2013年06月11日

ヨルダン旅行記 〜アンマンと〜

長々と書いてるヨルダン旅行記。最後はアンマンの街と備忘録。

アンマンの街に入って来ると、建設中のビルもかなり沢山あって
その中の多くは、近隣諸国(レバノンとかシリアとか)のお金持ちが建ててるらしい。
それだけヨルダンが安全で安定してるってことだよね。

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そして、ヨルダンの街の西と東を結んでいるこの橋は
日本企業によって建設されたんだよ〜。

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と、ドライバーのキャリールさんが嬉しそうに教えてくれたのは
なんとなく、こっちも嬉しかった。^^

さて、まずはキング・アブドラ・モスク。

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所謂イスラム教のモスクで、
女性は入場時にアバヤと呼ばれるフード付きの薄いガウンみたいのを借り(無料)
肌の露出を覆ってから建物の中に入る。
正直、中はなんてことないモスク、お祈りの場所なんだけど、かなり大きい。
それでも、週末には入りきらない程の人がやって来て
モスクの外に溢れる程なんだって。

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この長六角形の幅が一人分のお祈りスペースなんだそう。

で、このモスクの向かい側にあるのは

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キリスト教の教会。
「この国は自由の国なんだ。」
誇らしげに語るキャリールさんが印象的だった。

こちらはアンマン城。

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この旅ではすっかり見慣れたローマ遺跡。

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2世紀頃のモノらしい。。。が。。。
この遺跡もさることながら、この背景が。。。

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ドーンと、アンマンを一望出来るこの景色が、スゴい!

これから見に行く予定だったローマ劇場も

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ココから良〜〜〜く見えたので、ローマ劇場はこれで見た事に。^^;
これもやはり2世紀頃の建物で、民族博物館等が併設されてるらしい。

で、この街の中に下りて来ると

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こんな感じ。
雑多な雰囲気も、人や車が多い所もアジアっぽい。

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入り組んだ道の中には市場もあって、すごく活気がある。

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ドライフルーツやスパイス、お菓子やお惣菜みたいのまで。

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サトウキビのジュースもその場で絞って売ってる(写真左)。

野菜も見た事ないのが売ってて、中でも気になったのがコレ。

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なんだろうなぁ。。。と思っていたのを、
旅の途中でドライバーさん(最終日だけキャリールさんじゃなかった)
家用に買った物の中から少し抜き取って
食べてみろ、と。

剥いてみると。。。

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あれっ?どっかでみた事ある形。。。

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あ!!ひよこ豆だっ!
確かに中東料理ってひよこ豆を良く使うけど、生でも食べるんだね。
甘みとコクがあってなかなか美味しい。
ただし。。。そんなに沢山は食べられないかなぁ〜^^;

これでだいたいヨルダン旅行は書き尽くしたかな。

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事程左様に、この国はとても安定していて安全で魅力たっぷりの観光国だ。
しかし、問題がない訳でもないらしい。まぁ、当然だけど。
この国が、こんなに平和なのが信じられない程
近隣国はいつまでも不安定な情勢が続いている。
言うまでもないけど、それらはイラクであり、イスラエル/パレスチナ、レバノン、
そして、シリア。
これらの国で戦争や内戦がある度に、ヨルダンは沢山の難民を受け入れている。
しかし“難民”と一口に言っても、例えば私が思い浮かべる難民の姿とは少し違ったりもする。
それは例えば国境近くの難民キャンプに、持つ物も持たずに逃れて来た人達という
ニュースでも紹介されるような難民の姿ではない。
もちろん、そういう人も沢山いるんだけど。

アンマンと言う街は、周囲で戦争が起こる度に土地の値段が上がっているそう。
例えば2003年のイラク戦争の時、土地の価格は数倍に跳ね上がった。
お金持ちの“難民”がアンマンに押し寄せ、良い物件を金に糸目をつけずに
どんどん買っていったそうだ。
彼らは交渉する事もせず、言い値で買い上げる為、
オーナー達はみな難民に物件を売る様になった。
結果、ヨルダンの一般市民の手に届かない様な高級物件となってしまった。
今現在も同じ事がおこっている。
シリアからのお金持ち難民が、潤沢な資金を持ってアンマンに逃れて来て
良い物件をバンバン買っているのだそう。

一方で、先日もニュースになっていたけど
体を売らなければ生きて行く術を持たない難民の姿もある。

もちろん、お金持ちであるということが悪いことじゃないし
そういう人達も、祖国を離れなければならない悲しい事情があることは同じだ。
しかし、受け入れる側の国民が、
それによって住居が得られなくなってしまうのも大変不幸なことだ。
状況を話してくれたキャリールさんは、
こうした“新しい住民”の事を良く思っていないようだった。
とても温和で、優しい人だったけど、シリアナンバーの車を見つけると
「アレもシリアだよ」と、少し苦々しい顔をしていた。

原因は違うけれど、この不幸の構造、被災地にも似てるな、と考えてしまった。
どちらの側に立っても大変だし、不幸な事なのに
片側に立つと、もう一方が悪に見えてしまう。
でも、感情としてはとても自然な気がするし、それを交通整理して
なるべく理不尽がおきないようにするのは、ある程度は国や自治体の責任な気がするし
そういうところから手を加えないと、当事者間のモラルだけに頼っても
なかなか厳しいものがあるんだろうな、と。。。
キャリールさんの話を聞きながら思った。

「世界人類が 平和でありますように」

昔、そんな立て札をアチコチで見かけた。
今でもたまに見かけるけど、随分少なくなった気がする。
その立て札を私は、あまりによく見かけるので、
ある種、願い事のないおまじないのような
心の伴わない念仏のような感じで、頭の中で読んでいた。
でも、今なら心を込めて言える。

「世界人類が 平和でありますように」

中東は腹が立つ事もあるし、プライベート旅行はまだまだ敷居が高い部分もあるけど
人も文化もとても興味深い。
いつかこの周辺諸国にも行ってみたい。


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この記事へのコメント
1. Posted by マーライオン   2013年08月21日 22:37
5 りすりすさんはじめまして。バンコク在住の36歳一児の母です。
今朝NHKの特集でヨルダン死海と温泉が沸くあの場所を見て魅了されネット検索をしたところこの美しいブログに辿り着きました。
ヨルダンの美しさを詳細に綴っていらっしゃるのはもちろんのこと、ロシアの孤児院の凄さにも圧倒されこの楽しいブログはいったい、リスリスさんはいったいどんな方!?と怒涛のように過去まで読みたい勢いです。
ロシアにはもちろん行ったことがないですしリスリスさんが行かれてるところとはかぶっていないので道の世界が垣間見れてとっても興味があります。時間をかけて読ませて頂きますね!
2. Posted by りり   2013年09月01日 16:02
マーライオンさん、とっても嬉しいコメントありがとうございます!
実は私、タイやマレーシアの様な温かい場所の方がずっと好きなのですが、期せずして北国ばかりに住んでいます。^^;
しかし住んでみると“都”。。。とまでは言えないまでも、面白い発見が沢山あり、アジアとは全く違った魅力に溢れています。
いつか東南アジアに住みたい(KLとかバンコクとかw)と思いを馳せつつも、まだまだモスクワ暮らしが続きそうです。未熟者ではありますが、これからも細々とやっていきますので、お時間ございましたら、またぜひお立ち寄り下さいね。

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