タクシー
2011年12月02日
もはや理解不能。タクシードライバー@モスクワ
モスクワの街は意外と大きく、しかし中々垢抜けなかったりするので
皮肉を込めて
「大きな村(большая деревня)」
という言い方をするそうな。
そんなデッカいモスクワです。
前々からこのブログでも書いている様に、モスクワでの移動は
何かあった時の事を考えても、状況次第で
メトロも使えるしタクシーも使えるという状態にしておくのが望ましいと思う。
ワタシは。。。と言えば、日常では専ら歩き&メトロ。
でも、時々はタクシー使った方が良いよね〜
。。。とか言う理由で、たまたまタクシーを使った本日。
行き先は、そう遠くない。
メトロで行っても30分弱。
歩いたって1時間かからないだろう。
そんな場所へ、タクシーを使う為に、タクシーを使った。
生憎、ウチの周辺は慢性的な渋滞エリア。
どこへ行くにも、この辺りを抜け出す為に一番時間を要すると言っても良い。
今日の目的地は、渋滞がなければ車で15分程度の場所。
でも絶対に渋滞はあるので、常時で30分程度。
どんなに時間がかかっても、我が家周辺の渋滞エリアを抜け出すのには
30分あればいいだろう。
ちなみにそのエリアを徒歩で抜け出そうとすれば掛かっても10分。
渋滞さえ抜け出してしまえば、あとは10分程度で着く。
と言う訳で、家を出たのが約束の50分前。
徒歩で行くよりも車で行く時の方が、時間に余裕を見なければならないのも何だかなぁ。。。(ーー;)
どんなに渋滞が酷くても、最悪“少しの遅れ”程度で目的地に到着出来る予定だった。
さて、ここからです。。。
外に出ると予想通りの渋滞。
雪が少し降っていたので、いつもより若干酷いかな。。。と言う感じ。
でも、それでも、そこを抜ければ後はスイスイ行く筈。。。
しかし。。。
その渋滞具合を見たタクシーのドライバーは
強く握った拳でコンソール・ボックスを2、3発ボカボカと叩いた後
Uターン。。。
いやぁ〜。。。そこでUターンしなくても、そのまま渋滞の中を
少しずつ進んだ方が早いんじゃねーの??
とか思いつつも。。。
いや、しかし、彼は道を良く知るドライバーで
どっか抜け道を知っているのかもしれない。。。
とか言う期待もあり、無言でUターンの行く末を見守った。
大丈夫、時間はまだある。
しかし、Uターンしたその道も、また渋滞。
しかも、別に抜け道を知っている訳ではなく、
王道を
目的地とは逆の方向へ走って行き
やっと渋滞を通り抜けて出た道は
先ほど彼がコンソールをぶっ叩いてUターン決めたあの同じ道の
数百メートル程手前(目的地から見て)の場所に出るという
どんなコントですか
というオチ。。。
しかし、まだまだオチる。。。
この道は、先ほど彼がUターンして通るのを嫌がった程の渋滞の道だからして
数百メートル位置が変わったからと言って、渋滞の状況が変わっている訳もない。
仮に、その場所の渋滞は、先ほどの位置よりも緩和して見えたとしても
結局はさっきの場所を通り抜けなければならず
他に横道も抜け道もない。
彼が何故この分かり切った状態を予測出来なかったのか皆目検討も付かないが
同じ様な渋滞状況を目にした彼は、
また同じ様にコンソールをドカドカと殴って。。。
Uターンを決めた。
この時、既に。。。家を出てから30分。
相当間に合わない様な気がしてきましたよ。。。(ーー;)
さて、Uターンをカッコ良く決めた彼、一体、どの道を行くのだろう。。。
と思っていると。。。
我が家の目の前を通って、先ほどとは逆の方向へ
さらに万年渋滞のカオス・ロードへ突き進もうとしていた。
しかも、その道に出るまでの道も、見える範囲全て渋滞。
その道に出るまでも何分掛かるか分からないし
出たとしても、その道は、ワタシが行きたい方向とは逆の方向へしか曲がれない。
この時点で、絶対に間に合う筈がない程の時間が経っていた。。。(;_;)
ロシア語がハンパなく話せないワタシも、流石に切れました。。。(ーー)凸
おい、ちょっと待て、ドライバーよっ
「ねーねー、この道行ってもさ〜、あっちも渋滞してるよ。
一体、どう行こうとしてんの??」
「ああ、分かってるよ。ここはいつも渋滞ばっかりだ。
雪だし、事故ってたし、どうにもならないね!」
「いや、でもね、渋滞してるのはこのエリアだけだから。
ここさえ抜ければ、後は大丈夫だから、さっきの道行ってよ。」
「いやー、さっきの道は酷かった。もう、どこ行ってもダメだよ!」
「いや、だからさ。。。」
と、言って、ワタシが取り出したのは
必殺iPhoneのモスクワ渋滞情報!
これ見りゃ〜、分かんだろ?!
渋滞してんのはココだけだ!ココさえ抜け出せれば、後は渋滞してないんだよ!!
そう言って、iPhoneの画面をドライバーに見せるも。。。
無視。(ーー;)
車は、ノロノロとしか動かない渋滞の中を
巨大路上駐車場と化している、さらに酷い渋滞の道へと向かっている。。。
しかも、目的地からはどんどん遠ざかる。。。
この時。。。既に約束の時間はとっくに過ぎておりました。。。
我が家からの距離、約300m地点。。。と言った所でしょうか。。。(T_T)
もう。。。無理ぽ。。。orz
「ドライバーさん。。。
その先に、メトロの駅があるので、そこへ行って下さい。。。
もうメトロで行きます。。。」
「ああ、分かった、分かった。そっちへ向かってるんだ!」
はぁ。。。やっぱり最初からメトロにすりゃ〜良かった。。。
過ぎた事は仕方がない。こういう事もあるさ。。。
てか、何度も色んな目に遭ってるさっ!(TvT)
。。。でもとにかく、メトロまで行けば、とにかく目的地には行ける!!
等と、無理矢理ポジティブ思考に切り替えようと頑張るワタシに
まるで、「そうはさすまいっ!」と言う様にハンドルを
あらぬ方向に切り出すドライバー。
しかも、またまた渋滞が悪化する方向。。。
「ちょっと、まてぃっっっっっ」(ノ`Д´)ノ
「ねーねー、アタシさー、駅っつったよね、え・きっ。。。って。
何で曲がるの?真っすぐ行ってよ、真っすぐっ!」
「駅に行ったって、また渋滞じゃないか。
そっからUターンするの、大変だぞ。」
「Uターン、しねーし。
駅で降りる。。。っつってんだよ。
そっから、メトロで行く。。。っつってんだよ!」
「えええええ???歩くの?!」
両手を空に向けて、軽く肩をすくめる
所謂“ガイジン・ポーズ”をとり、車はハンドルを戻し、真っすぐに走り出す。
あああああああ。。。もうっ!!!(`Д´) ムキー!
それから数分後、車は駅周辺へ到着。
その先で降ろしてもらおう。。。とか考えてると、
またまたハンドルがあらぬ方向へっ!!
「待てっ!
ゴルァっ、タコがっ!!
おんどりゃぁ〜〜、どこ行こうとしてんねんっ!
駅はそこじゃろがっ、このスカタンっ!!」
「ああ、分かってる、分かってるよ。
でも、駅の入口まで行くには、こっちの道を通らないと行けない。。。
「あ・の・さーーーー!!!
歩いて行くって言ってんでしょ?
だいたい、こっちの道っつったって、それだって渋滞してんじゃないっ!
こっちぁ〜急いでんのよっ!
歩いて行けばすぐそこのメトロの入口に
車を付ける為に、
渋滞の道を
回り道して
走らせるっての?
バカじゃねーーーーのっ
急いでるっつってんじゃんっ!
さっさと車止めろよっ!
も、ココで良いよ、ココでっ!!」
「でも、入口は、こっちの道から。。。
「まだ言うか、
このコサック・マザー・◯ァッカーっ(#`皿´) ムキーーーー!
