8月の高田(1)8月の高田(3)
2012年09月01日

8月の高田(2)

「陸前高田」と聞いて「奇跡の一本松」の事を思い浮かべる人も多いだろう。
津波によって壊滅させられた高田松原で、ただ一本、絶え残った松の木。
しかし、たっぷり浴びた海水が土壌にしみ込み
すぐに存続が難しい状態になり、地元内外でさまざまな保存活動がなされていた。
せめて“子孫”を残そうと、その松ぼっくりから種を採り
発芽させる事にも成功している。

確かに、一本だけ残った松は“奇跡的”だし“感動的”。
けど、その状態を守るために投入される人材と資金は決して少なくなく
当初(高田を訪れる前)、私は一本松の扱いには懐疑的だった。

けど、実際に高田に行ってみると
一本松は様々な所でシンボルとして活躍し、この土地のPRに役立っていた。

写真 1
高田の商品にこんなステッカー付けて販売してる。

写真 2
ちなみにこれは、ポン酢醤油。美味しいよ♪ ^^

地元の方が、どれだけこの松を残す事に重要性を感じているのか
直接うかがう機会は未だにないのだが、
少なくとも、一本松は陸前高田の名前を全国に知らしめ
私達は一本松をみると陸前高田を思い浮かべる様になった。
一本松は、大切な存在で、守る価値があったんだ、と思った。

その一本松への道は

0830_01

いつのまにか、こんな風に整備されていて、近くには駐車場もあった。

0830_02

地震発生時の注意喚起の看板もあり
“また起きる事かもしれないんだよ”、“二度と起きない事じゃないよ”

「アナタの町でも起こるかもしれないんだよ。」

「だから気をつけてね」

と、言われている様な気がした。


0830_03

夏休みのせいか、沢山の観光客が一本松を見に来ていた。


0830_04

前に見に来たときは赤く変色していた松葉の部分が、

0830_05
このお家、まだ誰か住んでるんかな??^^;

今は黒くなっている。

0830_06

首元まで巻かれた包帯が、なんだか痛々しく感じたよ。。。

0830_07

このままの自立は難しい一本松。
来月12日には幹が5本以上に切断され、中に防腐剤等を仕込まれる。
枝の保存は難しい為、全てがレプリカで再現されるという。
完成予定は来年の3月11日。
この場所に建て戻されるということだ。
ただ、その一本松が、この一本松と同じ一本松なのか。。。
私には良くわからない。

その為の費用1.5億円は、全て募金によりまかなわれると言う。

一本松周辺は

0830_08

沈下したままの地盤の上に草が生い茂り、新しい景色を作っていた。

0830_11

まるで湿地帯に茂る草原みたいな風景

0830_12

植物は逞しいね。

一方、海側は。。。

0830_09

初めて来た今年の冬から、何も変わってないみたい。

0830_10

海に飲み込まれた堤防もそのまま。

時間が流れてるのか、流れてないのか、わからなくなるよ。

(つづく)

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この記事へのコメント
1. Posted by kazu   2012年09月02日 01:48
5  ほう、これが有名な一本松ですか、遠くから見た写真はよく見ますが、近くから見た写真は初めて見ます。陸前高田のシンボルになっているのですね。奇跡の一本松で復興の足がかりになれば良いですね。

PS 9月になっても札幌は相変わらず暑いです。またこの時期になると札幌では熊の目撃が報道されます(いまや年中行事化)。山の中ではなく住宅街、地下鉄周辺で熊が出没します。山に餌が無くて出没するそうですが頭の痛い問題です。
2. Posted by りり   2012年09月11日 23:18
kazuさん、
ホント、復興の足がかりになるのなら、何でも利用すれば良いと思います。

やっぱりクマさんのゴハン、足りないんですね。。。kazuさんのお宅の周りでも見られるのでしょうか。どうか気をつけて下さいね。双方に被害がない事を祈るのみです。。。

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