アメリカとわたし。ジゼル、を見た。
2012年03月28日

続)アメリカとわたし。

承前
さて、そんな不安な気持ちを抱えて降り立った
ニューヨーク、JFK空港。

これは、ロシアから他国へ入国するときの定めの様なモノなのだが
とにかく入国審査に時間がかかる!
なぜなら、ロシア人は、ほとんどの国への入国にビザが必要。
だから、審査するのにイチイチ時間がかかるのだ。
その大量のロシア人の中に紛れて入国審査の列に並ぶのだから
多くの国でビザ不要で、本来審査に時間のかからないはずの日本人も、
ロシア人の集団に紛れると、長い時間待たされる事となる。

と言う訳で、ここでも動きの悪い長蛇の列に並んだ。。。

10程度の外国人専用の審査窓口に対して、並ぶ列は1列。
先頭に整理員がいて、どの窓口に行くかを割り当てる方式。
一つの窓口には、それぞれ10人弱位の人が常時割り当てられてる。

暫く並んだ後、私も整理員のおばちゃんに一つの窓口に割り当てられた。
私の前には7人位が並んでいた。
しかし、この列、待てども待てども、一向に先に進まない。。。
見ると。。。
この窓口を担当している入国管理官は、二人。。。
おそらく、研修生とトレイナー。
トレイナーの黒人のおばちゃんが、
白人の研修生と思わしき男性に、いちいち細かく指示をしてる模様。

。。。これは。。。

。。。やばい。。。

思えばロスの空港で、いわれなき容疑の為に3時間拘束された時も黒人のおばちゃん。
サンタ・アナの移民局で泣かされたのも黒人のオバハン。
小さなミスで運転免許の路上テストで落とされたのも黒人のババァおばさまだ。

私と役所系黒人のおばちゃんの相性は、すこぶる悪いと感じている。

しかもOJT中の白人男性の前、イレギュラーなステイタスな私は
下手すれば格好のトレーニング材料となりかねない。。。(ーー;)

米国での入国が許されるかどうかは、
実は個人の入国管理官の裁量に任されてる部分が非常に大きい。
微妙なステイタスの人は、どの管理官に当たるかで、運命が大きく変わるのだ。

気が付けば、周囲の窓口の列は着々と人を減らし
5人以上が待っているのは私が待つ列のみ。
待ってる人が居なくなれば、
ますます一人の審査に掛ける時間に余裕が出てくるかもしれない。。。

何れにしても、この列に並んでいは
間違いなく黒人のおばさまとの対面になる訳で、それは何としても避けたい。。。
隣の列を見ると、4人が並んでいて4人目の人が
ちょうど私の前の少し右に
私の目の前に並んでる人の真隣に肩の触れる距離で立っていた。

それぞれの窓口に割り当てられたロシア人達は
何故か律儀にそれぞれの窓口に規律正しく並び続け
何となく、隣の列が早く進むからといって、
勝手にそっちに並ぶのを避けているようだった。
ロシアの入管ではあんなに無秩序なのに。。。(ーー;)
なので、隣の列の方が早いからといって
私も、隣に移るのをなんとなく躊躇していたのだが。。。

背に腹は代えられん。。。

思い切って(ま、今考えるとそれ程のこっちゃないけど)、
さりげなく、隣の窓口に並ぶ人の後ろにカニ歩きで移動。。。

こちらの列は順調に進み、ほどなく次は私の番に。。。
。。。と。。。
さっきまで私が並んでいた列の先頭のロシア人が
何やら私に話しかけてくる。
この人は、私がこっちの列に移動する前からこの位置に並んでたんだよね。(^^;)
ロシア語で。。。何となく何言ってるか分かってたんだけど。。。

無視。( ̄∀ ̄;)

しかし、そんなロシア人に後方から助け舟が。。。

「ミス。。。ミスっ!!」

「。。。は。。。はい?“みす”ってアタクシの事かしらん?(^^;)」

「この人、接続便に乗り遅れそうなんです。
申し訳ないんだけど、順番を譲ってもらえませんか?」←えーご。

。。。そんなに正しくお願いされては、いくらなんでも断れんだろ。。。(ーー;)