アナタが今、アタシに出来る、唯一のサーヴィスは
一刻も早く、車を止めて降ろす事よっ!
今、降ろせ!
ココで、降ろせ!
すぐ、降ろせ〜〜〜〜っ!!!!
ハァハァハァ。。。。。。」
「。。。そうかい。。。( ̄‥ ̄)?」
まるで、私の行動が理解不能かのごとく表情を浮かべながら
車はやっと止まった。。。
理解不能は、間違いなくアナタの方ですが。。。(ーー;)
ここまで、家を出てから約1時間半。
着いたメトロの駅は、我が家からは第2の最寄り駅。
歩いて10分程度の場所。。。
目的地へは、それから約30分後、1時間遅れで着きました。。。
嗚呼、モスクワのタクシー。
...OTZ...
本日、お待たせした皆様。。。
大変申し訳ございませんでした。(T_T)
注)
もちろん、後半の会話は英語混じりのメチャクチャでございますので
くれぐれも、「りりは、こんなに沢山の語彙を使ってロシア語が話せる!!」
等と誤解なさらないよう、お願い致します。m(__)m
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皮肉を込めて
「大きな村(большая деревня)」
という言い方をするそうな。
そんなデッカいモスクワです。
前々からこのブログでも書いている様に、モスクワでの移動は
何かあった時の事を考えても、状況次第で
メトロも使えるしタクシーも使えるという状態にしておくのが望ましいと思う。
ワタシは。。。と言えば、日常では専ら歩き&メトロ。
でも、時々はタクシー使った方が良いよね〜
。。。とか言う理由で、たまたまタクシーを使った本日。
行き先は、そう遠くない。
メトロで行っても30分弱。
歩いたって1時間かからないだろう。
そんな場所へ、タクシーを使う為に、タクシーを使った。
生憎、ウチの周辺は慢性的な渋滞エリア。
どこへ行くにも、この辺りを抜け出す為に一番時間を要すると言っても良い。
今日の目的地は、渋滞がなければ車で15分程度の場所。
でも絶対に渋滞はあるので、常時で30分程度。
どんなに時間がかかっても、我が家周辺の渋滞エリアを抜け出すのには
30分あればいいだろう。
ちなみにそのエリアを徒歩で抜け出そうとすれば掛かっても10分。
渋滞さえ抜け出してしまえば、あとは10分程度で着く。
と言う訳で、家を出たのが約束の50分前。
徒歩で行くよりも車で行く時の方が、時間に余裕を見なければならないのも何だかなぁ。。。(ーー;)
どんなに渋滞が酷くても、最悪“少しの遅れ”程度で目的地に到着出来る予定だった。
さて、ここからです。。。
外に出ると予想通りの渋滞。
雪が少し降っていたので、いつもより若干酷いかな。。。と言う感じ。
でも、それでも、そこを抜ければ後はスイスイ行く筈。。。
しかし。。。
その渋滞具合を見たタクシーのドライバーは
強く握った拳でコンソール・ボックスを2、3発ボカボカと叩いた後
Uターン。。。
いやぁ〜。。。そこでUターンしなくても、そのまま渋滞の中を
少しずつ進んだ方が早いんじゃねーの??
とか思いつつも。。。
いや、しかし、彼は道を良く知るドライバーで
どっか抜け道を知っているのかもしれない。。。
とか言う期待もあり、無言でUターンの行く末を見守った。
大丈夫、時間はまだある。
しかし、Uターンしたその道も、また渋滞。
しかも、別に抜け道を知っている訳ではなく、
王道を
目的地とは逆の方向へ走って行き
やっと渋滞を通り抜けて出た道は
先ほど彼がコンソールをぶっ叩いてUターン決めたあの同じ道の
数百メートル程手前(目的地から見て)の場所に出るという
どんなコントですか
というオチ。。。
しかし、まだまだオチる。。。
この道は、先ほど彼がUターンして通るのを嫌がった程の渋滞の道だからして
数百メートル位置が変わったからと言って、渋滞の状況が変わっている訳もない。
仮に、その場所の渋滞は、先ほどの位置よりも緩和して見えたとしても
結局はさっきの場所を通り抜けなければならず
他に横道も抜け道もない。
彼が何故この分かり切った状態を予測出来なかったのか皆目検討も付かないが
同じ様な渋滞状況を目にした彼は、
また同じ様にコンソールをドカドカと殴って。。。
Uターンを決めた。
この時、既に。。。家を出てから30分。
相当間に合わない様な気がしてきましたよ。。。(ーー;)
さて、Uターンをカッコ良く決めた彼、一体、どの道を行くのだろう。。。
と思っていると。。。
我が家の目の前を通って、先ほどとは逆の方向へ
さらに万年渋滞のカオス・ロードへ突き進もうとしていた。
しかも、その道に出るまでの道も、見える範囲全て渋滞。
その道に出るまでも何分掛かるか分からないし
出たとしても、その道は、ワタシが行きたい方向とは逆の方向へしか曲がれない。
この時点で、絶対に間に合う筈がない程の時間が経っていた。。。(;_;)
ロシア語がハンパなく話せないワタシも、流石に切れました。。。(ーー)凸
おい、ちょっと待て、ドライバーよっ
「ねーねー、この道行ってもさ〜、あっちも渋滞してるよ。
一体、どう行こうとしてんの??」
「ああ、分かってるよ。ここはいつも渋滞ばっかりだ。
雪だし、事故ってたし、どうにもならないね!」
「いや、でもね、渋滞してるのはこのエリアだけだから。
ここさえ抜ければ、後は大丈夫だから、さっきの道行ってよ。」
「いやー、さっきの道は酷かった。もう、どこ行ってもダメだよ!」
「いや、だからさ。。。」
と、言って、ワタシが取り出したのは
必殺iPhoneのモスクワ渋滞情報!
これ見りゃ〜、分かんだろ?!
渋滞してんのはココだけだ!ココさえ抜け出せれば、後は渋滞してないんだよ!!
そう言って、iPhoneの画面をドライバーに見せるも。。。
無視。(ーー;)
車は、ノロノロとしか動かない渋滞の中を
巨大路上駐車場と化している、さらに酷い渋滞の道へと向かっている。。。
しかも、目的地からはどんどん遠ざかる。。。
この時。。。既に約束の時間はとっくに過ぎておりました。。。
我が家からの距離、約300m地点。。。と言った所でしょうか。。。(T_T)
もう。。。無理ぽ。。。orz
「ドライバーさん。。。
その先に、メトロの駅があるので、そこへ行って下さい。。。
もうメトロで行きます。。。」
「ああ、分かった、分かった。そっちへ向かってるんだ!」
はぁ。。。やっぱり最初からメトロにすりゃ〜良かった。。。
過ぎた事は仕方がない。こういう事もあるさ。。。
てか、何度も色んな目に遭ってるさっ!(TvT)
。。。でもとにかく、メトロまで行けば、とにかく目的地には行ける!!
等と、無理矢理ポジティブ思考に切り替えようと頑張るワタシに
まるで、「そうはさすまいっ!」と言う様にハンドルを
あらぬ方向に切り出すドライバー。
しかも、またまた渋滞が悪化する方向。。。
「ちょっと、まてぃっっっっっ」(ノ`Д´)ノ
「ねーねー、アタシさー、駅っつったよね、え・きっ。。。って。
何で曲がるの?真っすぐ行ってよ、真っすぐっ!」
「駅に行ったって、また渋滞じゃないか。
そっからUターンするの、大変だぞ。」
「Uターン、しねーし。
駅で降りる。。。っつってんだよ。
そっから、メトロで行く。。。っつってんだよ!」
「えええええ???歩くの?!」
両手を空に向けて、軽く肩をすくめる
所謂“ガイジン・ポーズ”をとり、車はハンドルを戻し、真っすぐに走り出す。
あああああああ。。。もうっ!!!(`Д´) ムキー!
それから数分後、車は駅周辺へ到着。
その先で降ろしてもらおう。。。とか考えてると、
またまたハンドルがあらぬ方向へっ!!
