2016年01月
2016年01月28日
「Sign and Body」@赤い10月
予報通り、気温がグッと上がって現在1℃、雨のモスクワです。
昨夜は水分多めの雪が降る中、
救世主ハリストス大聖堂でおなじみのクロポトキンスカヤへ。

1月7日にクリスマスを終えたモスクワですが、
まだ街中にはチラホラとツリーが残ってます。
で、この大聖堂の裏から伸びてるのが、

パトリアルシー橋。
橋下を通るのは、氷結モスクワ川を行く、冬の名物砕氷船クルーズ。

今はまだ凍ってるみたいだけど、
このまま暖かい日が続いたら氷が溶けて、
ガリガリと砕氷しながら進むクルーズはできないね。。。
体験したい方は、お早めに。
砕氷船クルーズのレポ記事はコチラ。
で、この川の左手、赤く見える建物が、

チョコレート工場跡地の“レッド・オクトーバー(Красное Oктябрь)”。
チョコレート工場は数年前に移動し、
今は、セレブがお忍びで来るクラブやバー、
シャレオツなギャラリーや展示会場が集まる、
モスクワっ子の間では言わずと知れた、ヒップなエリアになっている。

ニューヨークで言えば、イーストヴィレッジ
東京で言えば、表参道や西麻布みたいな感じだろうか。
この、超〜セレブな工場跡地の一角に、昨年末、
知り合いのおっさん、コンスタンチンが、ギャラリーを開いた。
一番端っこの裏っ側の方なので、ちょっとわかりにくいかもしれないけど、
ここが入り口。

マジですげー端っこで、
「こんなとこにあんの?!」って感じの雰囲気になる辺りだが、

実は、モスクワ川ではお馴染みのシンボル、
ピョートル大帝記念碑のすぐそばという好立地。
ここの2階にあるのが、

Art-Constantis 。
うん、あやしいw
暗闇で撮ったから余計あやしいw
でも大丈夫。
あやしくない!
( ̄ー ̄).。oO(あやしいのは、オーナーのおっちゃんだけ。。。)
中は、このエリアにふさわしい、
シャレオツ・コンテンポラリー・アートのギャラリー。

ここに今、展示されているのが
このブログでは何度も紹介させて頂いてる太田美奈子さんの作品。
昨日は、今日からの一般公開を前に、プレビューでお邪魔させて頂いた。

前回の個展「My Sign」から約1年。
今回は前回の作品、それ以前の作品、そして新作19点を含めた
渾身の計46枚が展示されている。
タトゥーをモチーフとした前回に引き続き、
今回も体に刻まれた“サイン”や“シンボル”を通して
美奈子さんの世界が表現されている。
タイトルは「Sign and Body」。
春画の要素が入った作品も多く、
思春期のちびっ子が見たら、ちょっと照れちゃいそうだが
決して下品ではない。
一方、
美奈子さんが最近手がけている、猫を和的なバックグランドに描いているシリーズは
猫好きじゃなくても“萌え”てしまう、ほっこりした作品だ。

個展は今日から2月10日まで。
クロポトキンスカヤの駅からは、少し歩くけど
大聖堂の横を通って、凍るモスクワ川を望む道のりの風景はとても趣がある。
川のほとりで冷え切った体は、
美奈子さんのホットな作品が温めてくれるはずw
========
「Sign and Body」

於:Art-Constantis
Bolotnaya Naberezhnaya 3/2(Red October)
メトロ:クロポトキンスカヤ
開催期間:1月28日(木)〜2月10日(水)
営業時間:12:00~20:00
電話: +7 916 307-40-23
来場前に電話くれると嬉しい、とのこと。
受付のタマラさんは英語で対応してくれます。
美奈子さんの在廊予定は未定なので、
ご希望の方は事前に、その旨を連絡して頂ければ「行く!」と言ってましたw
昨夜は水分多めの雪が降る中、
救世主ハリストス大聖堂でおなじみのクロポトキンスカヤへ。

