2016年05月
2016年05月31日
KGBも知らなかった!レストラン「Арагви」の真実!!
スターリン政権下の1938年。
モスクワに初のグルジアレストラン「Aragvi」がオープンした。
きっかけは、政治家のラヴレンチー・ベリヤ。
スターリンの大粛清において、大きな役割を果たしたとして知られる人物だ。
1920年に、ソ連政府が現在「Арагви (Aragvi)」があるビルに引っ越してきた。
ベリヤのオフィスもそこにあった。
ある時、ベリヤは、あるカフェテリアのシェフの料理にメロメロになり、そのシェフの元、モスクワで最初のグルジア料理のレストランを開くことを思いついたのだそう。
(ベリヤはグルジア出身)
(ベリヤはグルジア出身)
かくして「Арагви」は1938年、オープンを果たした。
店はすぐに、共産党政治局員やKGBのスパイ、映画スター、宇宙飛行士など、重要人物が足繁く通う有名店となった。
2000年初めから、修復のために閉店となっていたが、つい先日、華々しくリニューアル・オープンした。
ここまで知っただけでも、「Арагви」がいかに特別なレストランかがわかる。
が、本題は実はここからだ。
「Арагви」はスターリン様式の建物の中にあるが、実はこれは革命以前に建てられたホテル「ドレスデン」を基礎に建てられたものなのだそう。
19世紀、「ドレスデン」は、チェーホフやプーシキン、トロストイも来るような、とてもハイソなホテルだった。
そのホテルは実は、18世紀に建てられた屋敷の上に建てられたものだった。
ここまでは、以前から知られていた話。
修復工事が進行中の2003年。
すべての作業が一旦中止されるような、大発見があった。
18世紀の屋敷の上に建てられた、
19世紀のホテルの上に建てられた、
20世紀に建てられたスターリン建築は、
実は、
17世紀の貴族の家の上に建てられた、
18世紀の屋敷の上に建てられた、
19世紀のホテルの上に建てられた、
20世紀に建てられたスターリン建築だったのだ。
つまり、
一番下と思われていた18世紀の屋敷は、実は17世紀、時代はピョートル1世の前、アレクセイ・ミハイロビッチの時代の貴族の建物を基礎にしていたのだそう。
1世紀ごとに新たな外套を纏い、現在の形になってるなんて。。。
なんという、壮大なマトリョーシカ建築。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
(4ピースのやつな(ーー))
このことがわかってから、一旦中断された修復工事は、モスクワ市と共同の新たなプロジェクトを組んで、改めて再開することになる。
プロジェクトでは、レストランと歴史的建造物を共存させ、できるだけオリジナルの形を生かすプランが練られ、残せる部分のアーチや壁は当時のままに、修復が必要なレンガ壁は1600年代の技術を使って塗装されたらしい。
新しく発見された部分は地下にある。
その地下へ続く階段ホールのアーチや壁は、かつての「Арагви」のまま。
鉄の階段は19世紀の様式をモダンにしたもの。
新しく発見された部分は地下にある。
その地下へ続く階段ホールのアーチや壁は、かつての「Арагви」のまま。
鉄の階段は19世紀の様式をモダンにしたもの。
この部屋の壁は17世紀当時のままに使われている。
ここも新しく発見された古い部屋。天井のむき出しのレンガは当時のもの。
嘘か誠か「650年前のもの」と説明を受けた。
だとしたら14世紀まで遡っちゃうんだけど、マジ?
だとしたら14世紀まで遡っちゃうんだけど、マジ?
でも案外、まだまだわかってない部分もあって、新しい見解が出てきてるのかもね。。。
ちなみに案内してくれたのは、この店のシェフ。
レストランの地下には、1900年代初め、ドイツの薬局(Аптека/Apotheke)だった当時のインテリアを再現したバーもある。

ドイツの薬局って、こんなカッコイイのかよ。。。( ꒪⌓꒪)
って、思っちゃうけど、

こんなにカッコよかったらしい。( ̄ー ̄;)

