帰国中の近過ぎる。聖夜の泡。
2010年12月21日

日本も油断なんねぃ件。

お伝えした様に、現在一時帰国中。

今年は随分日本で過ごした時間が長くなってしまったが
ほとんどが私1人の帰国。
今回は相棒ぶひが一緒だったので、こちらでも一緒に行動する時間が多かったのだが、
宿泊場所は別々。
私はいつもの通り、都内の実家。
ぶひは都内某ホテルへ宿泊していた。

その日も昼間にどこかで待ち合わせて用事を済ませる予定で
ぶひからの電話待ちだったのだが。。。

「もしもし?」

「もし?何時にすんのよ。」

「あのね。。。」

「あ?」

「ちょっとね〜。時間かかりそうなんだよ。」

「なにがよ?」

「実わね。。。」

「うん。」

「あのね。。。」

「うん。。。」

「えーーーっと。。。」

「なによっ!」

「。。。時計盗まれちゃった。」

「あ〜〜〜?どこで?!」

「多分、ホテル。。。」

はっきり言って、ぶひは非常に危機意識が低い。
空港でもどこでも、手荷物を平気で自分の体が触れていない位置に置き去りにし、
バルセロナでは、足元において置いたバックを当然の様に盗まれた。
もちろん、今でもその習性は治っていない。

スーパーのレジでも、札入れ用財布から札を出したら
その財布をレジの上に“ポン”と置き
ポケットの中の小銭を弄る、という行動を何度注意しても平気で行う。
しかも、注意すると若干逆切れ気味になる。

時計(数十万円也)だって、レストランでも、バーでも、所構わず腕から外して
テーブルの上に無造作に置いておく。
もちろん、注意しても無駄。いつでもどこでも、時計を外す。

モスクワのレストランでも、そんな風にしてテーブルの上に置き忘れた時計を
店員がドアまで追いかけて届けてくれた、
という奇跡的にラッキーな出来事があったが
そんな自分の危うさを全く認めない“残念なぶひ”なのだ。

今回も、この「時計を盗まれた」という第一声を聞いて

どーせ、レストランかどっかで、腕から外して置いて来たのだろう

と思った。

安くない時計を盗まれたのは痛いけど
ちったー頭を冷やす、良い機会だろ。

くらいに思った。

でも、今回の件は様子が違った。

何故なら。。。

現場はホテルの部屋

だったから。。。(ーー;)

しかし、ぶひは整理整頓能力もゼロなので
良くモノを無くし、探す。

ホテルの部屋で盗まれた、と聞いても

どっかに転がってるんじゃないの?( ̄‥ ̄)

くらいに思っていた。



んが。。。



これが間違いなく
ホテルの部屋が現場の盗難事件である、と思えたのは


「お財布の中の現金(10万程度)も盗まれた。」
カード類の被害はナシ。

と聞いた時。

しかも、チェックインしてから、盗まれたと気付くまでの行動を検証すると
どう考えても、盗まれたのは

睡眠時

つまり、ぶひが 


ぐぉー、ぐぉ〜〜〜〜


と高いびきで寝てる間に
ホシが侵入して、時計と財布の中身を盗って行った。。。

いつものぶひの不注意による災難であれば、
小一時間程度は説教する所だが、今回は


「命があっただけでも、ありがてぇと思えよ。」


という、思いやり溢れる優しい言葉を掛けてみた。
なまじっか、ホシ侵入中に目が覚めようもんなら
刺されても不思議ではない。

「ああ!そう言われれば、そうだね!!」


。。。気付いたの、今かよ。。。(ーー;)