「待てっ!
ゴルァっ、タコがっ!!
おんどりゃぁ〜〜、どこ行こうとしてんねんっ!
駅はそこじゃろがっ、このスカタンっ!!」
「ああ、分かってる、分かってるよ。
でも、駅の入口まで行くには、こっちの道を通らないと行けない。。。
「あ・の・さーーーー!!!
歩いて行くって言ってんでしょ?
だいたい、こっちの道っつったって、それだって渋滞してんじゃないっ!
こっちぁ〜急いでんのよっ!
歩いて行けばすぐそこのメトロの入口に
車を付ける為に、
渋滞の道を
回り道して
走らせるっての?
バカじゃねーーーーのっ
急いでるっつってんじゃんっ!
さっさと車止めろよっ!
も、ココで良いよ、ココでっ!!」
「でも、入口は、こっちの道から。。。
「まだ言うか、
このコサック・マザー・◯ァッカーっ(#`皿´) ムキーーーー!
アナタが今、アタシに出来る、唯一のサーヴィスは
一刻も早く、車を止めて降ろす事よっ!
今、降ろせ!
ココで、降ろせ!
すぐ、降ろせ〜〜〜〜っ!!!!
ハァハァハァ。。。。。。」
「。。。そうかい。。。( ̄‥ ̄)?」
まるで、私の行動が理解不能かのごとく表情を浮かべながら
車はやっと止まった。。。
理解不能は、間違いなくアナタの方ですが。。。(ーー;)
ここまで、家を出てから約1時間半。
着いたメトロの駅は、我が家からは第2の最寄り駅。
歩いて10分程度の場所。。。
目的地へは、それから約30分後、1時間遅れで着きました。。。
嗚呼、モスクワのタクシー。
...OTZ...
本日、お待たせした皆様。。。
大変申し訳ございませんでした。(T_T)
注)
もちろん、後半の会話は英語混じりのメチャクチャでございますので
くれぐれも、「りりは、こんなに沢山の語彙を使ってロシア語が話せる!!」
等と誤解なさらないよう、お願い致します。m(__)m
2010年11月25日
ところで、その後のタクシー事情@モスクワ
モスクワでタクシーを使う事の難しさはと煩わしさは、以前の記事に書いた通り。
先日行ったフィギュアスケートのロシア杯。
会場はモスクワ北部のメガスポーツという大きな競技場だった。
公共の交通機関を使って行けなくもないが
帰りが遅くなる事と、一人だった事もあって、両日タクシーを使った。
ショート・プログラムが行われた初日、
自宅にタクシーを14:30に呼んで会場へ。
女子シングルが終わったら帰ろうと考えていたが
何時に帰りのタクシーを予約して良いか分からず
取りあえず、少し早めの19:00にメガスポーツに迎えにくる様に予約。
実際は、女子シングルの終わりは20時過ぎだったので
1時間と少し待たせる事となった。
メガスポーツはとても大きな所で、入り口も何カ所か(多分2カ所)ある模様。
タクシーがどの場所で待っているのか不安だったが
この日のドライバーは会場へ送り届けてくれた時と同じドライバー。
私を降ろした場所で彼は待っていてくれた。
この様に、行きと帰りの予約の間が数時間あっても
同じドライバーが迎えに来てくれる事が多い。
違うドライバーであっても、降ろした場所をドライバー同士で引き継いで
同じ場所に迎えに来てくれたと言うケースもあった。
翌日のフリーが行われた日。
自宅にタクシーを呼んだ時間は15時。
帰りはメガスポーツに20時で予約。
女子シングルが20時過ぎに終わって会場を出ると
来る時に降っていた雨がミゾレとなって、かなり冷え込んでいた。
昨日と同じ様に、降ろしてくれた場所で待っていてくれている事を期待して
周辺を見渡してみるが。。。
いない。。。
ドライバーに電話をしてみる。
「どこにいるの?」(ロシア語)
「◎×▽※〜〜〜出口」(もちろんロシア語)
「出口?私、ここ、出口だよ。」(以下ロシア語)
「仝∀◎▲〜〜〜道?」
「道??!!!ええええ〜〜〜〜〜〜っと。。。」
↑↑↑↑↑↑↑↑
周囲暗過ぎ&広過ぎで道の名前が確認出来ない。。。
仕方なく、iPhoneの地図で確認。
「え〜〜〜っとね、◯◯ストリート!」
「◯◯?≠▲※●¥%〜〜〜」
「えええええーーーーー。何言ってるか分かんない!」
「≠▲※●¥%〜〜〜!バスバス!」
「バスぅ???ここバス沢山いるけど。。。?どこよ??」
ブチっ!
プー、プー、プー、プー。。。
切れた。。。(ーー;)
仕方が無いので、タクシー会社のコールセンターへ電話。
「あー、もしもし?私、りりってんだけどさー」(英語)
「あ、りりさん。ご予約のりりさんですね。」
「そうそう。今の時間の予約なんだけど、車見つかんないんだけど。」
「ドライバーに連絡取ってみますので、お待ち下さい。」
ふぅ〜〜〜。。。助かった。。。
「お待たせしました、りりさん。」
「いえいえ。問題ないっすよー(寒いけど)」
「ドライバーは、りりさんを降ろした場所にいるそうです」
「あん?居ないけど?」
「バス停の近くだそうです。」
「えーーーっとね。降ろしてもらった場所の近くに、バス停ないですけど?」
「バス停見えませんか?」
「見えるよ、遠くに」
「バス停の近くらしいので、行ってみて下さい」
「いいけど。。。遥か向こうに見えるし
そこはアタシが降ろしてもらった場所からも遠いけど?
私が見てるバス停と、彼がいるバス停は同じバス停かしら????」
「バス停は一つしかありません。(キッパリ)」
傘を持つ手が段々冷えてしびれて来た。。。
「もしもーし!」
「はい?」
「今、バス停近くまで来ました。」
「近くで待ってます」
「全く見当たりませんが。。。(ーー)」
「。。。」
「。。。」
「あのーーー。根本的な質問ですが。。。」
「はい?」
「今、私を待ってるドライバーは
私をここに送り届けてくれたドライバーですか?」
「そうです。」
「で、彼は私を降ろした場所を覚えているんですよね?」
「はい」
「もう一度確認してもらえません?」
「お待ち下さい」
寒空の下、既に20分以上経過。。。
「もしもし、りりさん?」
「はい」
「今からドライバーが、りりさんを降ろした場所に向かうそうなので
そこで待ってて下さい。」
「いやいや、今ここってバス停の所に来ちゃったから、
そこに戻るの少し時間かかるよ。
バス停と、さっき降ろしてもらった場所って全然近くないから。
ちょっと待ってよ、その場所に今からまた戻るから!」
「分かりました、戻ったらそこで待ってて下さい。」
てくてくてくてく。。。と、足元をグショグショにしながら
また元の場所へ。。。
「はい、元の場所に戻りましたよ」
「ドライバーはそこで待ってます」
「だから、いないっつーの!」
「そこにバス停は見えませんか?」
「だーーーーー
かーーーーー
らーーーーーー
バス停と私がさっき降ろされた場所は、
近くありませんっ」
「では、バス停の方へ。。。」
「あのさーっ!
それはー、わたしがー、今来た道をー、もーどーれー。。。
って、言ってる訳?
