2011年11月18日
Your tear drops can REALLY save japan
先日からお伝えしている、
東北復興支援写真展「TSUNAMI」@デュッセルドルフ
15日から無事に始まっています。
私は、準備からオープニングまでを見届け
昨晩モスクワに帰って参りました。
8月にモスクワ開催時で見た作品の数々とも再会し


一度は見た筈の写真の中の景色だけど、


何度見ても、有り体な言い方だけど、やっぱり胸を打ちます。

改めて、沢山の人に見てもらいたいと、感じます。
オープニング・セレモニーでは、

関係者各位にご挨拶を頂いたり

バイオリンを演奏して頂いたり

何度こなしても、慣れない、苦手だ。。。と言う、
上田さんのスピーチも、なかなかのものでした。(^^)
デュッセルドルフは、欧州でも屈指の在留邦人の多い地域です。
人口58万人程度の街の中に、多い時で1万人を超える邦人が居ました。
現在は、かなり減って8千人以下になっていると言う話も聞きましたが
それでも、この地での日本人とドイツ人の歴史は長く
市の税収の少なくない部分を日本企業が賄っている事もあって
ドイツ人の日本人に対する感情も良好。
もちろん日本に対する興味も他地域のドイツ人より多く持っていると思います。
そういう意味でも、この地で写真展を開催する事の意味は大きいと感じます。

実際、

みなさん、とても熱心にご覧になっていた様に思います。


ある方は私に
−−この風景は、戦後のデュッセルの姿を思い起こさせる−−
と、話し始めました。
(デュッセルドルフの街の建物の多くは戦争によって破壊されました。)
でも、これは戦争じゃないのよね。。。と。。。
−−とてつもない災害だったけど、日本は必ず立ち上がる。−−
何度かそんな言葉を繰り返し、最後に「頑張って下さい」と、日本語で。


日本人の来場者の間では、
あの日、なかなか日本の家族の安否が確認できなかった事や
第一報の映像が、あまりにも想像を超えた物で、
暫くの間は信じられず、文字通り呆然としていた、と言う様な話が聞こえて来ました。
多くの在外者は、
万が一何かあったとしても、飛んで行く事は出来ないという事実に
改めて直面し、焦り、もどかしく思い、
在外で居る事のリスクを再認識したんじゃないでしょうか。
でも、今回の事に関しては国内に居てもなかなか思う様に動けなかったんだよね。

その事のもどかしさは、どんなに頑張っても私に想像出来る筈もない。。。

それぞれの地で

それぞれに、焦りともどかしさがあった。

復興への道も、それぞれの場所で、それぞれのやり方で
歩いて行くしかないと思う。

私が言うのもおこがましいですが、
来場して下さった皆さん、
これから来場下さる皆さん、
本当にありがとうございます。

モスクワで、ドイツで、スペインで、日本で、色んな所で
応援してくれたみんなにも感謝です。
そして、今回のイベントに私を関わらせてくれた
上田さんに感謝。
復興はキレイゴトだけでは進まない。
お金も人も動くし、
お金も人も多様性を含んでいる。
同じモノを見ているようで、同じじゃなかったりする。
その中で、活動を続けて行くのはとても大変だと思う。
どうしようもなく切ない事も、例えそれが怒りであったとしても
きっと「復興支援」というキレイな言葉の中に、呑み込ませているんだろうな、と。
それでも続けて行けるのは、やっぱり「復興への思い」と
復興への力と成り得る様な、人との出会い、繋がり、キモチ、
そんな物が、このような活動の原動力になっているんだ、と感じた。
私がデュッセルを発つ前日の夜、
「ここで出来た事の意味は大きい。」
そう、上田さんが言ってくれた。
私は開催1日目しか見る事が出来なかったので
最終的に、どのくらいの人に見てもらえるのか分からないけど
彼のこの一言は、間違いなく私の原動力にもなる。
最後に。。。
今回の件では沢山の方から励ましを受けました。
素直に嬉しいです。本当に、心から感謝します。
しかしそれは、私がたまたまブログやFaceBookやTwitterという形で発信しているから
私への言葉が集まり易いだけで
実際は、現地の人の力がないと何も出来ないし、
言うまでもなく、私財を投げ打って活動している上田さん本人が居ないと
こんなイベントなんか開催出来なかった訳です。
過大な評価の言葉を受ける度に、申し訳ないキモチで一杯になるのです。
でも、出来れば
そのように評価して頂いた言葉を素直に受け入れられる状態を目指して
自分には何が出来るか、考えて生きたいです。