1月7日にクリスマスを終えたモスクワですが、
まだ街中にはチラホラとツリーが残ってます。
で、この大聖堂の裏から伸びてるのが、

パトリアルシー橋。
橋下を通るのは、氷結モスクワ川を行く、冬の名物砕氷船クルーズ。

今はまだ凍ってるみたいだけど、
このまま暖かい日が続いたら氷が溶けて、
ガリガリと砕氷しながら進むクルーズはできないね。。。
体験したい方は、お早めに。
砕氷船クルーズのレポ記事はコチラ。
で、この川の左手、赤く見える建物が、

チョコレート工場跡地の“レッド・オクトーバー(Красное Oктябрь)”。
チョコレート工場は数年前に移動し、
今は、セレブがお忍びで来るクラブやバー、
シャレオツなギャラリーや展示会場が集まる、
モスクワっ子の間では言わずと知れた、ヒップなエリアになっている。

ニューヨークで言えば、イーストヴィレッジ
東京で言えば、表参道や西麻布みたいな感じだろうか。
この、超〜セレブな工場跡地の一角に、昨年末、
知り合いのおっさん、コンスタンチンが、ギャラリーを開いた。
一番端っこの裏っ側の方なので、ちょっとわかりにくいかもしれないけど、
ここが入り口。

マジですげー端っこで、
「こんなとこにあんの?!」って感じの雰囲気になる辺りだが、

実は、モスクワ川ではお馴染みのシンボル、
ピョートル大帝記念碑のすぐそばという好立地。
ここの2階にあるのが、

Art-Constantis 。
うん、あやしいw
暗闇で撮ったから余計あやしいw
でも大丈夫。
あやしくない!
( ̄ー ̄).。oO(あやしいのは、オーナーのおっちゃんだけ。。。)
中は、このエリアにふさわしい、
シャレオツ・コンテンポラリー・アートのギャラリー。

ここに今、展示されているのが
このブログでは何度も紹介させて頂いてる太田美奈子さんの作品。
昨日は、今日からの一般公開を前に、プレビューでお邪魔させて頂いた。

前回の個展「My Sign」から約1年。
今回は前回の作品、それ以前の作品、そして新作19点を含めた
渾身の計46枚が展示されている。
タトゥーをモチーフとした前回に引き続き、
今回も体に刻まれた“サイン”や“シンボル”を通して
美奈子さんの世界が表現されている。
タイトルは「Sign and Body」。
春画の要素が入った作品も多く、
思春期のちびっ子が見たら、ちょっと照れちゃいそうだが
決して下品ではない。
一方、
美奈子さんが最近手がけている、猫を和的なバックグランドに描いているシリーズは
猫好きじゃなくても“萌え”てしまう、ほっこりした作品だ。

個展は今日から2月10日まで。
クロポトキンスカヤの駅からは、少し歩くけど
大聖堂の横を通って、凍るモスクワ川を望む道のりの風景はとても趣がある。
川のほとりで冷え切った体は、
美奈子さんのホットな作品が温めてくれるはずw
========
「Sign and Body」

於:Art-Constantis
Bolotnaya Naberezhnaya 3/2(Red October)
メトロ:クロポトキンスカヤ
開催期間:1月28日(木)〜2月10日(水)
営業時間:12:00~20:00
電話: +7 916 307-40-23
来場前に電話くれると嬉しい、とのこと。
受付のタマラさんは英語で対応してくれます。
美奈子さんの在廊予定は未定なので、
ご希望の方は事前に、その旨を連絡して頂ければ「行く!」と言ってましたw


2016年01月27日
ただいま!で、クロカン♪
一時帰国してる間に、
モスクワが数年ぶりにモスクワらしい寒さになってました。
が、明日からはまた0度以上の暖かさになる模様。。。
雪が溶ける前に、ものすごく久しぶりに行ってきました。

最近いろいろと整備されて、すっかり垢抜けてしまった「ソコルニキ公園」。
この公園の続きのワイルドなエリアが、
私がよくリスやらヘラジカやらを撮りに行く場所なのですが、今日は。。。

コレ。

クロスカントリー・スキー。
思い起こせば2010年のこと。。。
満を持して、板・靴・スティックの三点セットを買いに行き
初めてクロカンをやったのが、この公園でした。
その時の記事がコチラ。
あれから6年。。。
板も靴もスティックも、真新しいままに押入れの奥底にしまわれ、
今では、わざわざ買わなくても
公園内でお手軽にレンタルできるシステムが整っています。
というわけで、私も借りました。。。(。-_-。)
だって、持っていくの面倒くさいんだもの。。。(。-_-。)
しかしやっぱり、森の中をクロカンで滑るのは気持ち良い♪
でも、滑ってる時は汗だくになるし、
止まるとすげぃ寒いし、
いろんな意味で体力奪われます。。。orz
で、一式レンタルできる場所はココ。