ドイツの薬局って、こんなカッコイイのかよ。。。( ꒪⌓꒪)
って、思っちゃうけど、

こんなにカッコよかったらしい。( ̄ー ̄;)
ところで、冒頭に載せた、ホテル・ドレスデンだったころの絵が、このバーの奥に描いてあるのだが、今の風景と照らし合わせると、また面白い。


建物の左奥に、今も昔も変わらぬ教会がある。
が、教会の高さと比べると、ビルがすごく高くなってる。
その教会を軸に見てみると、かつて「Гостиница Дрезден(ホテル ドレスデン)」と掲げられていた場所に現在も、このレストランや銀行などの他のテナントも看板を掲げていることがわかる。
つまり、ビルは上に(実は横にも)拡大され、かつての1階は今の地下。
「薬局、こんな地下にあったんか?!」
と思ったけど、あのバーがあるフロアが当時は1階だったのだ。
そしてもう一つ。
レストランに入らなくても見られる貴重な場所が、このビルの裏にある。

ツベルスカヤ通りをビル沿いにちょっと歩いた鉄の門から、このビルの裏側に入ることができるのだが、そこにあるこのボッロ〜い壁や窓枠。
これも、17世紀のもの。
ものすごいスピードでいろんなモノが新しくなっていく、こんなモスクワの真ん中で、まだ知られていなかったこんな部分があったなんて、なんだかちょっとワクワクする。
もしかしたらこの街には、もっともっと面白くて貴重なモノが眠ってるのかもしれないw
次回は、本場グルジア帰りのワタシが、「Aragvi」のグルジア料理を厳しい目でレポートします。( ̄ー ̄)
参考:
==========
Арагви
TVERSKAYA, 6/2


2016年05月27日
グルジア旅行記(2)〜旧市街観光〜
ナリカラ要塞からの下山途中は、なかなか趣のある景色でした。

ふる〜〜〜い建物の中の生活感。

急な斜面が余計に雰囲気を出してます。
途中、

平日の真昼間から寄り合いしてる成人男子達に
「写真撮ってよ!」
と、呼び止められました。
この時間の流れ方が、タマリマセンw

衛星アンテナがなかったら「いつの時代だよっ!」って風景の中に生活があります。

歴史と生活の中に、野生動物も共存してます。

ワイン発祥の地(諸説あり)だけあって、
そこかしこがブドウの木で彩られているのも、この街の特徴。
ナリカラ要塞から連なる急な勾配が終わった辺りにあるのが、シオニ教会。

6世紀に建てらたあと、何度か再建されて、13世紀ごろに現在の形になったのだとか。
元グルジア正教の総本山。

川向こうに見えるのが「メテヒ教会」。
見ての通りの高台にあるので、たどり着くまでに
これまたちょっとした登山でした。(。-_-。)


メテヒ教会からナリカラ要塞の眺望(左)も素晴らしい。
それを見下ろす銅像(右)は、教会を建てた王様のものらしい。

5世紀に建てられた教会は、帝政ロシア時代は監獄として使われ
あの文豪ゴーリキーも、ここに幽閉されていたのだとか。
ソ連時代には劇場として使われ、独立してからは再び教会となった。


グルジア旅行中、どこの教会でも、みんなとても熱心にお祈りしていた。
さすがは世界で2番目に国教をキリスト教に定めた国だけある。
※最初の国はアルメニア。
グルジア(ジョージア)という国名も、
キリスト教の聖人「Georgius(ゲオルギウス)」に由来していると言われているそうです。
出典:外務省
女性がグルジアの教会に入る場合は、スカーフとスカートが必須な所も多く
内部見学可能な教会では、
入り口でスカーフと巻きスカート(ジーバン等の上から巻く)を貸してくれる所もありました。
メテヒ教会から西に広がる公園の中には、