も一回確認するけど、
そのドライバーは、私を送り届けたドライバーなんだよね?」
「そうです。」
「じゃーさ。。。さっきUターンした場所に来て、って伝えてよ。
さっき、パトカーが停まってる所でUターンしたんだよ。
今もそこにパトカー停まってるから、そこに来てって言ってよ。」
「わかりました。お待ち下さい。」
。。。さ。。。さむい。。。(T_T)
「もしもし、りりさん?」
「あいよ。」
「お巡りさんが居る所ですよね?」
「そう!」
「もう、そこにドライバーが居ま。。
「いねーーーっつのぉっ」
ハァハァハァ。。。(`Д´)
「ドライバーは、パトカーが見える場所にいるそうです。」
「あのさ。。。分かんないけど。。。
ドライバーが見てるパトカーと、私が見てるパトカーって
一緒だと思う。。。?」
「。。。」
「私が言ってるパトカーはさ。。。
ドライバーが〜
さっき私を送り届けてくれた時に〜
Uターンした道のぉ〜
近くで警備してたお巡りさんのぉ〜
パトカーだよ?」
「。。。」
「この会場の周りって、何台もパトカー停まってる可能性あるよねぇ〜?」
「。。。」
「あのさぁ。。。」
「はい。」
「今一度確認させてもらうけどさぁ。。。」
「はい。。。」
「今、迎えに来てるドライバーってさぁ。。。
私を
さっき
送り届けてくれたのと
同じドライバーなんだよねっ」
「そうです。」
「じゃぁさ。。。とにかくUターンした場所に来てって言ってよ。」
「お待ち下さい。」
ミゾレ降る夜空の下、薄暗い街頭の中。。。
あっちへ歩き、こっちへ歩き。。。
既に40分以上。。。
これだけ歩いたら、とっくに最寄りのメトロの駅まで着いてるでしょう。。。
「りりさん?」
「はいよ。。。」
「ドライバーは、すぐ近くに居る筈です!」
「だから居な。。。」
ーーーーと、一台のタクシーが
私が居る道と反対側の道路を走り過ぎた。
「車見つけました。」
「良かったです♪」
「でもねー。走り去ったよ。」
「我が社の車ですか?」
「御社の車に決まってんでしょ!
あのねー。反対側の道路をねー
Uターンする気配もなくねー
遥か彼方に走り去って行ってねー
もう見えませんけど。。。(ーー;)」
「今見えたんですね?」
「そう」
「りりさん、今どこにいますか?」
「だーら、パトカーの横だよ!!」
「そのままお待ち下さい!」
ーーーー5分経過ーーーー
「りりさん、ドライバーが、今、りりさんの元へ、向かっています!!」
「あ。。。見えた。。。」
「見えましたか!?」
「あれだ。。。やっと会えた。。。」
「良かったです!!」
「助かった。。。ありがと。。。」
「どういたしまして♪ ではまた!^^」
この時点で9時少し前。
公共の交通機関を使って帰っても、そろそろ家に着く時間でしょう。。。
「こ、こんちは。。。」(ロシア語)
「なーんだ、こっちにいたのか! 寒かったでしょ(⌒-⌒)」
。。。と、振り返ったドライバーは。。。
私を会場に送ってくれた人とは
全くの別人。。。
。。。
最初から、話合う訳ねーし。。。orz
もう。。。
(T_T)
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先日行ったフィギュアスケートのロシア杯。
会場はモスクワ北部のメガスポーツという大きな競技場だった。
公共の交通機関を使って行けなくもないが
帰りが遅くなる事と、一人だった事もあって、両日タクシーを使った。
ショート・プログラムが行われた初日、
自宅にタクシーを14:30に呼んで会場へ。
女子シングルが終わったら帰ろうと考えていたが
何時に帰りのタクシーを予約して良いか分からず
取りあえず、少し早めの19:00にメガスポーツに迎えにくる様に予約。
実際は、女子シングルの終わりは20時過ぎだったので
1時間と少し待たせる事となった。
メガスポーツはとても大きな所で、入り口も何カ所か(多分2カ所)ある模様。
タクシーがどの場所で待っているのか不安だったが
この日のドライバーは会場へ送り届けてくれた時と同じドライバー。
私を降ろした場所で彼は待っていてくれた。
この様に、行きと帰りの予約の間が数時間あっても
同じドライバーが迎えに来てくれる事が多い。
違うドライバーであっても、降ろした場所をドライバー同士で引き継いで
同じ場所に迎えに来てくれたと言うケースもあった。
翌日のフリーが行われた日。
自宅にタクシーを呼んだ時間は15時。
帰りはメガスポーツに20時で予約。
女子シングルが20時過ぎに終わって会場を出ると
来る時に降っていた雨がミゾレとなって、かなり冷え込んでいた。
昨日と同じ様に、降ろしてくれた場所で待っていてくれている事を期待して
周辺を見渡してみるが。。。
いない。。。
ドライバーに電話をしてみる。
「どこにいるの?」(ロシア語)
「◎×▽※〜〜〜出口」(もちろんロシア語)
「出口?私、ここ、出口だよ。」(以下ロシア語)
「仝∀◎▲〜〜〜道?」
「道??!!!ええええ〜〜〜〜〜〜っと。。。」
↑↑↑↑↑↑↑↑
周囲暗過ぎ&広過ぎで道の名前が確認出来ない。。。
仕方なく、iPhoneの地図で確認。
「え〜〜〜っとね、◯◯ストリート!」
「◯◯?≠▲※●¥%〜〜〜」
「えええええーーーーー。何言ってるか分かんない!」
「≠▲※●¥%〜〜〜!バスバス!」
「バスぅ???ここバス沢山いるけど。。。?どこよ??」
ブチっ!
プー、プー、プー、プー。。。
切れた。。。(ーー;)
仕方が無いので、タクシー会社のコールセンターへ電話。
「あー、もしもし?私、りりってんだけどさー」(英語)
「あ、りりさん。ご予約のりりさんですね。」
「そうそう。今の時間の予約なんだけど、車見つかんないんだけど。」
「ドライバーに連絡取ってみますので、お待ち下さい。」
ふぅ〜〜〜。。。助かった。。。
「お待たせしました、りりさん。」
「いえいえ。問題ないっすよー(寒いけど)」
「ドライバーは、りりさんを降ろした場所にいるそうです」
「あん?居ないけど?」
「バス停の近くだそうです。」
「えーーーっとね。降ろしてもらった場所の近くに、バス停ないですけど?」
「バス停見えませんか?」
「見えるよ、遠くに」
「バス停の近くらしいので、行ってみて下さい」
「いいけど。。。遥か向こうに見えるし
そこはアタシが降ろしてもらった場所からも遠いけど?
私が見てるバス停と、彼がいるバス停は同じバス停かしら????」
「バス停は一つしかありません。(キッパリ)」
傘を持つ手が段々冷えてしびれて来た。。。
「もしもーし!」
「はい?」
「今、バス停近くまで来ました。」
「近くで待ってます」
「全く見当たりませんが。。。(ーー)」
「。。。」
「。。。」
「あのーーー。根本的な質問ですが。。。」
「はい?」
「今、私を待ってるドライバーは
私をここに送り届けてくれたドライバーですか?」
「そうです。」
「で、彼は私を降ろした場所を覚えているんですよね?」
「はい」
「もう一度確認してもらえません?」
「お待ち下さい」
寒空の下、既に20分以上経過。。。
「もしもし、りりさん?」
「はい」
「今からドライバーが、りりさんを降ろした場所に向かうそうなので
そこで待ってて下さい。」
「いやいや、今ここってバス停の所に来ちゃったから、
そこに戻るの少し時間かかるよ。
バス停と、さっき降ろしてもらった場所って全然近くないから。
ちょっと待ってよ、その場所に今からまた戻るから!」
「分かりました、戻ったらそこで待ってて下さい。」
てくてくてくてく。。。と、足元をグショグショにしながら
また元の場所へ。。。
「はい、元の場所に戻りましたよ」
「ドライバーはそこで待ってます」
「だから、いないっつーの!」
「そこにバス停は見えませんか?」
「だーーーーー
かーーーーー
らーーーーーー
バス停と私がさっき降ろされた場所は、
近くありませんっ」
「では、バス停の方へ。。。」
「あのさーっ!
それはー、わたしがー、今来た道をー、もーどーれー。。。
って、言ってる訳?