公園の入り口を入って、スケートエリアの手前、右側にある。

借りられるのは、若干ショボい道具だけど
手ぶらで行って、150rub.で借りられるなら、文句はないw
借りる際には、人質ならぬ物質として、
パスポートなどの身分証明書を預ける必要があるので、忘れないように。
別途100Rub.で荷物も預かってくれる。
こんなに気軽にクロカンが楽しめるなんて
モスクワならではだよね〜。
そうそう、コース途中にこんなのもありました。

氷の滑り台。


びゅ〜〜〜〜〜ん!!w
お尻が冷たいけど、結構な迫力で楽しかった♪
冬のモスクワは、やっぱり寒くて雪がないとね。
明日からはまた暖かくなるみたいだけど、
天気予報では、ずっと零下にならないみたいだし、
モスクワ史上、最高に派手なイルミネーションもなくなちゃってるし。。。
もう今年の冬は終わるのか。。。
日本から帰ってきてからの数日だけしか、
まだモスクワらしい冬を味わってないのに。。。(T^T)
というわけで、
ただいま、モスクワ!
==========
ソコルニキ公園

ここはまだイルミネーション残ってる。夜にはキレイだろうな。
メトロ:ソコルニキ
レンタル一式:150rub. (身分証明書が必要です)
荷物ボックスレンタル:100rub. (履いていった靴はここへ入れていく)
モスクワが数年ぶりにモスクワらしい寒さになってました。
が、明日からはまた0度以上の暖かさになる模様。。。
雪が溶ける前に、ものすごく久しぶりに行ってきました。

最近いろいろと整備されて、すっかり垢抜けてしまった「ソコルニキ公園」。
この公園の続きのワイルドなエリアが、
私がよくリスやらヘラジカやらを撮りに行く場所なのですが、今日は。。。

コレ。

クロスカントリー・スキー。
思い起こせば2010年のこと。。。
満を持して、板・靴・スティックの三点セットを買いに行き
初めてクロカンをやったのが、この公園でした。
その時の記事がコチラ。
あれから6年。。。
板も靴もスティックも、真新しいままに押入れの奥底にしまわれ、
今では、わざわざ買わなくても
公園内でお手軽にレンタルできるシステムが整っています。
というわけで、私も借りました。。。(。-_-。)
だって、持っていくの面倒くさいんだもの。。。(。-_-。)
しかしやっぱり、森の中をクロカンで滑るのは気持ち良い♪
でも、滑ってる時は汗だくになるし、
止まるとすげぃ寒いし、
いろんな意味で体力奪われます。。。orz
で、一式レンタルできる場所はココ。

公園の入り口を入って、スケートエリアの手前、右側にある。

借りられるのは、若干ショボい道具だけど
手ぶらで行って、150rub.で借りられるなら、文句はないw
借りる際には、人質ならぬ物質として、
パスポートなどの身分証明書を預ける必要があるので、忘れないように。
別途100Rub.で荷物も預かってくれる。
こんなに気軽にクロカンが楽しめるなんて
モスクワならではだよね〜。
そうそう、コース途中にこんなのもありました。

氷の滑り台。


びゅ〜〜〜〜〜ん!!w
お尻が冷たいけど、結構な迫力で楽しかった♪
冬のモスクワは、やっぱり寒くて雪がないとね。
明日からはまた暖かくなるみたいだけど、
天気予報では、ずっと零下にならないみたいだし、
モスクワ史上、最高に派手なイルミネーションもなくなちゃってるし。。。
もう今年の冬は終わるのか。。。
日本から帰ってきてからの数日だけしか、
まだモスクワらしい冬を味わってないのに。。。(T^T)
というわけで、
ただいま、モスクワ!
==========
ソコルニキ公園