ナリカラ要塞から見た、謎のチューブ状の建物があります。

劇場とか、展示場とかという説明を見つけたが、果たしてその内部は。。。

人影ゼロ、使われてる感ゼロ。
潰れちゃったんでしょうか。。。(ーー;)
そして、このチューブの目の前にあるのが、

“Always Ultra”橋とも異名を持つ、平和橋。
※ヒント:P&G

ユニークな景観を背景に写真撮ってる観光客がメチャメチャ多い。
橋そのものも面白いけど、


ナリカラ要塞(左)とグルジアの母(右)
ここからの景色もまたオツなモンです。
さて。。。だいたい旧市街の主な観光地は回ったかな。。。(早っ
坂道が多くて大変だけど、小さな街なんだよね〜。
でも、なんでもない普通の小道や

古い家々が、


たぶん、全部見所。

どこを歩いても、映画のセットみたいで、
きっと、歩けば歩くほど、面白い景色が見つかるんだと思う。
>>つづく

ふる〜〜〜い建物の中の生活感。

急な斜面が余計に雰囲気を出してます。
途中、

平日の真昼間から寄り合いしてる成人男子達に
「写真撮ってよ!」
と、呼び止められました。
この時間の流れ方が、タマリマセンw

衛星アンテナがなかったら「いつの時代だよっ!」って風景の中に生活があります。

歴史と生活の中に、野生動物も共存してます。

ワイン発祥の地(諸説あり)だけあって、
そこかしこがブドウの木で彩られているのも、この街の特徴。
ナリカラ要塞から連なる急な勾配が終わった辺りにあるのが、シオニ教会。

6世紀に建てらたあと、何度か再建されて、13世紀ごろに現在の形になったのだとか。
元グルジア正教の総本山。

川向こうに見えるのが「メテヒ教会」。
見ての通りの高台にあるので、たどり着くまでに
これまたちょっとした登山でした。(。-_-。)


メテヒ教会からナリカラ要塞の眺望(左)も素晴らしい。
それを見下ろす銅像(右)は、教会を建てた王様のものらしい。

5世紀に建てられた教会は、帝政ロシア時代は監獄として使われ
あの文豪ゴーリキーも、ここに幽閉されていたのだとか。
ソ連時代には劇場として使われ、独立してからは再び教会となった。


グルジア旅行中、どこの教会でも、みんなとても熱心にお祈りしていた。
さすがは世界で2番目に国教をキリスト教に定めた国だけある。
※最初の国はアルメニア。
グルジア(ジョージア)という国名も、
キリスト教の聖人「Georgius(ゲオルギウス)」に由来していると言われているそうです。
出典:外務省
女性がグルジアの教会に入る場合は、スカーフとスカートが必須な所も多く
内部見学可能な教会では、
入り口でスカーフと巻きスカート(ジーバン等の上から巻く)を貸してくれる所もありました。
メテヒ教会から西に広がる公園の中には、

ナリカラ要塞から見た、謎のチューブ状の建物があります。

劇場とか、展示場とかという説明を見つけたが、果たしてその内部は。。。

人影ゼロ、使われてる感ゼロ。
潰れちゃったんでしょうか。。。(ーー;)
そして、このチューブの目の前にあるのが、

“Always Ultra”橋とも異名を持つ、平和橋。
※ヒント:P&G

ユニークな景観を背景に写真撮ってる観光客がメチャメチャ多い。
橋そのものも面白いけど、


ナリカラ要塞(左)とグルジアの母(右)
ここからの景色もまたオツなモンです。
さて。。。だいたい旧市街の主な観光地は回ったかな。。。(早っ
坂道が多くて大変だけど、小さな街なんだよね〜。
でも、なんでもない普通の小道や

古い家々が、


たぶん、全部見所。

どこを歩いても、映画のセットみたいで、
きっと、歩けば歩くほど、面白い景色が見つかるんだと思う。
>>つづく


2016年05月24日
グルジア旅行記(1)〜ナリカラ要塞〜
モスクワから2時間半、
グルジアの首都、トビリシにやってきました。

トビリシの旧市街は、
5世紀ごろに建てられたという、すんごい高台のナリカラ要塞から
すんごい急な斜面を家々で埋め尽くしながら
ムトゥクヴァリ川へ向かって広がっているって感じです。
川向こうのリケ公園からロープウェイが出てて、
旧市街の上空を通って要塞まで運んでくれる。
絶景を楽しみながら、どこにどんな観光スポットがあるかも確認できますw