小さな事から、コツコツと。。。
アレっ。。。?どっかで聞いた??(^^;)
一粒の涙を集めて大海を作る様に。。。
まだまだこれからですから。
何もかも。
上田さんの欧州ツアーもね♪ 成功を祈ってます!(^ー^)
追記==========
ドイツのフリーペーパー、
ニュースダイジェストにインタビューを掲載して頂きました。
ロンドンでの開催は11/21、22です。
東北復興支援写真展「TSUNAMI」@デュッセルドルフ
15日から無事に始まっています。
私は、準備からオープニングまでを見届け
昨晩モスクワに帰って参りました。
8月にモスクワ開催時で見た作品の数々とも再会し


一度は見た筈の写真の中の景色だけど、


何度見ても、有り体な言い方だけど、やっぱり胸を打ちます。

改めて、沢山の人に見てもらいたいと、感じます。
オープニング・セレモニーでは、

関係者各位にご挨拶を頂いたり

バイオリンを演奏して頂いたり

何度こなしても、慣れない、苦手だ。。。と言う、
上田さんのスピーチも、なかなかのものでした。(^^)
デュッセルドルフは、欧州でも屈指の在留邦人の多い地域です。
人口58万人程度の街の中に、多い時で1万人を超える邦人が居ました。
現在は、かなり減って8千人以下になっていると言う話も聞きましたが
それでも、この地での日本人とドイツ人の歴史は長く
市の税収の少なくない部分を日本企業が賄っている事もあって
ドイツ人の日本人に対する感情も良好。
もちろん日本に対する興味も他地域のドイツ人より多く持っていると思います。
そういう意味でも、この地で写真展を開催する事の意味は大きいと感じます。

実際、

みなさん、とても熱心にご覧になっていた様に思います。


ある方は私に
−−この風景は、戦後のデュッセルの姿を思い起こさせる−−
と、話し始めました。
(デュッセルドルフの街の建物の多くは戦争によって破壊されました。)
でも、これは戦争じゃないのよね。。。と。。。
−−とてつもない災害だったけど、日本は必ず立ち上がる。−−
何度かそんな言葉を繰り返し、最後に「頑張って下さい」と、日本語で。


日本人の来場者の間では、
あの日、なかなか日本の家族の安否が確認できなかった事や
第一報の映像が、あまりにも想像を超えた物で、
暫くの間は信じられず、文字通り呆然としていた、と言う様な話が聞こえて来ました。
多くの在外者は、
万が一何かあったとしても、飛んで行く事は出来ないという事実に
改めて直面し、焦り、もどかしく思い、
在外で居る事のリスクを再認識したんじゃないでしょうか。
でも、今回の事に関しては国内に居てもなかなか思う様に動けなかったんだよね。

その事のもどかしさは、どんなに頑張っても私に想像出来る筈もない。。。

それぞれの地で

それぞれに、焦りともどかしさがあった。

復興への道も、それぞれの場所で、それぞれのやり方で
歩いて行くしかないと思う。

私が言うのもおこがましいですが、
来場して下さった皆さん、
これから来場下さる皆さん、
本当にありがとうございます。

モスクワで、ドイツで、スペインで、日本で、色んな所で
応援してくれたみんなにも感謝です。
そして、今回のイベントに私を関わらせてくれた
上田さんに感謝。
復興はキレイゴトだけでは進まない。
お金も人も動くし、
お金も人も多様性を含んでいる。
同じモノを見ているようで、同じじゃなかったりする。
その中で、活動を続けて行くのはとても大変だと思う。
どうしようもなく切ない事も、例えそれが怒りであったとしても
きっと「復興支援」というキレイな言葉の中に、呑み込ませているんだろうな、と。
それでも続けて行けるのは、やっぱり「復興への思い」と
復興への力と成り得る様な、人との出会い、繋がり、キモチ、
そんな物が、このような活動の原動力になっているんだ、と感じた。
私がデュッセルを発つ前日の夜、
「ここで出来た事の意味は大きい。」
そう、上田さんが言ってくれた。
私は開催1日目しか見る事が出来なかったので
最終的に、どのくらいの人に見てもらえるのか分からないけど
彼のこの一言は、間違いなく私の原動力にもなる。
最後に。。。
今回の件では沢山の方から励ましを受けました。
素直に嬉しいです。本当に、心から感謝します。
しかしそれは、私がたまたまブログやFaceBookやTwitterという形で発信しているから
私への言葉が集まり易いだけで
実際は、現地の人の力がないと何も出来ないし、
言うまでもなく、私財を投げ打って活動している上田さん本人が居ないと
こんなイベントなんか開催出来なかった訳です。
過大な評価の言葉を受ける度に、申し訳ないキモチで一杯になるのです。
でも、出来れば
そのように評価して頂いた言葉を素直に受け入れられる状態を目指して
自分には何が出来るか、考えて生きたいです。