ここはまだイルミネーション残ってる。夜にはキレイだろうな。
メトロ:ソコルニキ
レンタル一式:150rub. (身分証明書が必要です)
荷物ボックスレンタル:100rub. (履いていった靴はここへ入れていく)


2016年01月04日
私たちは、なぜルー語になってしまうのか?
明けましておめでとうございます。
日本的には、今日から仕事始めの所も多いと思いますが、
ロシア的には、クリスマスが終わるまで、もう少しお休みです。
で、ロシアのクリスマスは1月7日なわけです。
なので、この時期はまだまだ旅行や一時帰国でモスクワを離れている人も多く
ひっそりとした感じになっています。
まぁ、在モス邦人に限らず、年末年始のこの時期は、一時帰国で日本に帰って来ている在外邦人は多い。
日本的には、今日から仕事始めの所も多いと思いますが、
ロシア的には、クリスマスが終わるまで、もう少しお休みです。
で、ロシアのクリスマスは1月7日なわけです。
なので、この時期はまだまだ旅行や一時帰国でモスクワを離れている人も多く
ひっそりとした感じになっています。
まぁ、在モス邦人に限らず、年末年始のこの時期は、一時帰国で日本に帰って来ている在外邦人は多い。
1ヶ月滞在する人もいるし、1週間くらいで帰ってしまう人もいる。でも、1週間でも1ヶ月でも、その滞在時間はあっという間に過ぎてしまう。「一ヶ月あれば、ゆっくりできるでしょう?」と思われる人も多いと思うが、会いたい人リスト、“トゥドゥ・リスト”には、“プライオリティ”はあるが、リストの終わりはない。
滞在期間が1週間か1ヶ月かは、リストの1番から8番までをこなせるか、1番から20番までの“タスク”を終わらすことができるかの違いでしかない。
そんな短い滞在時間の中で、地元の旧友や、元会社の同僚と会って、近況を“キャッチアップ”するのは、最も楽しいリスト項目の一つだ。
毎回会いたい人全員に会えるわけではないので、年に何回も“ホームリーブ”していても、1年ぶり、数年ぶりに会う友達も多い。そんなわけで、会ってくれる友達のみなさんは、久しぶりの感動の再会だったりするが、一時帰国者たちの中には、日本滞在中は毎日「感動の再会」をしている人もいる。
しかし、そんな「感動の再会」の中、“ドメスティック”な友達との間に、微妙な空気を感じた経験をした人も少なくないだろう。
例えば、ここまで読んでいただいて、「イラっ」っとした方、「あん?何言ってんだコイツ。」と思った方もいると思う。
ートゥドゥ・リスト(to-do list)/すること項目
ープライオリティ(priority)/優先順位
ータスク(task)/仕事、勤め
ーキャッチアップ(catch up)/追いつく
ーホームリーブ(home leave)/一時帰国
ードメスティック(domestic)/国内の
普段は、汎用されてない(か、判断がつかない)英語(カタカナ語)は、なるべく文章の中には使わないようにしているが、話し言葉になると、私も概ねこんな感じで外国語を多用している。
そう、まるでルー大柴のように。
「今日行けるかどうか、ちょっとペンディング〜。あとでジョインするかもしれないけど、先にエンジョイしてて〜」
欧米カブレの馬鹿丸出しみたいな物言いだが、これは我々在外邦人の日常会話だ。帰国した元駐在も、外資系勤務の人も、同じような症状を持っているはずだ。
私はといえば、アメリカでちょっと勉強したり、外資系企業で外人の下で働いたりしたあと、ドイツ、ロシアと10年以上の海外住みで、日常生活が100%日本語では過ごせない環境が、かれこれ20年くらい続いている。
おかげさまでというか、なんというか、私の周りは概ね「ルー語話者」ばかりだ。なので、日本に帰ってきても、さほど気を使って話すこともない。
が、たま〜〜〜に超ドメスティック(外国語にも文化にもあまり興味ないく超国内的)な人と会話をすると、英単語が出るたびに「XXって?」と半笑いで意味を聞かれるか、意味がわからないままに冷ややかにスルーされて、そっと「外国カブレ」のレッテルを貼られることがある。
気持ちはよくわかる。きっと逆の立場だったら、私も同じことをする人になっていたかもしれない。