5世紀に建てられたメテヒ教会は、川のほとり。


メテヒ教会の向こうに連なる家々が、
よく見るとすんごい所に建ってる。
地震がない国はいいなぁ。。。と思ってしまう。。。(ーvー;)

モダンなデザインの平和橋と、
奥に見える円盤を重ねたような屋根のパブリック・サービスホール(区役所的な奴?)。

密集した家々の向こうにそびえ立つのが、ナリカラ要塞。

19世紀に火薬庫が爆発して、廃墟と化したそうな。

現在は「聖ニコロズ教会」が建てられている。
この先も登っていけるらしい。


こんな所に行けるのかな。。。
三脚立てて撮影してる人もいるし、きっと絶景なんだろうな。。。
とは思いますが、

こんな思いするの、まっぴらゴメンなので行きませんでした。
そう、

こんな思いです。(ーー)
でも、こんな思いしなくても、絶景でした。

奥に見える教会が「ツミンダ・サメバ大聖堂」。
2004年に建立された新しい建物だけど、現グルジア正教会の総本山だとか。
中央辺りに見えるチューブのような建物は、
劇場だか展示場だからしいけど。。。
(その実態は、後ほど確認に行きます。)
その左上の、ドームを乗っけた四角い建物は大統領府。
手前のモダンな橋は、イタリア人デザインの平和橋。
その右下には、元グルジア正教会総本山のシオニ教会。
要塞側(ソロラキの丘)には、

街のシンボル、グルジアの母の像。
右手の剣で敵と戦い、左手のワインで客をもてなす。
「母」はどこでも強いですね。^^;
そして、街と逆(要塞の中側)を見てみると、

緑豊かな植物園でした。


鳥の鳴き声がたくさん聞こえて、気持ち良さそうだった。
この中を散歩したら楽しそう♪
さて。。。
なんだか、ほぼ観光終わっちゃった気分ですがw
とりあえず、要塞から下山して、下界を見物するとましょう。
(本当にちょっとした“下山”ってくらいのアクティビティです。(。-_-。))
そうそう、下山途中には、こんな野生動物にも遭遇しました。

(≧∇≦)❤️
>>つづく
グルジアの首都、トビリシにやってきました。

トビリシの旧市街は、
5世紀ごろに建てられたという、すんごい高台のナリカラ要塞から
すんごい急な斜面を家々で埋め尽くしながら
ムトゥクヴァリ川へ向かって広がっているって感じです。
川向こうのリケ公園からロープウェイが出てて、
旧市街の上空を通って要塞まで運んでくれる。
絶景を楽しみながら、どこにどんな観光スポットがあるかも確認できますw

5世紀に建てられたメテヒ教会は、川のほとり。


メテヒ教会の向こうに連なる家々が、
よく見るとすんごい所に建ってる。
地震がない国はいいなぁ。。。と思ってしまう。。。(ーvー;)

モダンなデザインの平和橋と、
奥に見える円盤を重ねたような屋根のパブリック・サービスホール(区役所的な奴?)。

密集した家々の向こうにそびえ立つのが、ナリカラ要塞。

19世紀に火薬庫が爆発して、廃墟と化したそうな。

現在は「聖ニコロズ教会」が建てられている。
この先も登っていけるらしい。


こんな所に行けるのかな。。。
三脚立てて撮影してる人もいるし、きっと絶景なんだろうな。。。
とは思いますが、

こんな思いするの、まっぴらゴメンなので行きませんでした。
そう、

こんな思いです。(ーー)
でも、こんな思いしなくても、絶景でした。

奥に見える教会が「ツミンダ・サメバ大聖堂」。
2004年に建立された新しい建物だけど、現グルジア正教会の総本山だとか。
中央辺りに見えるチューブのような建物は、
劇場だか展示場だからしいけど。。。
(その実態は、後ほど確認に行きます。)
その左上の、ドームを乗っけた四角い建物は大統領府。
手前のモダンな橋は、イタリア人デザインの平和橋。
その右下には、元グルジア正教会総本山のシオニ教会。
要塞側(ソロラキの丘)には、

