レーニン廟
2011年07月29日
Meeting Lenin
夏のモスクワは、冬とは比べ物にならない程外国人が多い。
モスクワに引っ越しが決まるまでは、私にとってのモスクワは
“あんまり興味なし”
“旅行に行きたいリストで言えば下から数えた方が断然早い”
“タダなら1週間くらい行ってやってもいい”
“住むなんてもってのほか”
。。。な場所であった。
しかし、夏が来る度に、
この町に外国人旅行者の姿が溢れ
日本行きの飛行機がツアー客で一杯になるのを見る度に
“モスクワって(ロシアって)結構人気の旅行先なんだ。。。”
と、実感する。
例えば、お土産通りのアルバート通りでは
カメラを首から下げた人
旗を持った人の周りにゾロゾロとくっ付いてあるく団体旅行の人
そして、あの人にお会いする列も。。。
運が悪ければ、朝10時前に並んでも500人もの人の後に並ぶ事になり
数時間待った挙げ句に何も見られずにスゴスゴと帰るハメになる事もあると言う。
レーニン廟が公開されているのは、
月曜日と金曜日を除く10:00〜13:00
等と聞いていたので、まずは列に並ぶ一人を残して
荷物を預ける場所を確認に。。。
荷物の預け場所は「歴史博物館の建物の一角」。
確かに、ある一角に旅行者らしき人達が列をなす場所があるのだが
そこに入る手前は、ブロックされており、赤の広場側からは入れない様になっている。
どこから入るかと言えば、先ほど並んでいた列が、
さらに進んでレーニン廟入り口近くになると、その場所に
逆方向から近づく様な位置になっているのだ。
奥の方に見えるのが入り口。左手奥、写真の外にはさらに長い列が続いている。
むむっ。。。
もしここが荷物の預け場所だとしたら、さっきの場所からそのまま並んで
入り口の手前で少し列から外れて荷物を預け
再び列に戻って入場するというシステムになってるっぽいな。。。
。。。と言う事は想像が出来たのだが
そのブロックの手前に女性の赤の広場の職員(?)らしき人が居たので
とにかく確認してみる事に。。。
「エタ ドリャ スムカ?ーこれは荷物の(列)ですか?ー」
女「ニェット ニェット!ー違う、違うー」
「えーーー。。。エタ ニェット ドリャ スムカ?ニェット ドリャ レーニン?
ーバックの列じゃないの?レーニンのじゃないの?ー」
女「ニェット!アラウンド!ー違う!裏側!(around)ー」
「えええええ?スムカ ニェット?ー荷物のじゃないの?ー」
女「アラウンド!」
「вы знаете где я могу...ーどこかご存知じゃ。。。ー」
女「あら〜〜〜うんどっ!!」
こんな片言のロシア語と、超〜〜〜〜無愛想。。。
。。。てか、むしろイチイチ起こってるっぽいソ連臭漂う態度の女性とのやりとりが
炎天下で10分弱続いただろうか。。。
。。。埒あかん。。。
(ーー;)
仕方がないのでブロックしてある柵越しに、
旅行者とおぼしき方々に話しかけようと身を乗り出すと。。。
今度はビッチ女が私を押しのけようとする。。。
ビッチ女「ニェット!ニェット!ーダメ、ダメ!ー」
そんな女の制止を無視して話しかけるワタシ。。。
「すみません、この列って荷物預ける為の列ですか?(英語)」
旅行者さん「そうですよ。」アッッサリ。。。(ー∀ー;)
。。。つまり。。。
やはり、あのまま列に並び、この荷物預かり所の近くまで来たら
一旦列を離れ、荷物を預けてから列に並び直す。。。と。。。
その場でそんな風に流れを確認していると。。。
ビッチ「他に何か質問は」
あ”〜〜〜っ
質問だぁ
てめー、人が必死に片言ロシア語で話してんのに
ろくに質問の内容も聞かねーで、
何が質問だよ、このソレビッチめっ!(ソ連+ビッチ)
。。。と、心の中で中指を立てつつ。。。(^^;)
「いえ。。。質問はありません。。。(ー∀ー;)」
そして、友達A子ちゃんの待つ列の元へ戻り、おとなしく並ぶ我々であった。。。orz
並んでいる人数はそれなりに多かったものの、進みが早かったので
レーニン廟へ入るまでの時間は思ったよりもかなり短く
15分程度で中へ入る事が出来た。
レーニンさんのご遺体は、噂通りの“ほぼ蝋人形”。
立ち止まって見る事が出来ない、所謂パンダ見状態なので
ものの30秒程で見学は終わってしまうのだが
ま、それ以上見てもどうしようもない。。。十分でしょ、って感じ。
レーニン廟を出てから、ソレビッチとの事の次第をA子ちゃんに報告すると