も一回確認するけど、
そのドライバーは、私を送り届けたドライバーなんだよね?」
「そうです。」
「じゃーさ。。。さっきUターンした場所に来て、って伝えてよ。
さっき、パトカーが停まってる所でUターンしたんだよ。
今もそこにパトカー停まってるから、そこに来てって言ってよ。」
「わかりました。お待ち下さい。」
。。。さ。。。さむい。。。(T_T)
「もしもし、りりさん?」
「あいよ。」
「お巡りさんが居る所ですよね?」
「そう!」
「もう、そこにドライバーが居ま。。
「いねーーーっつのぉっ」
ハァハァハァ。。。(`Д´)
「ドライバーは、パトカーが見える場所にいるそうです。」
「あのさ。。。分かんないけど。。。
ドライバーが見てるパトカーと、私が見てるパトカーって
一緒だと思う。。。?」
「。。。」
「私が言ってるパトカーはさ。。。
ドライバーが〜
さっき私を送り届けてくれた時に〜
Uターンした道のぉ〜
近くで警備してたお巡りさんのぉ〜
パトカーだよ?」
「。。。」
「この会場の周りって、何台もパトカー停まってる可能性あるよねぇ〜?」
「。。。」
「あのさぁ。。。」
「はい。」
「今一度確認させてもらうけどさぁ。。。」
「はい。。。」
「今、迎えに来てるドライバーってさぁ。。。
私を
さっき
送り届けてくれたのと
同じドライバーなんだよねっ」
「そうです。」
「じゃぁさ。。。とにかくUターンした場所に来てって言ってよ。」
「お待ち下さい。」
ミゾレ降る夜空の下、薄暗い街頭の中。。。
あっちへ歩き、こっちへ歩き。。。
既に40分以上。。。
これだけ歩いたら、とっくに最寄りのメトロの駅まで着いてるでしょう。。。
「りりさん?」
「はいよ。。。」
「ドライバーは、すぐ近くに居る筈です!」
「だから居な。。。」
ーーーーと、一台のタクシーが
私が居る道と反対側の道路を走り過ぎた。
「車見つけました。」
「良かったです♪」
「でもねー。走り去ったよ。」
「我が社の車ですか?」
「御社の車に決まってんでしょ!
あのねー。反対側の道路をねー
Uターンする気配もなくねー
遥か彼方に走り去って行ってねー
もう見えませんけど。。。(ーー;)」
「今見えたんですね?」
「そう」
「りりさん、今どこにいますか?」
「だーら、パトカーの横だよ!!」
「そのままお待ち下さい!」
ーーーー5分経過ーーーー
「りりさん、ドライバーが、今、りりさんの元へ、向かっています!!」
「あ。。。見えた。。。」
「見えましたか!?」
「あれだ。。。やっと会えた。。。」
「良かったです!!」
「助かった。。。ありがと。。。」
「どういたしまして♪ ではまた!^^」
この時点で9時少し前。
公共の交通機関を使って帰っても、そろそろ家に着く時間でしょう。。。
「こ、こんちは。。。」(ロシア語)
「なーんだ、こっちにいたのか! 寒かったでしょ(⌒-⌒)」
。。。と、振り返ったドライバーは。。。
私を会場に送ってくれた人とは
全くの別人。。。
。。。
最初から、話合う訳ねーし。。。orz
もう。。。
誰に怒りをぶつけて良いのか分かりません。。。
2010年04月16日
あれからみんな、どうしてる?
今回の事件で日本人が被害に遭わなかったのは不幸中の幸いで、
単なる偶然ともいえるが、
各企業がテロ対策、安全対策の一環として公共交通機関の利用を禁止する規則を作り、
現地では従業員や家族がそれを守っていたことも、きちんと評価されるべきである。
==========
マジっすか?!
(ーー;)
これは、先日、とある損保会社が発表した、
先日のモスクワ地下鉄自爆テロのレポートに書かれていた一文。
こんな事を書かれると
日常的に地下鉄を使っている事に罪悪感さえ感じるのだが、今さら
私も使ってません(`ヘ´)
。。。とは、さすがに言えない。。。
地下鉄関係の記事、バンバン書いてるし。。。(ーー;)
実は、モスクワには日本人が多く住む場所がいくつかある。
代表的な一つは、中心地から離れていて交通の便が悪く
そこに居を構える事=タクシー生活が前提となる様な場所だ。
つまり、そこに住む日本人達に取っては、上記のコメントは
「うんうん。。。そうよね。」
という事になると思うが、
中心地近くに住んでいる日本人に取っては
「ちょぉっと待ったぁっ!!」
って、感じではないだろうか?
実際、私の周りでは公共の交通機関を日常的に使っている人は多い。
そりゃー、他の国の地下鉄と比べたら、ロシアの地下鉄は
臭い
汚い
気持ち悪い
の3K、又は三重苦である事は間違いない。
いや、挙げればもっと“苦”は出て来るのだが、これくらいで今回は勘弁してやろう。。。
しかし、禁止という強い言葉を使って制限する、
または、モスクワの実態を知らない人に向かって
禁止していると発表すると言う事が適切なのかどうか?
どうしても疑問なのだ。
例えば、ロシアでの交通事故による死亡者数は2004年で35,500人だそうな。
参考記事掲載ページ
この時の見解では年々増えているらしい。
2004年から比べて車の台数が増えているであろう事を考えると
交通事故死亡者数も、やはり現在も増えていると考えても良い気がする。
日本での交通事故に寄る死亡者数は2004年7,358人。
日本とロシアは国土こそ45倍もの差があるが、
人口は日本で約1.27億人、ロシアは約1.4億人なので
人口当たりの死亡者数はロシアが日本の約4倍強くらいだろうか。
一方、この年、先日と同じ様な地下鉄テロ事件が2件起きていて
2月に40人
10月に10人
合わせて50名の死者が出ている。
地下鉄テロでの被害者という括りでは、一番死者数の多い年だ。
(先日のテロでは死者40人)
しかし、1999年には、地下鉄以外のテロ行為での死者数は
実に300人以上。
これは、ホテル、アパート、ショッピングセンター等で起きたモノ。
参考記事掲載ページ
何が言いたいかと言うと
モスクワでテロで死ぬ確率よりも
交通事故で死ぬ確率の方が高くね?
しかも、
テロって、地下鉄や公共交通機関だけじゃなくね?
だったら
そこだけ禁止しても
意味なくね?
。。。と、誤解を恐れずに、私見を恐る恐る書いてみるワタシ。。。既に矛盾している所が動揺のアカシ(ーー:)
だってさ、モスクワでテロが起きる度に、
今回の様な制限の仕方で規制(しているかのように)して行ったら
在モスクワ邦人たるモノ
一、公共の交通局使うべからず
一、ホテルに泊まるべからず
一、ショッピングセンターに行くべからず
一、劇場にも行くべからず(劇場でのテロ2002年)
一、アパートに住むべからず。。。(ーー;)
住めなくね?
そして、件のレポートは以下の様に続く
==========
テロの危険性が高い地 域での留意事項
1)政府施設・警察にはなるべく近づかない
==========
モスクワに住む事の窮屈さは、恐らく他の国では味わえない様なモノがあると思う。
そりゃ〜、感じ方は人それぞれだし、モスクワ郊外の日本人地域に住むか
市内でロシア人に紛れて住むかで生活様式はかなり違って来るので
決めつける事は出来ないかもしれない。
だいたい、ワタシだってモスクワを楽しむ事だってあるし。
それでも
日本人にとって住み易くて良い所だよ
という人は稀なんじゃないだろうか?
(最初からロシアが好きで好んで来た人を除く)
それなのに、こんなに色々と制限されたら
辛うじて楽しんでいるモスクワ生活を、一体どうやって楽しめば良いんだろう?