街のシンボル、グルジアの母の像。
右手の剣で敵と戦い、左手のワインで客をもてなす。
「母」はどこでも強いですね。^^;
そして、街と逆(要塞の中側)を見てみると、

緑豊かな植物園でした。


鳥の鳴き声がたくさん聞こえて、気持ち良さそうだった。
この中を散歩したら楽しそう♪
さて。。。
なんだか、ほぼ観光終わっちゃった気分ですがw
とりあえず、要塞から下山して、下界を見物するとましょう。
(本当にちょっとした“下山”ってくらいのアクティビティです。(。-_-。))
そうそう、下山途中には、こんな野生動物にも遭遇しました。

(≧∇≦)❤️
>>つづく


2016年05月20日
写真展「НОЧЬ」
国立東洋美術館で「НОЧЬ(夜)」という展覧会をやっている。

5人の写真家による、夜をテーマにした写真展だ。

韓国、台湾、ロシア、そして日本からは2人の写真家が参加している。
今回足を運んだのは、元在モスの友達が
参加者のお一人、中里和人さんとご縁があり
「モスクワで展覧会やるよ!」と教えてくれたから。
調べてみると、中里さんはレクチャーを行う日もあったのだが
残念ながら、この情報を友達から聞いたのは、
ちょうどレクチャーが終わった時間(5月14日の18時頃)で
伺えなかった。。。orz
誰が撮っても美しい風景の写真や、
加工しまくって現実との乖離が激しい“作品”は
きょうびのSNSでは、ほとんど毎日見ることが出来るけど
ここにある作品は、どれも「やっぱり違うな〜」と思わせるものだった。
少なくとも私は一見するだけで「わぁ〜、キレイ!素敵!!」とは思わなかった。
もちろん、中には一目見ただけで「かっこいい!」って思えるのもあったけど
ぶっちゃけ、私には難しかった。
でも、面白かった!
特に中里さんの作品はハードルが高く、
「ん?」
「むむっ??」
とか呟きながら、何が写っているのかジーーーーっと見ていた。
いつの間にか、ジーーーーーーっと見させられていた感w

ほとんど光源がない風景は、肉眼ではきっと真っ暗闇。
その中に浮かび上がる風景が、まるで生き物のように見えたりして、

昼間の風景だったら、きっと何でもない所なのかもしれないけど
夜のその場所は、異次元のような雰囲気。
見つめるほどに、脳内でストーリーが展開されていく。
どれも媚びることなく、でも、丁寧に夜の世界を切り取っている写真に見えた。
私も写真が好きでよく撮ってるけど、まぁ趣味の世界。
写真の見方もよくわからないし、
私が感じたことは、中里さんが表現したいことじゃないかもしれないけど
ジーーーーーーっと見てしまったことは確かですw

もう一人の西村ジュンクさんの写真も、
また全然違ってて面白かった。
よく知った東京の夜に、写っていない人たちの気配まで感じられるよう。
「夜」と言っても、切り取る方によって、撮る人によって、見方によって、
いろんな「夜」があるんだと、この展覧会を見るとよくわかります。
東洋美術館は、以前にも紹介したけど
特設展示以外にも見所がたくさんある。

明治天皇がニコライ2世の即位の時に贈った象牙の彫刻や

広重や北斎の浮世絵など、日本の美術品も充実している。
そして、先日行ったグルジアの巨匠、

ニコ・ピロスマニの絵もある。
明日、21日(土)は、
モスクワでも毎年恒例となった「ナイト・ミュージアム」の日で無料(18~24:00)だし
写真に興味のある方も、東洋美術に興味のある方も、
興味ないけどヒマはある方もw、オススメです。
きっと時間の無駄にはなりませんよ♪
==========
国立東洋美術館

