない。
もちろん、そういう人も沢山いるんだけど。

アンマンと言う街は、周囲で戦争が起こる度に土地の値段が上がっているそう。
例えば2003年のイラク戦争の時、土地の価格は数倍に跳ね上がった。
お金持ちの“難民”がアンマンに押し寄せ、良い物件を金に糸目をつけずに
どんどん買っていったそうだ。
彼らは交渉する事もせず、言い値で買い上げる為、
オーナー達はみな難民に物件を売る様になった。
結果、ヨルダンの一般市民の手に届かない様な高級物件となってしまった。
今現在も同じ事がおこっている。
シリアからのお金持ち難民が、潤沢な資金を持ってアンマンに逃れて来て
良い物件をバンバン買っているのだそう。

一方で、先日もニュースになっていたけど
体を売らなければ生きて行く術を持たない難民の姿もある。

もちろん、お金持ちであるということが悪いことじゃないし
そういう人達も、祖国を離れなければならない悲しい事情があることは同じだ。
しかし、受け入れる側の国民が、
それによって住居が得られなくなってしまうのも大変不幸なことだ。
状況を話してくれたキャリールさんは、
こうした“新しい住民”の事を良く思っていないようだった。
とても温和で、優しい人だったけど、シリアナンバーの車を見つけると
「アレもシリアだよ」と、少し苦々しい顔をしていた。

原因は違うけれど、この不幸の構造、被災地にも似てるな、と考えてしまった。
どちらの側に立っても大変だし、不幸な事なのに
片側に立つと、もう一方が悪に見えてしまう。
でも、感情としてはとても自然な気がするし、それを交通整理して
なるべく理不尽がおきないようにするのは、ある程度は国や自治体の責任な気がするし
そういうところから手を加えないと、当事者間のモラルだけに頼っても
なかなか厳しいものがあるんだろうな、と。。。
キャリールさんの話を聞きながら思った。

「世界人類が 平和でありますように」

昔、そんな立て札をアチコチで見かけた。
今でもたまに見かけるけど、随分少なくなった気がする。
その立て札を私は、あまりによく見かけるので、
ある種、願い事のないおまじないのような
心の伴わない念仏のような感じで、頭の中で読んでいた。
でも、今なら心を込めて言える。

「世界人類が 平和でありますように」

中東は腹が立つ事もあるし、プライベート旅行はまだまだ敷居が高い部分もあるけど
人も文化もとても興味深い。
いつかこの周辺諸国にも行ってみたい。


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