かくして私は、待ちに待った自分の順番を
そのロシア人に譲り、ロシア人一人分の時間を長く待つ事に。。。

。。。が、しかし。。。

彼の入国審査が順調に終わると、その窓口の管理官は
私に向かって、大きく両腕で“バッテン”を作ってみせた。


そう。。。


クローーーーーーーーーーーーーーーーーーズ。。。。orz


ちびまる子ちゃんの様に額から縦縞を下ろし
パスポートを握りしめながら呆然と
暗闇の中、ピンスポットでライトを照らされながら立ち尽くす気分であった。。。
(ーー;)

仕方なく、もと居た列に戻り
ああ、いよいよ、きっとあの黒人のおばちゃんに色々いちゃもん付けられて
不法滞在や不法就労の疑いを持たれたりして
数時間拘束か。。。最悪の場合は。。。入国きょひ。。。(((( ;゚д゚)))

その頃、周りを見回しても、もうほとんど誰も居なくなっていて
私が並んでいる窓口だけが、相変わらず5人程の列をなしていた。

この状況。。。どう見ても、私が最後。。。

あのトレーナーのおばちゃんは
心行くまで私のステイタスにイチャモンを付ける事であろう。。。

もうダメポ。。。OTZ

と、頭を抱えている所へやって来た、
列の整理係のおばちゃん。

「あなた、あそこが空いてるから、あっちへ行っていいわよ。」

と、割り当てられた窓口にいた管理官は

愛想の良さそうなアジア系中年男性♪.。゚+.(・∀・)゚+.゚

ぱーーーーーふぇくと、でぃっす。( ̄▽ ̄)

アジア系の人は、概ねアジア系に対して好意的である。(私見)
願ってもない条件の管理官の登場に
私も若干浮き足立ちましたよ。。。^^;

「ハーイ」

「ハーイ♪ ニューヨーク、暖かいのね。ビックリしたわ。^^」
と、いきなりフレンドリーな会話開始。

「今日から暖かいんだよ。キミはラッキーだね。」

「えええ〜?そうなの?超〜嬉しい〜。私、ニューヨーク大好き♡」
実は好きかどうか、まだそんなに知らない。。。

「それは良かった。どこに泊まるんだい?」

「もちろん、ミッドタウンよ。ブロードウェイを満喫するつもり♪」
一切見なかったけどね。。。

「そいつはいい。あ、キミ、モスクワに住んでるのかい?」

。。。等々。。。

とにかく、審査に神経が集中しないよう
そして、私に好印象を持ってもらって
アメリカで金を落として
きっちりと生活国に帰る“完全無欠の旅行者”である旨のアピール。

そしておそらく。。。

そんなアピール、全く不必要だったであろう程に

アッサリ

ガチャっ。。。と

スタンプを押してもらい

入国完了〜〜〜〜♪
(;゚∀゚)=3ハァハァ

この時点で、今回の旅行の目的の4割くらいは達成出来た気分です。^^;

そして、一旦“旅行者”として入国した以上は
この時をもって、
私は完全に永住権保持者の“移民”というステイタスを放棄した事になる。

さよなら、アメリカ。
おそらく、もう二度とこんなチャンスは掴めないだろうね。

でも。。。

久しぶり、アメリカ♪
これからはまた、ただのメリケン好き旅行者として、
ヨロシクタノムっ!(^ー^)

I America〜♪


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この記事へのコメント
1. Posted by yuki   2012年04月01日 08:49
CLOSEのくだりでは笑わせてもらいました。
ドキドキして覚悟して待っていて、CLOSEは完全に出鼻をくじかれる感じですよね。

実は私も以前アメリカにいたとき、学生ビザは残っているもののI-20が切れかかっていて戻ってくる頃にはgrace periodという状況でアメリカからモスクワへ行き、またアメリカに戻ってきたのです。

そのとき本当にvisa waiverで戻ってこられるのかとてもドキドキした(その時点でFビザを放棄することになる)のを覚えてます〜。

これで(よい意味で)堂々と何度もアメリカ入国できますね!
2. Posted by りり   2012年04月03日 15:08
yukiたん、
あはは。。。もう、ホント、笑い話になって良かったっすよ。^^;
しかし、アメリカはビザ関係がホンッッッッットにドキドキしますよね。。。
私も留学時代は、周囲からビザ関係の話が途切れる事がありませんでした。
一方、旅行者の立場だと全然ラクチンですけどね♪
今回の米国訪問で、アメリカ熱がすっかり再燃しました。
これから頻繁に行っちゃうかも?!

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