「それも含めてのレーニン廟なんじゃない?」
。。。
な。。。なんと。。。
なんて達見したモノの見方だ。。。
あの超スーパー・ウルトラ・アンビリーバボリー感じ悪い
ソ連臭いビッチの応対を含めて
レーニンさんをお参りするという、いわばソ連の郷愁に浸る一連のイベントなのだ。。。
という彼女のご意見。。。
そう考えると、
入場の瞬間から全てがおとぎの国的なディズニーランドのソ連版
。。。と、言えなくもない。。。(ーvー;)
。。。恐るべき、ロシア流ホスピタリティー。。。
ちなみに、このレーニンさん
エリツィンさんの時代より、サンクト・ペテルブルクの
レーニン・ママの眠るお墓の横に、そろそろ埋めて差し上げるべき。。。
との論争がある。
まーね。。。つまりは死体を晒してる訳だしね。
もうそろそろ安らかに眠らせてあげても良い様な気はするわな。。。
数年に1回は身体も晒してメンテナンスしてもらわないと“持たない”体なんてねぇ。。。
そうしてでも、強いソ連のシンボルとして
文字通り目に見える形で残しておきたい勢力もいるんだわね。。。
プーちゃんとかね。。。
メンテナンスの様子の画像はこちら※。
グロイのも入ってるから要注意ね。
==========
レーニン廟
月、金を除く10〜13時
入場無料
並ぶ場所は、レーニン廟前ではなく
グムデパートを背にした左手、赤の広場から少し外に出た所。
公開時間内に入場出来なければ、もちろん容赦なく門は閉ざされる。
荷物一時預かり:バック60ルーブル
その他、携帯だけとか、PC等、それぞれで料金が違う。
記事中にも書いた様に、レーニン廟への入場の列に並んでいれば
自然に預かり所近くに並ぶ時が来るので、その時に一旦列を離れて荷物を預ける。
見てる限りでは、結構大きなバックを持っていても入れている様に見受けられたが
担当者による可能性も大きい。
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モスクワに引っ越しが決まるまでは、私にとってのモスクワは
“あんまり興味なし”
“旅行に行きたいリストで言えば下から数えた方が断然早い”
“タダなら1週間くらい行ってやってもいい”
“住むなんてもってのほか”
。。。な場所であった。
しかし、夏が来る度に、
この町に外国人旅行者の姿が溢れ
日本行きの飛行機がツアー客で一杯になるのを見る度に
“モスクワって(ロシアって)結構人気の旅行先なんだ。。。”
と、実感する。
例えば、お土産通りのアルバート通りでは
カメラを首から下げた人
旗を持った人の周りにゾロゾロとくっ付いてあるく団体旅行の人
そして、あの人にお会いする列も。。。
運が悪ければ、朝10時前に並んでも500人もの人の後に並ぶ事になり
数時間待った挙げ句に何も見られずにスゴスゴと帰るハメになる事もあると言う。
レーニン廟が公開されているのは、
月曜日と金曜日を除く10:00〜13:00
カメラやビデオ、大きな荷物は持ち込む事が出来ないので
入場前に預ける必要がある。
入場前に預ける必要がある。
荷物を預けないで入り口で引っかかったら
また後ろに並び直さないといけない。
また後ろに並び直さないといけない。
等と聞いていたので、まずは列に並ぶ一人を残して
荷物を預ける場所を確認に。。。
荷物の預け場所は「歴史博物館の建物の一角」。
確かに、ある一角に旅行者らしき人達が列をなす場所があるのだが
そこに入る手前は、ブロックされており、赤の広場側からは入れない様になっている。
どこから入るかと言えば、先ほど並んでいた列が、
さらに進んでレーニン廟入り口近くになると、その場所に
逆方向から近づく様な位置になっているのだ。
奥の方に見えるのが入り口。左手奥、写真の外にはさらに長い列が続いている。
むむっ。。。
もしここが荷物の預け場所だとしたら、さっきの場所からそのまま並んで
入り口の手前で少し列から外れて荷物を預け
再び列に戻って入場するというシステムになってるっぽいな。。。
。。。と言う事は想像が出来たのだが
そのブロックの手前に女性の赤の広場の職員(?)らしき人が居たので
とにかく確認してみる事に。。。
「エタ ドリャ スムカ?ーこれは荷物の(列)ですか?ー」
女「ニェット ニェット!ー違う、違うー」
「えーーー。。。エタ ニェット ドリャ スムカ?ニェット ドリャ レーニン?