そもそも公共交通機関がダメなら、移動手段としてはほとんどタクシーしかないモスクワ。
そのタクシーだって非常に使い勝手が不便である事は以前の記事で書いた通り。
(こんな記事もありました。)
しかし、最近になって 新しくモスクワに拠点を構えた企業、
ことさらリーマン以降に来た企業は、
駐在員家族に対するハイヤーやタクシー等の利用料の
会社からの補助も少ない所も多い様に感じる。
しかしながらモスクワは広い。
食材や雑貨等の生活用品の買い物が一つの場所で済むと言う事もまずない。
習い事や、友達と会うのも徒歩県内で済ませられるケースは少ないだろう。
(日本人多住地域を除く)
だとすれば、公共の交通機関を使わずに生活するには、
相当の会社から“家族への補助”が必要だ。
しかしその“補助”だって、必ずしも十分な企業だけではない。
そんな事実を差し置いて、
各企業がテロ対策、安全対策 の一環として公共交通機関の利用を禁止する規則を作り、現地では従業員や家族がそれを守っていたことも、きちんと評価されるべきである。
等と、一部の企業が行っている行為のみに焦点を当てて評価するのは、
これ如何に
もちろん、この文章の頭には
今回の事件で日 本人が被害に遭わなかったのは不幸中の幸いで、
単なる偶然ともいえるが、
(単なる偶然だよっ!!。。。と読んだ瞬間に突っ込みを入れたワタシ(ーー;))
とは添えられているが
日本のニュース番組で
「日本人はメトロ使いませんから!」
と在モス邦人が電話インタビューで答えたり。。。
(答えた方には何の罪もないが、一部の生活しか知らない人じゃ無い人に答えて欲しかった。。。)
BS海外安全情報でも
「モスクワでは公共の交通機関の使用を禁止し。。。」
なんて放送されたり。。。
(少なくとも在モス日本大使館では“禁止はしません”とハッキリ言っていたが。。。電話にて確認済み)
駄目押しの様に『モスクワ公共交通機関禁止令』が電波に乗っていた。。。
こんな中で、まん万が一、私の様な地下鉄ユーザーが
何か地下鉄で事件に巻き込まれてニュースになろうもんなら
「公共交通機関の使用を禁止していたにも関わらず、使用してい た」
「危険な所に自ら進んで行ったのだから、死んでも自己責任だ」
どっかで聞いた事あるフレーズですね〜。(ーー)
なー んて、2ちゃんとか、Yahooニュースのコメント欄とかで、
炎上しちゃうんじゃないだろうか?
そんでもって企業でも
「ええ、公共の交通機関は禁止していたんですが。。。残念です。。。」
な〜んて、軽やかに責任回避のネタにするのだろう。
あれから、一時的に地下鉄の使用を禁止している企業も多いのは事実。
(でも“あれから”であって、その前はしていなかったんだよ!)
さて、一体、どのタイミングでその禁止令を解くのか?
はたまた、もう解かないのか?
禁止された中で、あくまでも個人的な自己責任でコソコソ公共交通機関を使うのか?
私個人としては。。。
禁止禁止、と過剰反応したり責任回避したりせずに
臨機応変にその時の利便性とリスクを考えて
公共交通機関とタクシーをいつでも使える状態にしておくのが
望ましいと思うのだが。。。
そもそも、モスクワに住んでいる事自体、
それぞれがリスクを背負って生活していると言う事は、
皆ほとんど自覚しているのだから。。。
さて。。。
あれからみんな、どうしてる?
Tweet
単なる偶然ともいえるが、
各企業がテロ対策、安全対策の一環として公共交通機関の利用を禁止する規則を作り、
現地では従業員や家族がそれを守っていたことも、きちんと評価されるべきである。
==========
マジっすか?!
(ーー;)
これは、先日、とある損保会社が発表した、
先日のモスクワ地下鉄自爆テロのレポートに書かれていた一文。
こんな事を書かれると
日常的に地下鉄を使っている事に罪悪感さえ感じるのだが、今さら
私も使ってません(`ヘ´)
。。。とは、さすがに言えない。。。
地下鉄関係の記事、バンバン書いてるし。。。(ーー;)
実は、モスクワには日本人が多く住む場所がいくつかある。
代表的な一つは、中心地から離れていて交通の便が悪く
そこに居を構える事=タクシー生活が前提となる様な場所だ。
つまり、そこに住む日本人達に取っては、上記のコメントは
「うんうん。。。そうよね。」
という事になると思うが、
中心地近くに住んでいる日本人に取っては
「ちょぉっと待ったぁっ!!」
って、感じではないだろうか?
実際、私の周りでは公共の交通機関を日常的に使っている人は多い。
そりゃー、他の国の地下鉄と比べたら、ロシアの地下鉄は
臭い
汚い
気持ち悪い
の3K、又は三重苦である事は間違いない。
いや、挙げればもっと“苦”は出て来るのだが、これくらいで今回は勘弁してやろう。。。
しかし、禁止という強い言葉を使って制限する、
または、モスクワの実態を知らない人に向かって
禁止していると発表すると言う事が適切なのかどうか?
どうしても疑問なのだ。
例えば、ロシアでの交通事故による死亡者数は2004年で35,500人だそうな。
参考記事掲載ページ
この時の見解では年々増えているらしい。
2004年から比べて車の台数が増えているであろう事を考えると
交通事故死亡者数も、やはり現在も増えていると考えても良い気がする。
日本での交通事故に寄る死亡者数は2004年7,358人。
日本とロシアは国土こそ45倍もの差があるが、
人口は日本で約1.27億人、ロシアは約1.4億人なので
人口当たりの死亡者数はロシアが日本の約4倍強くらいだろうか。
一方、この年、先日と同じ様な地下鉄テロ事件が2件起きていて
2月に40人
10月に10人
合わせて50名の死者が出ている。
地下鉄テロでの被害者という括りでは、一番死者数の多い年だ。
(先日のテロでは死者40人)
しかし、1999年には、地下鉄以外のテロ行為での死者数は
実に300人以上。
これは、ホテル、アパート、ショッピングセンター等で起きたモノ。
参考記事掲載ページ
何が言いたいかと言うと
モスクワでテロで死ぬ確率よりも
交通事故で死ぬ確率の方が高くね?
しかも、
テロって、地下鉄や公共交通機関だけじゃなくね?
だったら
そこだけ禁止しても
意味なくね?
。。。と、誤解を恐れずに、私見を恐る恐る書いてみるワタシ。。。既に矛盾している所が動揺のアカシ(ーー:)
だってさ、モスクワでテロが起きる度に、
今回の様な制限の仕方で規制(しているかのように)して行ったら
在モスクワ邦人たるモノ
一、公共の交通局使うべからず
一、ホテルに泊まるべからず
一、ショッピングセンターに行くべからず
一、劇場にも行くべからず(劇場でのテロ2002年)
一、アパートに住むべからず。。。(ーー;)
住めなくね?
そして、件のレポートは以下の様に続く
==========
テロの危険性が高い地 域での留意事項
1)政府施設・警察にはなるべく近づかない
まぁ、気をつけますよ。。。でもルビャンカに住んでる人は引っ越さないとね。
2)公共交通機関は利用しない。。。。はい、じゃぁ、そうして見ましょうか。。。
3)人の多く集まる市場などには行かない。もう市場では野菜を買えませんよ。お土産もアルバートの暴利の店で買って下さいね。
4)ホテルではロビーには長居しない。チェックイン/チェックアウトで、ノロマなロシア人で時間掛かったら、
一回退去してから最初からやり直して下さいね。(←多分一生掛かる)
5)ホテルの部屋はロビーから離れた、表通りには面していない、避難しやすい部屋を選ぶ。一回退去してから最初からやり直して下さいね。(←多分一生掛かる)
最上階の角部屋で内側で、しかも避難口の傍の部屋をお願いします。
って感じに予約しないとダメですよ。
6)自分の滞在する国でテロが発生した場合、発生現場から離れていても、自分が安全であることを日本の本社に速やかに連絡する。負傷等をした場合も連絡を取れ る状態になったら自分から連絡を入れる。って感じに予約しないとダメですよ。
ま、これは言われるまでもなく、今回もみんなしたことでしょう。
7)自分の安全に不安を感じたら、本社や現地の日本大使館・総領事館等に連絡する。 (日本大使館・総領事館の連絡先は常に持ち歩く)悲しいかな、これも在モス邦人の普段からの常識ですね。
==========
モスクワに住む事の窮屈さは、恐らく他の国では味わえない様なモノがあると思う。
そりゃ〜、感じ方は人それぞれだし、モスクワ郊外の日本人地域に住むか
市内でロシア人に紛れて住むかで生活様式はかなり違って来るので
決めつける事は出来ないかもしれない。
だいたい、ワタシだってモスクワを楽しむ事だってあるし。
それでも
日本人にとって住み易くて良い所だよ
という人は稀なんじゃないだろうか?
