< りすりす通信モスクワ支局:2016年03月
2016年03月
2016年03月30日

まだまだ続くよ、制裁は♪

 ロシアも欧米も、今やIS対応でてんやわんや。メディアもすっかりウクライナ放置の感ですが、欧米のロシアに対する制裁は、まだまだ続いています。

 その制裁の期限延長をオバマさんが決めたのが、今月の初め。額面通りなら、今年いっぱいは続きそうだ。

 さて、先日、友達からこんな話を聞いた。

「日本の友達から
“制裁で物がなくなって、モスクワのスーパーが潰れている”
って、地方局のテレビで言ってたらしい。」

いつの放送なのかわからないけど、モスクワ住人からしてみれば、
「マジ?!いつ??どこのスーパー????つーか、それソースなに?w」

という感じだ。

 ここまで大げさな話じゃなくても、「西側の制裁でロシアは大変だ!」ってなぐあいの報道は見たことがある。

 まぁ、今のロシアが大変か大変じゃないかといえば、たぶん、大変だ。

 現地通貨のルーブルは暴落し、物価は物によっては3割4割当たり前くらいに上がっている。
 ロシア人にとって、気軽な旅行先だったエジプトもトルコも行けなくなった(前者はシナイ半島での旅客機墜落テロ疑惑、後者はトルコによるロシア機撃墜きっかけ)。
 いずれにしても、海外旅行を控える人は多くなっているし、嗜好品や贅沢品を控えて節約しているという記事も良く見かけるし、肌感覚でも「そうだろうな」と思う。

 しかし、いずれの問題も、欧米主導の制裁ではなく、原油価格の下落や、中東不安(IS)に起因してる。

 もちろん、制裁により、今まで普通に買えていた物が買えなくなったことも事実。
 でも、だからと言ってスーパーが潰れたり、食べ物がなくて困ってるなんてことはない。

 だいたい、それほどまでに食べ物がなくなったら、辛抱強いロシア人も、さすがに暴動くらい起こしそうなもんだ。

 しかし、現実はさにあらず。


 記事では「2015年には83%だった支持率が、2016年に10%(73%)落ちた。」と書いてあるが、これだけ色々なことがあってなお73%なんて、全然高いよね。
 調査会社レワダセンターのこのデータを見ても、もっと経済が安定していた2013年の支持率(60%台)より今の支持率(81%)の方が高い。
 これは一部、ナショナリズムの高まりということで理由付けできそうだけど、やっぱり一般市民にとっては毎日の生活が何よりも大切。そういう意味では、ロシアは意外とうまいこと西側の制裁に対応してるんだと思う。

 輸入元を別の国に振り替えることも対応策の一つだけど、制裁発動以来、国内の生産をものすごく上げてるんじゃないかって気がしていた。
 以前、NewsPicksに寄稿した記事にも書いたが、例えば、牛乳などロシア産乳製品ブランドがものすごく増えた。

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ズラーーーッと並ぶ国内産牛乳。地元スーパーのPB商品も。

 実際、モスクワでの乳製品の国内産マーケットシェアは、現在90%に達しているらしい。(すごい!)
 また、スーパーのアズブカフクサではPB(自社ブランド)の野菜も出てきたし、オーガニックの地元産野菜を売る店も増えてきたな〜、と思っていたら、やはりモスクワ州では、2020年までに州内の野菜を地元産に切り替えるという計画まである。(すげぇっっっ!!)

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国内産オーガニック食品を取り扱うモスクワでも注目のLAVKALAVKA

 つーか、もともと農業の国なのに、むしろなんで今までやらなかったの?

とも思うが、今までは安穏と輸入に頼ってきた(頑張ればロシアでも作れる)物を、制裁で追い詰められたのをキッカケに、いよいよ本気を出し始めた。。。というあたり。。。なんともロシア人らしくて、ちょっと笑ってしまう。

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硬くて煮込み以外の選択肢はなかった国産牛肉も、品質上げてきた。

 外交的には何かと難儀だけど、この国のポテンシャルは、まだまだ高いよ♪


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2016年03月25日

久しぶりに、蚤の市♪

久しぶりに蚤の市に行ってきました。

モスクワ市内、何箇所か蚤の市を定期的に開催してる場所があるんだけど
ここは、少し高いけど品物は良い、という話。
出店してる店はいつも似たり寄ったりだから、毎回行くと新鮮味がないけど
たまに行くと面白い発見があるんだよね。

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古ーーーいマトリョーシカ(左)とか、ビンテージのアクセサリー(右)。

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ミニチュアの動物も、細かいところまでよく出来てるんだよね〜。
全部買って室内動物園作りたいw

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このリスの焼き物は

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尻尾の所がふた、松ぼっくりの先の葉っぱのところが口先になってるポット。
17世紀のものって言ってたかな。

この。。。

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どこの中国製パクりチェブラーシカだよっ?!

。。。って、思ったのは60年前のものだって。
(ーー;).。oO(本当にチェブなのか。。。?)


そしてこれは。。。

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全くもってイミフです。(。-_-。)

な〜んてウロウロしてたら、
「ねぇねぇ!おーーいっ!」
と、どこからともなく声が。。。ふりむくと、

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お友達アーティストのスベトラーナちゃんでした♪
ここで出店してるの、知らなかった!