違う意味で説教をしたくなったが
まぁ、そこはワタシも大人。。。グッと堪えて

「最近は窃盗も日本人とは限らないしね。
時計と現金だけで良かったわよ、ぶひちゃん。(ーvー;)」

と、また大人の対応をする成長著しいワタシのシッポに
火を付ける様なぶひの反応は。。。

「でもね、現金の実質被害は4万程度なんだよ♪」

「え?なんで?」

「え〜〜〜〜?。。。怒んない?(* ̄∇ ̄*)エヘヘ」

「うん、怒んないよ。(^^;)」

「実はさ〜

アーリー・チェックインが出来なくてさ
(モスクワ便は早朝に成田に着くため、都内のホテルには
通常のホテルが設定しているチェックインの時間より相当早く到着してしまうため
チェックインの時間を早めてもらう(アーリー・チェックイン)を
いつもは頼んでいる)

時間つぶしにパチンコ行っちゃってさ〜♪」

「。。。(ーー;)」

「中森明菜、歌姫伝説

「。。。(ーー)」

「出ちゃってさ〜。v( ̄∇ ̄)v」

「。。。(ーー#)」

「トータルすると、差し引き4万くらいの損失しかないんだよ〜♪( ̄ー ̄)ニヤリッ」
↑得意げ。



やはり説教は必要だ、と判断致しました。(ーー)凸



どなたか。。。


ぶひに付ける薬を下さい。





ちなみに、今回泊まっていたホテルは
都内某大手有名ホテルチェーンです。

もちろん、ドアにはオートロックが掛けられ
外から鍵を開けるにはカード式のデジタルロックを解除する必要があり
ホシがどうやって侵入したかは分かりません。
ホテルの廊下、個室のドア近辺にはカメラも設置していないため
不審者の出入りも確認出来なかったそうです。
この日以降、ドアにはチェーン(バー)ロックも掛ける様にしました。

最近の日本、本当に油断なりません。

在モス邦人の方は、普段緊張しながら生活しているため
日本帰国中はもちろん、日本在住中だったら絶対注意して緊張するはずの
他の欧州諸国に行った際に、気が抜けて(モスクワより安心感がある)
逆にスリや犯罪に遭う確率が高い、という話もあります。
(今回のぶひはその例ではありませんが。。。)
年末年始、旅行に出かける在モスの方も多いでしょうが
くれぐれもお気をつけ下さいマシ。

さ。。。先日、無駄に上がってしまったぶひのカブが、これで少しは修正出来たでしょうか。。。(ーvー)


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risurisu_journal at 16:13│ブログランキングComments(8)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 一時帰国中 | 治安・安全
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この記事へのコメント
1. Posted by junko   2010年12月21日 16:36
Ciao 始めまして
liliaさんのとこからやってきました
なんでかってliliaさんとこにコメント入れてたら、私の前にリリさんのコメントがひょっこり入ってきたので、来てみました 笑

しかし...この話
信じられな―――い!!
この物騒なイタリアだって、人がいるときにそれもホテルで、部屋に入ってくるなんてありえないし、聞いたことないもん
へ〜〜〜日本もね――
私も日本だと、やっぱり気が緩むのよね
そっか――これからそううかうかぼんやりもしてらんない!!ってわけね
でもこういうのホテルに盗難届みたいの出せないのかしら?

まあ、パチンコで稼いだから、被害少ないって、まあ不幸中の幸いってことなのかしらね―
それでも考えれば考えるほど、怖いわ

ぁ、そうだ
一時、イタリアで家の中に催眠ガスを注入して、それで家人をぐっすり寝込ませて、物を盗むっていうのが流行ったことがあるんだけど、今回もそうかもね
だって、入ってきたのに、気付かないなんてありえる??
まあ、この彼の場合だったらあるかもしれないけど ふふふ

長くなっちゃったけど、またおじゃましまーす。
2. Posted by tomtom   2010年12月21日 20:27
通りがかりで失礼します。
日本のホテルで睡眠中に侵入され、時計を盗まれ、更に現金も。。(なぜか財布ごとではない)
初めて聞きました。驚きです。
シャワー中に、、、、、という話はよく聞きますが.....
3. Posted by Kazue   2010年12月23日 01:11
そいつぁ・・・災難だったね・・・
としか言いようがありません。
ロックされていた部屋に入れる なんて従業員か、でなければよっぽどロックがヘボいか どちらかでしょ。どっちも怖い。
命狙いじゃなくてよかったよ!

