休暇中です。その2ふるがだ?フルガダです。
2011年08月13日

いつ学ぶのか?

"Secrecy, once accepted, becomes an addiction."
ぶっちゃけ、一度受け入れたら、中毒になるんだ。

広島と長崎に落とされた原爆を作った科学者の一人

エドワード・テラーが言った言葉です

夏がくれば、好むと好まざると、日本人なら誰もが思い出す原爆と終戦。

原爆の歴史は、アメリカに取っては検閲とプロパガンダの歴史である

と、英国紙ガーディアンに寄せられた記事にあります。

==========

軍は、映像記録を止めさせただけではなく、
レポーター達の爆撃された地域への立ち入りを禁止したのです。
ピューリツァー賞受賞のジャーナリスト、ジョージ・ウェラーは、
何とかして長崎に入る事が出来ました。
しかし、彼の記事はマッカーサーによって抹殺されました。
オーストラリアのWilfred Burchett は、
どうにか爆撃後間もない長崎に入ることができ

"a warning to the world", "atomic plague"
「世界に警告」、「核の疫病」

と、レポートを残しています。

一方軍はWilliam Laurenceという、
ニューヨークタイムズの記者を使って独自の展開を広げます。
彼は忠実に米国政府の立場を取り、
「日本人の言う“症状”に真実味を持たない」と報告しました。
悲しくも、彼はこのプロパガンダでピューリツァー賞を受賞したのです。
彼は又、米陸軍から給料を受けている人でもありました。

Greg Mitchellは何十年にも渡って、
広島長崎の歴史と余波について書いている人です。

「全ての核兵器や核エネルギーに触れる事は、
隠蔽や危険を社会にもたらす。」

と言っています。
彼が何年にも渡って探し続けていた、
軍のフィルムの中にはこんなシーンがあります。
若い男性の背中が真っ赤に生々しく負傷し治療を受けている。
しかし、彼は生き延びた。
Michell氏は現在82歳のタニグチ スミテルさんが、
福島の事を受けて新聞にコメントを寄せているのを見つけた。

「原子力と人類は共生出来ない。
私達、原爆の生存者はそう言い続けて来た。
それでもなお、原子力は平和利用とごまかされ、使い続けて来た。
自然災害がいつやってくるか分からない。
原発事故が起こらないなんて、言う事は出来ない。」

==========

この記事のタイトルは

From Hiroshima to Fukushima: Japan's atomic tragedies
広島から福島へ:日本の原子力の悲劇

リードには

In 1945, the US suppressed reports of its A-bombs.
In 2011, Japan censors Fukushima's radiation. When will we learn?
1945年、アメリカは原爆のレポートを抑制させた。
2011年、日本は福島の放射線の検閲をした。
私達はいつ学ぶのか?


と、ある。

When will we learn?

私達はいつ学ぶのか?

一体、本当にいつ学ぶんだろう?

大手メディアの世論調査でさえ
「脱原発」を希望している人が70%を超えているというニュースも見た。


原発がなかったら福島の経済はどうなるんだ?!
今まで無責任に恩恵だけを預かって来た都会の人間が「脱原発」なんて笑わせる!

。。。みたいな発言もあったけど
その福島県が「脱原発」を表明したね。


そろそろ上っ面だけじゃなくて、一つの議題に対してとことん議論を深化させ
一般国民が判断材料と出来る様な番組なんかも出て来てるんだろうか。。。
私の知る限りは、出て来てないんだが。。。

世間が反原発の方向に向いたからって、迎合するだけの報道、放送をするんじゃなく
メディアとして、今何が出来るのか(特にキー局で)ちゃんと考えて欲しい。
今まで放置・容認して来た責任を、取りあえずは棚に上げてるの許してるんだからさ。
一人一人が自分の意見を持てる材料を、もっともっと出してもらわないと。

だって、「今」でしょ学ぶの。
「今」学ばないと、いつ学の?

休暇に来たと思ったら、酷い(多分)食中毒で苦しんでる最中(ーー;)
なかなか繋がらないネット環境で、たまたま目に出来た記事を読んで思った事。
災害後、事故後、5ヶ月目。
もっともっと前に進みたいと思ふ今日この頃。

そんな訳で、パソコン&カメラとフル装備で来たにも関わらず、思った様にブログ更新も出来ず。。。
しかし近々、旅行記。。。もしくは闘病記。。。を書きたいと思います。。。orz


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risurisu_journal at 06:29│ブログランキングComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
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この記事へのコメント
1. Posted by lightnhopk   2011年08月13日 09:01
How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
Yes, 'n' how many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
Yes, 'n' how many times must the cannon balls fly
Before they're forever banned?
The answer, my friend, is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind

お身体ご自愛ください。
2. Posted by toma   2011年08月15日 23:10
大丈夫ですか?
体調悪いのに、こんな文章書けるりりさん、すごい!、尊敬しちゃいます。
このところ疲れて疲れて・・・頭が、全然回らない私です。

本当に、この国、どうなってるのか・・・?
本気で、真面目に、心配してる普通のお母さん達も、たくさんいるんだけど、『放射能って身体にいいらしいよ』なんてことを、本気で信じちゃう若い人たちもいる。

国が・・・官僚が・・・政党が・・・
そして、マスコミが・・・なんて言ってるうちに、どんどん、おかしな方向に、向かってる気もするし、何だかちっとも解らないような状態で、みんな混乱しているようにも思う。
この状況を、誰かが、なんとかしてくれないかと、すごく他力本願の私たち国民が、自分で、立ちあがらないと、変わりようがないよね。

それはそれとして、りりさんお大事に!
無理しないで、ゆっくり静養してくださいね。
3. Posted by りり   2011年08月18日 14:48
ライト(lightnhopk)さん、
そう、答えは風邪の中にあります。
風邪の中にあるのは。。。


放射能。。。orz


こんな状態で泊原発再開なんて、狂ってますよね。。。

体調は結局最後まで怪しいままでした。。。しかし、海は楽しめました♪
ありがとうございました。^^
4. Posted by りり   2011年08月18日 15:23
tomaさん、
ありがとうございます。とにかく“ゆっくり”は出来た旅となりました。(^^;)

私も頭回らなくなる事、良くあります。
情報を追い過ぎて、考える事が多過ぎて、たまにオーバーヒートしちゃうみたいです。。。
なんで当事国である私達の国で、何一つ進まないのしょう?
国に取って民意なんてどうでも良いのでしょうか?
このまま進める気なんでしょうか?
立ち上がるのが一部の人では、きっと今までと何も変わらない様な気がします。
どうにかしたいです。

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