(最初からロシアが好きで好んで来た人を除く)
それなのに、こんなに色々と制限されたら
辛うじて楽しんでいるモスクワ生活を、一体どうやって楽しめば良いんだろう?
そもそも公共交通機関がダメなら、移動手段としてはほとんどタクシーしかないモスクワ。
そのタクシーだって非常に使い勝手が不便である事は以前の記事で書いた通り。
(こんな記事もありました。)
しかし、最近になって 新しくモスクワに拠点を構えた企業、
ことさらリーマン以降に来た企業は、
駐在員家族に対するハイヤーやタクシー等の利用料の
会社からの補助も少ない所も多い様に感じる。
しかしながらモスクワは広い。
食材や雑貨等の生活用品の買い物が一つの場所で済むと言う事もまずない。
習い事や、友達と会うのも徒歩県内で済ませられるケースは少ないだろう。
(日本人多住地域を除く)
だとすれば、公共の交通機関を使わずに生活するには、
相当の会社から“家族への補助”が必要だ。
しかしその“補助”だって、必ずしも十分な企業だけではない。
そんな事実を差し置いて、
各企業がテロ対策、安全対策 の一環として公共交通機関の利用を禁止する規則を作り、現地では従業員や家族がそれを守っていたことも、きちんと評価されるべきである。
等と、一部の企業が行っている行為のみに焦点を当てて評価するのは、
これ如何に
もちろん、この文章の頭には
今回の事件で日 本人が被害に遭わなかったのは不幸中の幸いで、
単なる偶然ともいえるが、
(単なる偶然だよっ!!。。。と読んだ瞬間に突っ込みを入れたワタシ(ーー;))
とは添えられているが
日本のニュース番組で
「日本人はメトロ使いませんから!」
と在モス邦人が電話インタビューで答えたり。。。
(答えた方には何の罪もないが、一部の生活しか知らない人じゃ無い人に答えて欲しかった。。。)
BS海外安全情報でも
「モスクワでは公共の交通機関の使用を禁止し。。。」
なんて放送されたり。。。
(少なくとも在モス日本大使館では“禁止はしません”とハッキリ言っていたが。。。電話にて確認済み)
駄目押しの様に『モスクワ公共交通機関禁止令』が電波に乗っていた。。。
こんな中で、まん万が一、私の様な地下鉄ユーザーが
何か地下鉄で事件に巻き込まれてニュースになろうもんなら
「公共交通機関の使用を禁止していたにも関わらず、使用してい た」
「危険な所に自ら進んで行ったのだから、死んでも自己責任だ」
どっかで聞いた事あるフレーズですね〜。(ーー)
なー んて、2ちゃんとか、Yahooニュースのコメント欄とかで、
炎上しちゃうんじゃないだろうか?
そんでもって企業でも
「ええ、公共の交通機関は禁止していたんですが。。。残念です。。。」
な〜んて、軽やかに責任回避のネタにするのだろう。
あれから、一時的に地下鉄の使用を禁止している企業も多いのは事実。
(でも“あれから”であって、その前はしていなかったんだよ!)
さて、一体、どのタイミングでその禁止令を解くのか?
はたまた、もう解かないのか?
禁止された中で、あくまでも個人的な自己責任でコソコソ公共交通機関を使うのか?
私個人としては。。。
禁止禁止、と過剰反応したり責任回避したりせずに
臨機応変にその時の利便性とリスクを考えて
公共交通機関とタクシーをいつでも使える状態にしておくのが
望ましいと思うのだが。。。
そもそも、モスクワに住んでいる事自体、
それぞれがリスクを背負って生活していると言う事は、
皆ほとんど自覚しているのだから。。。
さて。。。
あれからみんな、どうしてる?
2010年01月04日
タクシー事情@モスクワ
あけましておめでとうございます。
まだまだ辞令が出るよすも無く、
りすりす通信も“モスクワ支局”から異動する事なく
1年を過ごす事になりそうです。
今年もモスクワを愚痴っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
とは言え、昨年11月から急遽日本に一時帰国してから、引き続き日本滞在中。
(^^;)
だんだんモスクワの生活が人ごとの様に思える時間が増え、
日本のラクチン生活が日常に変わりつつある。
例えば、好きな所に好きな様に、安心して行く事が出来る日常。
日本では、電車もバスも、とても清潔で明るく、居眠りしても全然安心だし
車内が昼間っから酒臭かったり何か臭かったりする事も無い。
終電に乗り遅れれば、適当にタクシーを拾えばいいし、
車があれば、免許証と財布を持って、どこへでも行ける。
モスクワでは、車を運転するのにも、
免許証以外に様々な書類手続き及び携帯が必要だし、
路上に出れば1日1回は事故を目撃する程事故が多い。
しかも悪徳警官もいるという悪条件の為、
万が一の時の対応を、ロシア語も出来ない日本人個人で解決するのが非常に困難。
そのため、モスクワでは、会社で個人の運転を禁止している所もあるし
これらの事情を考え、自主的に運転をしない人が多い。
しかし、地下鉄やバスで行けない場所も多いし、やはり車は必要。
多くの駐在員は運転手を雇って
自分の(自社の)車を運転してもらって街中を移動している。
駐在員の家族も、その運転手を使わせてもらえる場合もあるし、
家族専属の運転手を雇ってもらえるという、非常に恵まれた会社もあるようだ。
一方、多くの駐在員家族は、車が必要な時はタクシーやハイヤーを使い、
会社がそれをサポートしてくれる場合も多い。
日本でこの話をすると
等と、実際に住んでいる人間からしてみれば、
なんともトンチンカンな反応を受ける事が多い。
なぜなら、日本や、その他多くの国のタクシーとロシアのタクシーでは、
使い勝手が違いすぎるからだ。
まず、ロシアでは所謂“流し”と呼ばれるタクシーは、ほとんどいない。
もちろん、鉄道の大きな駅や、空港、大きなショッピングセンターの近辺では
タクシーが客待ちをしている事も珍しくない。
空港のタクシー
しかし、
ちょっと出かけたいから
等と思いつきでタクシーを捕まえるのは、ほとんど不可能に近い。
仮に、運良く捕まえられたとしても、流しのタクシーの値段は交渉制。
しかも、運転手は十中八九ロシア語しか喋れない。
つまり、値段交渉と行き先をロシア語で行える程度のロシア語が必要になる。
ロシアでタクシー(白タク含)を捕まえるときはこのポーズ
そこで、多くの日本人は電話予約でタクシーを呼ぶ。
という反応は、またまたトンチンカン。
日本や諸外国の様に、
タクシーを呼べば、早くて5分、遅くても30分以内くらいに来る、
というのは、モスクワでは通用しない。
タクシーを呼ぶときは、
遅くても前日、週末等に必要な時は3日前くらいまでに予約をし、
基本的には、その時点で何時から何時まで使うと言う事を伝えなければならない。
例えばウチのある日曜日の予定は
朝5:30に家に来てもらい、森へ
2〜3時間森を散策した後に市場に買い物に行き、
その後、市場で買えない品物をスーパーに買いに行き
マックでハンバーガーを買って帰宅
これは、だいたい6時間くらい必要かな〜、
ってことで「5:30から6時間程度」という予約を入れる。
しかし、朝、5時に起きてみると、ちょっと今日は頭が痛いなぁ〜。。。
と思っても、ここで予約をキャンセルしてしまうと、
この日は車を使う事が出来ないので、
5:30に家に来たタクシーをそのまま待たせて、少し様子を見る。
2時間くらい待たせて、良くなって来たから出掛けよう、と思っても
残りは4時間しかないので、とにかく買い物をしないとイケナイ。
森に行く事は諦めて、1週間の死活問題である食料調達を優先させる。
予約の開始が朝の5:30なので、6時間経ってもまだ午前中。
森に行くのに十分な時間があるのに、
タクシーの事情で森を諦めるという選択にならざるを得ないのだ。
(※もちろん、タクシーの方に時間の余裕があれば延長も可です。)
さらに、そのタクシーの乗り心地も日本とは大きく違う。
もちろん、中には三菱やホンダ、
さらにベンツ等の高級車のタクシーもあるが(ドイツでは100%ベンツ)
すげー古くて小ちゃ〜〜〜いポンコツ車のタクシーも結構沢山ある。
そして、その古いタクシーに当ってしまえば、
だいたいショックアブゾーバー感もゼロなので道路のガタガタが直に体に響く。
モスクワのハンバ無い渋滞に巻き込まれて長丁場になれば、
お尻と腰がハンパ無く痛くなってしまう。
頭に黄色いの付けてんのがタクシー
そしてそして、その運転手も様々で、
非常に運転もうまくて紳士的で清潔な人(2割くらいかな〜)もいれば、
へたくそな運転、粗い運転の上にホームレスかと思う程汚い人もいて、
そんな人に当った日にゃぁ〜、あーた!