ていうか最近の日本、怖い と思うことが多々ある。
何にも考えてませーん という倦怠感と同時に、どこでどんな犯罪に遭うかわからないという重さあり。
危険であることが前提のモスクワとはまた違った恐ろしさがあるわ。


4. Posted by yuki   2010年12月23日 18:01
今回は日本で会えなくて残念でしたわ。
しかーし、災難でしたね。
その後犯人が見つかったりとかしたのでしょうか。
私も日本だとホテルを信用してしまって、案外私物は部屋に出しっ放しで外出したりしてましたが、やっぱり危ないですね…
実際滞在が長くなると、余計にいちいちしまうのも面倒くさくなるし…

従業員を全員調べるとかできないのかしらん。
5. Posted by りり   2010年12月23日 23:39
Ciao, Junkoさん!
初めまして♪lilia師匠の所からいらして下さったんですね^^

私も今でも信じられませんが、もうそれしか考えられないのですよ。
チェックインしてからすぐの出来事で、外食等もする前の出来事だったので
財布はともかく、時計を部屋以外の場所で奪われるチャンスはないのですよ。
帰国する度に思うのですが、日本も外国人もすごく多くなったし
(もちろん、だからと言って今回の犯人が外国人だと言ってる訳じゃないですよ!)
かつての日本とは明らかに治安面でも変わって来てますよね。
しかも、ぶひは元々鈍感ってのもありますが、この時は導眠剤を服用していたので、
益々目覚めなかったのだと思います。
今回の件は、もちろんホテル側にも警察にも連絡しました。

イタリアでは催眠ガスを使って?!
こわ〜〜〜。。。でも、良い情報を伺いました。
来週末からイタリアへお邪魔しますので、ホテルではチェーンもしっかり掛けて
用心したいと思います。ありがとうございました!
6. Posted by りり   2010年12月23日 23:48
tomtomさん、
コメントありがとうございます。
盗難に遭う際、現金はなくなり財布は無事だった、と言う話は
私自身の経験も含めて、周囲では割とある話だとは思います。
チェックインしてからの行動を、どう細かく考えても
盗まれたのはホテルの部屋でしかありえないんですよ。
きちんとしたホテルでしたので、どうやって鍵を開けたかも含めて
諸々疑問だらけですが、あるとしたら寝てる時しかないのです。。。
シャワーの時に盗まれるって、結構あるんですか?
それも怖いですよね〜。だいたいシャワーを浴びる時間なんて人それぞれだし
その時間ってどうやって見分けてるんでしょう。
きっと奴らはトウシロには想像もつかない様な手段を用いて犯行に及んでいるんでしょうね〜。
しかも、間違って盗難中にシャワーから出て来たら、マッパだし。。。
想像するだけで恐ろしいです。。。(ーー;)
7. Posted by りり   2010年12月23日 23:51
Kazueさん、
そうなんだよね〜。私も疑いたくないけどさ(一流ホテルだし)
従業員だったら、きっと出来るんだよね。。。

なんかさー、日本の治安が悪くなってるのは分かってるつもりだけど
やっぱどっかで受け入れてないんだよね。
特に、モスクワなんかと比べちゃうとさ、絶対今でも日本の方が
治安は良い訳だから。。。
でも、やっぱそれじゃダメな時代になりつつあるんだろうね。
残念だけど。。。
8. Posted by りり   2010年12月23日 23:56
yukiさん、
ホント、残念でした!
でも、帰国の波長が何となく合ってる気がするので
チャンスはまた近いうちに訪れるような予感です。^^

実は、yukiさんのブログを見てビックリしたのですが。。。
(コメント残したかったのですが、その時はiPhoneで見ていたので
テキスト打つの途中で面倒くさくなって挫折しました。。。)
このホテルと、yukiさんが泊まったホテルは
恐らく同じホテルです。
もちろん、滞在期間も思いっきりかぶってます。。。(ーー;)

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