ーバックの列じゃないの?レーニンのじゃないの?ー」
女「ニェット!アラウンド!ー違う!裏側!(around)ー」
「えええええ?スムカ ニェット?ー荷物のじゃないの?ー」
女「アラウンド!」
「вы знаете где я могу...ーどこかご存知じゃ。。。ー」
女「あら〜〜〜うんどっ!!」
こんな片言のロシア語と、超〜〜〜〜無愛想。。。
。。。てか、むしろイチイチ起こってるっぽいソ連臭漂う態度の女性とのやりとりが
炎天下で10分弱続いただろうか。。。
。。。埒あかん。。。
(ーー;)
仕方がないのでブロックしてある柵越しに、
旅行者とおぼしき方々に話しかけようと身を乗り出すと。。。
今度は
そんな女の制止を無視して話しかけるワタシ。。。
「すみません、この列って荷物預ける為の列ですか?(英語)」
旅行者さん「そうですよ。」アッッサリ。。。(ー∀ー;)
。。。つまり。。。
やはり、あのまま列に並び、この荷物預かり所の近くまで来たら
一旦列を離れ、荷物を預けてから列に並び直す。。。と。。。
その場でそんな風に流れを確認していると。。。
ビッチ「他に何か質問は」
あ”〜〜〜っ
質問だぁ
てめー、人が必死に片言ロシア語で話してんのに
ろくに質問の内容も聞かねーで、
何が質問だよ、このソレビッチめっ!(ソ連+ビッチ)
。。。と、心の中で中指を立てつつ。。。(^^;)
「いえ。。。質問はありません。。。(ー∀ー;)」
そして、友達A子ちゃんの待つ列の元へ戻り、おとなしく並ぶ我々であった。。。orz
並んでいる人数はそれなりに多かったものの、進みが早かったので
レーニン廟へ入るまでの時間は思ったよりもかなり短く
15分程度で中へ入る事が出来た。
レーニンさんのご遺体は、噂通りの“ほぼ蝋人形”。
立ち止まって見る事が出来ない、所謂パンダ見状態なので
ものの30秒程で見学は終わってしまうのだが
ま、それ以上見てもどうしようもない。。。十分でしょ、って感じ。
レーニン廟を出てから、ソレビッチとの事の次第をA子ちゃんに報告すると
「それも含めてのレーニン廟なんじゃない?」
。。。
な。。。なんと。。。
なんて達見したモノの見方だ。。。
あの超スーパー・ウルトラ・アンビリーバボリー感じ悪い
ソ連臭いビッチの応対を含めて
レーニンさんをお参りするという、いわばソ連の郷愁に浸る一連のイベントなのだ。。。
という彼女のご意見。。。
そう考えると、
入場の瞬間から全てがおとぎの国的なディズニーランドのソ連版
。。。と、言えなくもない。。。(ーvー;)
。。。恐るべき、ロシア流ホスピタリティー。。。
ちなみに、このレーニンさん
エリツィンさんの時代より、サンクト・ペテルブルクの
レーニン・ママの眠るお墓の横に、そろそろ埋めて差し上げるべき。。。
との論争がある。
まーね。。。つまりは死体を晒してる訳だしね。
もうそろそろ安らかに眠らせてあげても良い様な気はするわな。。。
数年に1回は身体も晒してメンテナンスしてもらわないと“持たない”体なんてねぇ。。。
そうしてでも、強いソ連のシンボルとして
文字通り目に見える形で残しておきたい勢力もいるんだわね。。。
プーちゃんとかね。。。
メンテナンスの様子の画像はこちら※。
グロイのも入ってるから要注意ね。
==========
レーニン廟
月、金を除く10〜13時
入場無料
並ぶ場所は、レーニン廟前ではなく
グムデパートを背にした左手、赤の広場から少し外に出た所。
公開時間内に入場出来なければ、もちろん容赦なく門は閉ざされる。
荷物一時預かり:バック60ルーブル
その他、携帯だけとか、PC等、それぞれで料金が違う。
記事中にも書いた様に、レーニン廟への入場の列に並んでいれば
自然に預かり所近くに並ぶ時が来るので、その時に一旦列を離れて荷物を預ける。
見てる限りでは、結構大きなバックを持っていても入れている様に見受けられたが
担当者による可能性も大きい。