いつの間にか、中庭で象飼ってました(。-_-。)
12a Nikitskiy Boulevard
展覧会「НОЧЬ(夜)」は5月29日まで
火・金・土 ・日 11:00 – 20:00
水・木 12:00 – 21:00
(月曜定休)
メトロ:アルバーツカヤ

5人の写真家による、夜をテーマにした写真展だ。

韓国、台湾、ロシア、そして日本からは2人の写真家が参加している。
今回足を運んだのは、元在モスの友達が
参加者のお一人、中里和人さんとご縁があり
「モスクワで展覧会やるよ!」と教えてくれたから。
調べてみると、中里さんはレクチャーを行う日もあったのだが
残念ながら、この情報を友達から聞いたのは、
ちょうどレクチャーが終わった時間(5月14日の18時頃)で
伺えなかった。。。orz
誰が撮っても美しい風景の写真や、
加工しまくって現実との乖離が激しい“作品”は
きょうびのSNSでは、ほとんど毎日見ることが出来るけど
ここにある作品は、どれも「やっぱり違うな〜」と思わせるものだった。
少なくとも私は一見するだけで「わぁ〜、キレイ!素敵!!」とは思わなかった。
もちろん、中には一目見ただけで「かっこいい!」って思えるのもあったけど
ぶっちゃけ、私には難しかった。
でも、面白かった!
特に中里さんの作品はハードルが高く、
「ん?」
「むむっ??」
とか呟きながら、何が写っているのかジーーーーっと見ていた。
いつの間にか、ジーーーーーーっと見させられていた感w

ほとんど光源がない風景は、肉眼ではきっと真っ暗闇。
その中に浮かび上がる風景が、まるで生き物のように見えたりして、

昼間の風景だったら、きっと何でもない所なのかもしれないけど
夜のその場所は、異次元のような雰囲気。
見つめるほどに、脳内でストーリーが展開されていく。
どれも媚びることなく、でも、丁寧に夜の世界を切り取っている写真に見えた。
私も写真が好きでよく撮ってるけど、まぁ趣味の世界。
写真の見方もよくわからないし、
私が感じたことは、中里さんが表現したいことじゃないかもしれないけど
ジーーーーーーっと見てしまったことは確かですw

もう一人の西村ジュンクさんの写真も、
また全然違ってて面白かった。
よく知った東京の夜に、写っていない人たちの気配まで感じられるよう。
「夜」と言っても、切り取る方によって、撮る人によって、見方によって、
いろんな「夜」があるんだと、この展覧会を見るとよくわかります。
東洋美術館は、以前にも紹介したけど
特設展示以外にも見所がたくさんある。

明治天皇がニコライ2世の即位の時に贈った象牙の彫刻や

広重や北斎の浮世絵など、日本の美術品も充実している。
そして、先日行ったグルジアの巨匠、

ニコ・ピロスマニの絵もある。
明日、21日(土)は、
モスクワでも毎年恒例となった「ナイト・ミュージアム」の日で無料(18~24:00)だし
写真に興味のある方も、東洋美術に興味のある方も、
興味ないけどヒマはある方もw、オススメです。
きっと時間の無駄にはなりませんよ♪
==========
国立東洋美術館

いつの間にか、中庭で象飼ってました(。-_-。)
12a Nikitskiy Boulevard
展覧会「НОЧЬ(夜)」は5月29日まで
火・金・土 ・日 11:00 – 20:00
水・木 12:00 – 21:00
(月曜定休)
メトロ:アルバーツカヤ


2016年05月17日
グルジア牛の店☆Organique Josper Bar
感じの良さそうな店だったので、前情報なく入りました。
料理を待ってる間に出てきたのが、こんな可愛い先付け。