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スベトラーナちゃんの作品、
アーティストってだけあって、かなり個性的。

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場所と人を選ぶアクセサリーだと思うけど、
ひとつひとつはとっても可愛い。
よく見たら、スベトラーナちゃんは大ぶりのピアスをカッコ良くつけてた。

私が身につけるのは難しそうだけど、飾っておくだけでもいいかも。。。
と、今、これを書きながら思いつきました。^^;

もうひとつ、アーティスト系のお店ですごく可愛かったのがここ。

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何人かのアーティストが出品してるお店なんだけど
動物モチーフが多くて、どれもすっっっごい面白くてキレイ♪

この土色の顔つきの悪い猫のシリーズなんて、

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実はオカリナ!

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お店の人が吹いてくれたよ♪

しかも、すごく良い音がするw

ここの蚤の市に行ったの、3年ぶりくらいなんだけど
以前と比べるとアンティークよりも、クラフトショップが多くなった印象。
まぁ、それはそれで楽しい発見もある。

でも、ロシアのアンティーク・アクセサリーの扱いが少なくなってたのは
ちょっと残念。
デザインが繊細で素敵なんだよなぁ〜

代わりに私の目を惹いたのは、コレ。

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なんかわかんないけど、銀製のツボと台車とお玉のミニチュアセット。
すげー可愛いの。
値段聞いたら、いちまんるーぶるだった。。。
うーーーー。。。。週末までやってるから考えるっ!(><)

=========
Художественный проект "Блошиный рынок"
Тишинская площадь 1
メトロ:ベラルースカヤ、マヤコフスカヤ
ベラルースカヤのシェラトンホテルの前の道を
ホテルを左手に見てひたすらまっすぐ行ったところの広場だよ。

25日(金) 12.00 – 21.00;
26日(土) 11.00 – 21.00;
27日(日) 11.00 – 20.00.

入場料:200rub.

FaceBookのページをフォローしてると開催日時の投稿が流れてくるので便利だよ〜


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2016年03月10日

春だよ9℃!マースレニッツァだしね♪

 ロシアでは、今年は3月7日から13日まで、「マースレニッツァ」という春のお祭りが始まっている。

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モスクワ北部の博覧会場ベーデンハー(ВДНХ)でもマースレニッツァ。
平日の午後いちのため、人は少なかった。。。^^;

 “マースレニッツァ”は、“Масленица”と書き、“масло(マスラ)”とはバターのこと。
 直訳すると「バター祭り」ということになる。
 ロシア正教以前の古代スラブの土着の宗教に由来するもので、長く厳しい冬を送り出し、春を迎えるためのお祭り。

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クマさんも冬眠から覚めました。

 マースレニッツァには、太陽のようにまん丸なブリヌイというロシア風クレープを食べるのが慣わしだ。

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ハチミツたっぷり。。。というかドッカリなブリヌイは1つを4人でシェアしても甘々w

 ブリヌイは、この時期だけ食べるものではなく、ロシア人にとっては日常のもの。
 ブリヌイのファーストフードチェーンまであるほどの国民食。
でも、マースレーニッツァの間は、街のいろんな場所でお祭りイベントが開催されており、その屋台の一番多くを占めるのがブリヌイ屋。

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ブリヌイ屋(左)とハチミツどっかりブリヌイを焼くおにぃちゃん(右)。

 ブリヌイはマースレニッツァを象徴するアイテムなのだ。

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春の妖精のような衣装を着てる売り子さんもいます。(。-_-。)


 そしてもう一つ、よく知られてるマースレニッツァの慣わしが、藁人形を焼く。。。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 いや。。。私が長年「藁人形」と呼んでいたものは、一般的には「かかし」という記述が多いみたいだけど、あれは本当は冬の女神だか化身だかの「モレーナ」が正解らしい。

 マースレニッツァのフィナーレでは、冬の象徴であるモレーナを盛大に焼払い、春を迎えるのだ。
 このモレーナ藁人形、マスレ・イベントの会場で、売っているのをよく見かける。
 私も数年前のマースレニッツァで興味本位で藁人形を買ってみたのだが、買ったそばから火に焚べるというのがどうも切なすぎて、家に持ち帰り、そのまま数回の冬を終えた後に、我が家のバルコニーでよりいっそう切ない姿になって、今日もマースレニッツァ真っ只中のロシアの空を眺めている。

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我が家のモレーナさん。今年こそは火に焚べて差し上げたい。。。( ̄ー ̄;)

 いやぁ〜。。。それにしても、今年の冬は暖かかった!
 この数年、モスクワでは冬らしい冬を味わうことなく、うやむやなままグチャグチャな雪と氷と泥水だらけの長い春を迎えている。
 正直、モスクワの春は汚い。
 ピリッと寒い冬は、真っ白な雪景色と澄んだ空気が美しいが、積もり積もった雪が洪水を作りながら溶け、足元はびしょびしょな上に部分的には凍り、頭上からは雪解け水が大量の埃を巻き込んで落ちてくる。
 とりわけ暖かかった今年のモスクワは、マースレニッツァを迎えるずっと前から「春の始まり」が始まっている。
 そして「春の始まり」がなんと長いことか。。。

 マースレニッツァ週になってからは、さらに気温があがり、今日も9℃を超えた。
 モスクワも「春の始まり」がいよいよ終わって、本格的な春になった模様の今日この頃です。

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スケート場もヌルヌル〜。もうシーズン終わりだね。


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