小さな事から、コツコツと。。。
アレっ。。。?どっかで聞いた??(^^;)
一粒の涙を集めて大海を作る様に。。。
まだまだこれからですから。
何もかも。
上田さんの欧州ツアーもね♪ 成功を祈ってます!(^ー^)
追記==========
ドイツのフリーペーパー、
ニュースダイジェストにインタビューを掲載して頂きました。
ロンドンでの開催は11/21、22です。
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この記事へのコメント
1. Posted by Kazue 2011年11月18日 04:29
デュッセルの露人達も足を運んでくれるといいな。
一大イベントだね!よく頑張った!
慰労会だーwww
一大イベントだね!よく頑張った!
慰労会だーwww
2. Posted by りり 2011年11月18日 05:18
Kazueちゃん、
拡散協力、ありがとね。
デュッセルもロシア人結構いるからね〜。
会場にロシア・キャンディーおいておいた♪^^
拡散協力、ありがとね。
デュッセルもロシア人結構いるからね〜。
会場にロシア・キャンディーおいておいた♪^^
3. Posted by mmm 2011年11月18日 10:23
今回のみならず、前に進む行動力に、胸がいっぱいです。
いつも ありがとう。
いつも ありがとう。
4. Posted by りり 2011年11月19日 02:13
mmmさん、
こちらこそ、コメントありがとうございます。
それでも“キレイゴト”を言ってしまう私ですが。。。
一緒に前に進みましょう。
こちらこそ、コメントありがとうございます。
それでも“キレイゴト”を言ってしまう私ですが。。。
一緒に前に進みましょう。
5. Posted by desire 2011年11月21日 10:41
ませていただいています>
デュッセルドルフで「TSUNAMIという東北復興支援写真展が開かれているというお話は、感名を受けました。
「戦争じゃないのよね」の言葉は心に響きました。津波の震災は戦争のけつかではないのでしょうが。原発事故の福島県の惨状は、日本の原発政策に奔走してきた結果の敗戦に思えて仕方がありません。
私は先月トルコに行ってきました。そのときトルコに大地震があり、テレビのニュースで多くの町が壊滅的に破壊されたことを知りました。日本の震災を経験した私には他人事には思えませんでした。この国に日本が原発輸出しようとする発想は、現地で知り合ったトルコ人の方も信じられないといっていました。
ブログに旅行で撮った写真などを載せています。私はブログに暗い話題は書かないことにしているので、ビザンチン帝国の都であったトルコのイスタンブールの美しいビザンチン美術の魅力などの感想を紹介しています。この美しさもトルコの一面なであることを知っていただけたらと思うからです。よろしかったらご覧になっていてください。
ブログに感想などなんでも結構ですので、コメントをいただけると嬉しいです。
6. Posted by りり 2011年11月22日 01:42
desireさん、
コメントありがとうございます。
原発事故が敗戦とは、言い得て妙ですね。
本当にそんな気がします。
私もトルコの建物が震度5程度の地震で積み木のごとく崩れていたのを見て、
日本がトルコに輸出すべき物は原発ではなく、建築技術だと思いました。
ブログ、とても興味深く拝見致しました。
一昨年行ったばかりの土地でしたので、尚更に面白かったです。
いつまでも、美しくて美味しいトルコであって欲しいですね。^^
コメントありがとうございます。
原発事故が敗戦とは、言い得て妙ですね。
本当にそんな気がします。
私もトルコの建物が震度5程度の地震で積み木のごとく崩れていたのを見て、
日本がトルコに輸出すべき物は原発ではなく、建築技術だと思いました。
ブログ、とても興味深く拝見致しました。
一昨年行ったばかりの土地でしたので、尚更に面白かったです。
いつまでも、美しくて美味しいトルコであって欲しいですね。^^