Josperという高音で焼くグリルで作った焼き野菜。
野菜の甘みが良く出てて、少量だけど結構食べ応えがある。
前菜はベーコン、ほうれん草、マッシュルームのサラダ、350rub.位。

ほうれん草がかなりでかくてワイルドな感じだけど、味がしっかりしてる。
マッシュルームはグリルされてる。でかくてジューシー。
ベーコンはカリッと焼かれてるけど、ほとんど焼肉。
トマトも美味しい!
メインはJosperで焼かれたテンダーロイン・ステーキ、900Rub.位。

店員さんオススメの焼き方のミディアム・レアで。

歯ごたえがあって、肉の味が濃い!
焼き加減もサイコーです♪
デザートも店員さんにアドバイスしてもらって、パンナコッタを。

トロッとした舌触りで、甘すぎない。

添えられてきたイチゴのシャーベットも美味しい。
350Rub.位。
。。。位。。。
絶対リピートします。
近かったら、ね。( ̄ー ̄;)
==========
Organique Josper Bar

住所:4, Shardeni Str, Tbilisi(メトロ:アブラハリ)
。。。Tbilisi
。。。Tbilisi
トビリシ、です。( ̄ー ̄)
というわけで、グルジア(ジョージア)に行ってきましたw
ずっと行きたいと思っていたけど、“旧ソ連”というイメージから
旅行しにくんじゃないか。。。
行っても疲れるだけなんじゃないか。。。
とか色々不安を抱いていたんだけど、その不安はすべて杞憂でしたw
美しい街、自然、食べ物、温泉!
ボチボチと旅行記書いていきま〜す♪
これからトビリシ行く方、この店はマジでオススメですよ❤️
ワインに詳しい店員さんが、
料理とマッチする美味しいグルジアワインを教えてくれます。^^
料理を待ってる間に出てきたのが、こんな可愛い先付け。

Josperという高音で焼くグリルで作った焼き野菜。
野菜の甘みが良く出てて、少量だけど結構食べ応えがある。
前菜はベーコン、ほうれん草、マッシュルームのサラダ、350rub.位。

ほうれん草がかなりでかくてワイルドな感じだけど、味がしっかりしてる。
マッシュルームはグリルされてる。でかくてジューシー。
ベーコンはカリッと焼かれてるけど、ほとんど焼肉。
トマトも美味しい!
メインはJosperで焼かれたテンダーロイン・ステーキ、900Rub.位。

店員さんオススメの焼き方のミディアム・レアで。

歯ごたえがあって、肉の味が濃い!
焼き加減もサイコーです♪
デザートも店員さんにアドバイスしてもらって、パンナコッタを。

トロッとした舌触りで、甘すぎない。

添えられてきたイチゴのシャーベットも美味しい。
350Rub.位。
。。。位。。。
絶対リピートします。
近かったら、ね。( ̄ー ̄;)
==========
Organique Josper Bar

住所:4, Shardeni Str, Tbilisi(メトロ:アブラハリ)
。。。Tbilisi
。。。Tbilisi
トビリシ、です。( ̄ー ̄)
トビリシ(グルジア語: თბილისი, Tbilisi [tʰb̥ilisi] ( 聞く))はグルジアの首都。ときにティフリス(Tiflis)とも呼ばれる。トビリシは「あたたかい」を意味するトビリに由来し、温泉と関係あるとされている。元史には梯弗里斯とも呼ばれる。人口は約120万人。
〜Wikipediaより
というわけで、グルジア(ジョージア)に行ってきましたw
ずっと行きたいと思っていたけど、“旧ソ連”というイメージから
旅行しにくんじゃないか。。。
行っても疲れるだけなんじゃないか。。。
とか色々不安を抱いていたんだけど、その不安はすべて杞憂でしたw
美しい街、自然、食べ物、温泉!
ボチボチと旅行記書いていきま〜す♪
これからトビリシ行く方、この店はマジでオススメですよ❤️
ワインに詳しい店員さんが、
料理とマッチする美味しいグルジアワインを教えてくれます。^^