こんな僻地に送られて
こんな汚いタクシーに乗せられて
私が一体何をしたと言うんだ?!
。。。と、絶望的な気持ちにもなるというものだ。(T_T)
その辺の道路で手を挙げればタクシーが止まってくれて、
値段はメーター制により正当に決められ、
運転手は様々ながらホームレス臭を漂わせる事は皆無。
使用されている車もキチンと整備され、シートの乗り心地も良い。
そんな快適なシステムのタクシーが、“当たり前”ではなく
“ありがたい事”なのだということを、
近い将来日本に帰って暮らす事になっても、忘れないでいよう、と思う新年です。
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まだまだ辞令が出るよすも無く、
りすりす通信も“モスクワ支局”から異動する事なく
1年を過ごす事になりそうです。
今年もモスクワを愚痴っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
とは言え、昨年11月から急遽日本に一時帰国してから、引き続き日本滞在中。
(^^;)
だんだんモスクワの生活が人ごとの様に思える時間が増え、
日本のラクチン生活が日常に変わりつつある。
例えば、好きな所に好きな様に、安心して行く事が出来る日常。
日本では、電車もバスも、とても清潔で明るく、居眠りしても全然安心だし
車内が昼間っから酒臭かったり何か臭かったりする事も無い。
終電に乗り遅れれば、適当にタクシーを拾えばいいし、
車があれば、免許証と財布を持って、どこへでも行ける。
モスクワでは、車を運転するのにも、
免許証以外に様々な書類手続き及び携帯が必要だし、
路上に出れば1日1回は事故を目撃する程事故が多い。
しかも悪徳警官もいるという悪条件の為、
万が一の時の対応を、ロシア語も出来ない日本人個人で解決するのが非常に困難。
そのため、モスクワでは、会社で個人の運転を禁止している所もあるし
これらの事情を考え、自主的に運転をしない人が多い。
しかし、地下鉄やバスで行けない場所も多いし、やはり車は必要。
多くの駐在員は運転手を雇って
自分の(自社の)車を運転してもらって街中を移動している。
駐在員の家族も、その運転手を使わせてもらえる場合もあるし、
家族専属の運転手を雇ってもらえるという、非常に恵まれた会社もあるようだ。
一方、多くの駐在員家族は、車が必要な時はタクシーやハイヤーを使い、
会社がそれをサポートしてくれる場合も多い。
日本でこの話をすると
『いいじゃん、自分で運転出来なくても!タクシーなんて、セレブぢゃん』
等と、実際に住んでいる人間からしてみれば、
なんともトンチンカンな反応を受ける事が多い。
なぜなら、日本や、その他多くの国のタクシーとロシアのタクシーでは、
使い勝手が違いすぎるからだ。
まず、ロシアでは所謂“流し”と呼ばれるタクシーは、ほとんどいない。
もちろん、鉄道の大きな駅や、空港、大きなショッピングセンターの近辺では
タクシーが客待ちをしている事も珍しくない。
空港のタクシー
しかし、
ちょっと出かけたいから
ウチの近くの大道路まで出て、タクシーでも捕まえよっかなぁ〜
等と思いつきでタクシーを捕まえるのは、ほとんど不可能に近い。
仮に、運良く捕まえられたとしても、流しのタクシーの値段は交渉制。
しかも、運転手は十中八九ロシア語しか喋れない。
つまり、値段交渉と行き先をロシア語で行える程度のロシア語が必要になる。
ロシアでタクシー(白タク含)を捕まえるときはこのポーズ
そこで、多くの日本人は電話予約でタクシーを呼ぶ。
『いいぢゃ〜ん!タクシーを家に呼びつけて使えるなんて、セレブぢゃ〜ん』
という反応は、またまたトンチンカン。
日本や諸外国の様に、
タクシーを呼べば、早くて5分、遅くても30分以内くらいに来る、
というのは、モスクワでは通用しない。
タクシーを呼ぶときは、
遅くても前日、週末等に必要な時は3日前くらいまでに予約をし、
基本的には、その時点で何時から何時まで使うと言う事を伝えなければならない。
例えばウチのある日曜日の予定は
朝5:30に家に来てもらい、森へ
2〜3時間森を散策した後に市場に買い物に行き、
その後、市場で買えない品物をスーパーに買いに行き
マックでハンバーガーを買って帰宅
これは、だいたい6時間くらい必要かな〜、
ってことで「5:30から6時間程度」という予約を入れる。
しかし、朝、5時に起きてみると、ちょっと今日は頭が痛いなぁ〜。。。
と思っても、ここで予約をキャンセルしてしまうと、
この日は車を使う事が出来ないので、
5:30に家に来たタクシーをそのまま待たせて、少し様子を見る。
2時間くらい待たせて、良くなって来たから出掛けよう、と思っても
残りは4時間しかないので、とにかく買い物をしないとイケナイ。
森に行く事は諦めて、1週間の死活問題である食料調達を優先させる。
予約の開始が朝の5:30なので、6時間経ってもまだ午前中。
森に行くのに十分な時間があるのに、
タクシーの事情で森を諦めるという選択にならざるを得ないのだ。
(※もちろん、タクシーの方に時間の余裕があれば延長も可です。)
さらに、そのタクシーの乗り心地も日本とは大きく違う。
もちろん、中には三菱やホンダ、
さらにベンツ等の高級車のタクシーもあるが(ドイツでは100%ベンツ)
すげー古くて小ちゃ〜〜〜いポンコツ車のタクシーも結構沢山ある。
そして、その古いタクシーに当ってしまえば、
だいたいショックアブゾーバー感もゼロなので道路のガタガタが直に体に響く。
モスクワのハンバ無い渋滞に巻き込まれて長丁場になれば、
お尻と腰がハンパ無く痛くなってしまう。
頭に黄色いの付けてんのがタクシー
そしてそして、その運転手も様々で、
非常に運転もうまくて紳士的で清潔な人(2割くらいかな〜)もいれば、
へたくそな運転、粗い運転の上にホームレスかと思う程汚い人もいて、
そんな人に当った日にゃぁ〜、あーた!
こんな僻地に送られて
こんな汚いタクシーに乗せられて
私が一体何をしたと言うんだ?!
。。。と、絶望的な気持ちにもなるというものだ。(T_T)
その辺の道路で手を挙げればタクシーが止まってくれて、
値段はメーター制により正当に決められ、
運転手は様々ながらホームレス臭を漂わせる事は皆無。
使用されている車もキチンと整備され、シートの乗り心地も良い。
そんな快適なシステムのタクシーが、“当たり前”ではなく
“ありがたい事”なのだということを、
近い将来日本に帰って暮らす事になっても、忘れないでいよう、と思う新年です。