ガニエール・ランチ Vol. 2所謂“ファンシー・ショップ”?『подeпо』
2011年12月20日

生温っ!!@今年のモスクワ

今年の冬は、少々しんどい@モスクワ。

「冬のモスクワはいつもしんどいんじゃない?」

と、思われる方も多いかもしれないけど、私は意外と冬のモスクワが嫌いじゃない。

まず、真っ白な雪に覆われたモスクワの街はキレイだ。

道ばたのゴミも、犬の落とし物も
デコボコな道路に溜まる汚い水も
全部雪が覆い隠してくれる。

そして何よりも、太陽が出る。

日は短いけれど、その短い時間に
太陽が出て、雪をキラキラと照らして
色がなくなったモスクワの街を明るくしてくれる。

そんな中での零下10℃が毎日続いて
外出の準備が重装備になる面倒くささを考慮しても
中途半端に寒くて、雨が多くて足下が悪い
しかも太陽も出ない秋口の天気よりは、冬の方がよっぽどましだ。

さて、今年の冬。。。

12月も半ばを過ぎたと言うのに、雪らしい雪が降っていない。

降ったかと思っても、すぐに止んでしまい
積もるには至っていない。

昨日も。。。

1220_3

「おお!いよいよ吹雪いてるぞ!!」

とか思っていたのに、一夜明けたら大した量の雪も積もらず
しかも

1220_5

道路はご覧の通りの水浸し。。。

本日も日中の気温は零下にならず。


1220_4

足下はぐしょぐしょ。。。
防水のブーツを履いていても、薄手のものだとつま先が冷え冷えして来る。

これくらいの気温だと、まだまだ雨も降るので傘も手放せない。

つまり、太陽も出ない。
まるで薄暗くて寒い秋が、ずっと続いているみたいだ。

その上。。。

覚えているだろうか。。。

ロシアは、この冬からサマータイムを取りやめた。

つまり、多くの国では10月あたりから
時計を1時間遅らせて、朝の始まりを少し日の出の時間に近づけている。

ロシアはそれを止めた。

理由は、

「時間を変えるのは健康に悪いから」

「お年寄りや動物は特に、時間を変えると体に堪えるから」

という事だったが。。。

もともとそんな理屈に懐疑的であったが、
この度のサマータイム廃止を、緯度の高いモスクワで経験し
今、私がヒシヒシと感じている事は

動物は、日の出と供に起床するものだと言う事。
注:昼行性の動物ね。


想像してみて欲しい。。。

朝8時。

1220_1


朝9時。

1220_2


野生に生きる昼行性の動物が、この暗闇に目を覚ますと思いますか?

答えは

NO ですよ。

ドイツに住んでいる時は、毎朝、ベランダにやってくるリスにゴハンをあげる為
夏は5時、
冬は8時に起きていた。
この事の意味する事は、

りっちゃん達は、日の出の時間に合わせて
実にナチュラルにサマータイムを導入していると言う事だ。


おいっ、ぷー

ホントに体に悪いのは、自然の摂理に逆らって

人間のシステムを固持する事だと言う事に気づかんかい、ゴラァっ



。。。とか、誰か進言してくれないでしょうか。。。(ーー;)


そして、前述した様に、今年のモスクワの雪の降らなさ加減は
日照率を思いっきり下げて、やっと夜が空けて来たと思っても

10ji

どんより。

ちなみに10時頃。

ちなみに、これは今年の2月、朝9時前。

IMG_0421_2

まぁ、2月ともなれば、少しは夜明けが早くなるので
どんなにどんよりしてても、今の朝9時よりは明るくなるんだけど
それにしても、このクリアな空の色。
これこそ、人間が起きる時間の空ですよ、奥さん!!

そんなわけで、

こんな温くて足下グチャグチャの中、森にも行けず
外出もうざったく。。。

私の頭も冷温停止状態。。。

こんな生温い気温じゃぁ〜、せっかく降った雪も
積もる事なくメルトダウン、汚染水放出ちうです。

今週末には、いよいよ−5℃を下回ってくるとの予報も出ているが
果たして本当にそうなるのか。。。

モスクワのクリスマス・ツリーは
目下、雨とどんより雲の下。

1220_9

西側のクリスマス(25日)前に

1220_81220_7

雪の下のツリーになるのか。。。

1220_6

ま。。。ロシア的クリスマスは、年が明けた1月7日なので
まだ猶予はあるのだけど。。。(ーー;)
※ロシア正教のクリスマスね。


人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
risurisu_journal at 00:07│ブログランキングComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 自然 
トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ガニエール・ランチ Vol. 2所謂“ファンシー・ショップ”?『подeпо』