でも、わかって欲しい。私たちは、決してカブレているわけではない。
もとい。
そう。私たちはある程度みなカブレている。
でもルー語になってしまう原因は、カブレているからではない。言葉が出てこないからだ。ルー大柴も私たちも、結果的には同じ(か?w)ルー語を話しているが、その脳内からルー語が紡ぎ出される回路は大きく違う(と思う)。
説明しよう。
多くの在外者は、現地語と英語と日本語を使って生活してる。そしてその多くの人が、それぞれの言語を完璧には習得していない。だから、現地語や英語を話す時は、頭の中は結構必死に言葉を探している。さらに、日本語以外と日本語でしゃべる時では、頭の中の入るスイッチが違う。その入れ替えも、その言語の習得具合によって敏速にできなかったりする。
そんな中で、ネイティブであるはずの日本語もだんだん怪しくなってくる。
ここが「キモ」なのだが、日本語が怪しくなったからって、決してその他の言語がネイティブ並みになったというわけではなく、色んな言葉を使わなければならない環境のなかで、頭の中がグチャグチャになっているだけなのだ。
結果、日本語を話していても、何かを言いたい時に、それが何語であるかは関係なく、一番最初に浮かんできた単語を使って話してしまう。しかも、周囲がみんなそんな感じだから、それでも通じてしまう。そんな環境が、私たちをルー語話者にしてしまうのだ。
例えばこんな感じ。
「それちょっとサスピシオウスだから、ウエイト アンド シーしよう。」
サスピシオウス = suspicious = 疑わしい。
ウエイト アンド シー = wait and see =様子をみる。
カッコつけて言ってる訳じゃなく。。。というか、こうして文字にして見るとマヌケ感がハンパないわけだが、「疑う」や「様子見」という日本語の単語よりも、英単語が頭に先に浮かんでしまった結果だ。「アレ、英語でなんて言うんだっけ?」と、英単語を頭の中で検索するのと同じように、日本語が出てこなくなることがあるのだ。「こんな簡単な言葉が?!」と不信に思うかもしれないが、意外と簡単な言葉が出てこない。「アレ、日本語で何て言うんだっけ?」と。
これは日本語だけで起こっている訳ではなく、複数の言語に接してきた人は、それらが全部混ざってしまうことがあると思う。
ある時私は、モスクワの対面のお惣菜屋で、こう注文していた。
「エタ フィア シュトゥック パジャルスタ」
片言だが、「コレ 4つ オネガイシマス」と注文しているつもりだった。
が、全く通じない。「コレなの?」「いくつなの??」と、聞き返す店員のおばちゃんに、私は「フィア シュトゥック(4つ)」「フィア(4)!!」と、繰り返す。
しばらく繰り返した後、ハタと気付いた。
「エタ(これ)」はロシア語、「フィア(4)」はドイツ語、「シュトゥック(個)」は、ロシア語もドイツ語もほぼ同じ、「パジャルスタ(お願いします)」はロシア語。総菜屋のおばちゃんに分かるはずもない、ロシア語版ルー語だったのだ。
カブレているどころか、何もかもが中途半場で穴があったら入りたい。
このように、我々は日々言語と戦いながら生きているが故に、母国語回路の劣化の末のルー語という話法を編み出してしまったのだ。
多くの在外経験者がルー語話者だということを考えると、独特のシンガポール英語がシングリッシュとして市民権を得ているように、ルー語も一つの言語として認められる日が、いつか来るかもしれない。
なので、どうかお願いです。
もし、久しぶりに会った在外歴が長い友達がルー語話者になっていたとしても、「外国カブレ」のレッテルなど貼らずに、「苦労してんだなぁ」と思ってもらわないまでも、「オーマイガッ、意味わかんねーよwww」くらいに、生暖かくウケて笑ってほしい。「アハハ八八ノヽノヽノヽ。。。ゴメンゴメン!^^;」とか言いながら、その先の会話も息詰まらずに続けていけるように。。。
というわけで、オフ会ではルー語乱用のワタクシですがw
本年も「りすりす通信」よろしくお願い申し上げます!
というわけで、オフ会ではルー語乱用のワタクシですがw
本年も「りすりす通信」よろしくお願い申し上げます!
エタ、マジ、パジャルスタな。( ̄ー ̄;)

