選挙に行こう。〜ある候補者との会話〜福島に寄って来た。
2013年07月18日

モスクワから陸前高田へ

昨年来、一時帰国の度に伺っています。

0717_040717_05

被災後の姿しか知らない私だけど、
それでも更地化して行った町に、土がアチコチで盛られ
見た事のない風景に様変わりして行く姿は
なんだか違う場所に来た様な寂しさ、というかよそよそしさというか。。。
とにかく、街全体が工事現場のように無機質な風景になっていた。
でもこれが、復興への過程の一つでもあるんだよね。

0717_03

「奇跡の一本松」は、紆余曲折の末にそのレプリカが元の場所に据えられていた。
やっぱり色んな所が元の松とは違う気がするけど
せっかく作ったんだから、なんとか復興に利用して欲しいと思う。


さて、今回はある「目的」の為に訪問しました。

3月17日にモスクワで行ったチャリティーイベント「ツナミの涙」

モスクワは311を忘れない。
Tears of the Earth〜ありがとう、モスクワ〜(1)
Tears of the Earth〜ありがとう、モスクワ〜(2)

そこで集まった募金は、ロシア通貨のルーブルから円へと換金し
最終的には344,000円となり、それを陸前高田の復興に役立てて頂くため
今回、Tears of the Earth Moscow のメンバーを代表して
直接お届けに伺いました。
※本家 Tears of the Earth の上田氏にも協力頂きました。


少しまとまった金額になったので、3カ所を支援の場所に選びました。

まずは「きらりんきっず」さん。
「きらりんきっず」さんは、仮設で運営されている地域子育て支援拠点です。
被災地という環境下で育児相談や講習会を開くなど子育て全般の支援を行い
また親子で気軽に遊びに来ることの出来る交流の場でもあり、
失われてしまったコミュニティの再形成にも大きく貢献しています。

そこで必要とされている棚を、今回の募金の一部で購入して頂く事になりました。
この日の為に、お子さん達とお母さん達にも、わざわざお声がけ頂き
集まってもらいました。

0717_070717_08

代表の伊藤さんに、直接お渡ししました。

0717_09

スタッフの方も利用者の方も被災された方が多くいらっしゃいます。
この場所自体も“仮設”だし、まだまだ沢山の方が“仮設住宅”に暮らしています。
先の見えない中でも、子供達は待ったなしで成長して行きます。
親御さん達のご苦労は、とても想像出来る物ではありませんが
私達が贈る棚で、ほんの少しでも
この場所をより心地よい場所にするお手伝いが出来たら嬉しく思います。

続いて伺ったのは「高田東中学校」さん。

0717_13

高田東中学校は、陸前高田市内の小友中学校、広田中学校、米崎中学校の3校が合併し
この春に開校したばかりの学校です。
校舎は旧米崎中学校のものですが(小友、広田は校舎全壊)
被災地の多くの学校がそうであるように
この学校の校庭も仮設住宅の建設地となっています。
つまり、成長盛りの中学生であるにも関わらず、校庭を使っての運動が出来ないのです。
さらに、3校の生徒がまとまったことにより
生徒さん側にとっては「友達が増えた」や
「同じ境遇(仮設暮らしや、親を亡くした等)の友達が出来た」などで
明るくなったと感じる側面もある一方で
生徒数が増えた事により、様々な用具が不足しているという面もあるそうです。
例えばその一つが運動具。
その中で、今回、私達が支援させて頂くのは跳び箱。

0717_150717_14

校庭での運動が出来ないのなら、せめて体育館での運動を充実させて欲しい。
跳び箱は、陸前高田市内のスポーツ用品店へ発注中で
高田東中学校の要望をご紹介下さったNPO法人のパクトさんを通じて
後日現物をお届けしますが、形だけお渡しして来ました。

0717_18

お忙しい中、菅野校長先生が直々に受け取って下さり、
上記に書いた様な話を含め、色んなお話を伺いました。

0717_170717_16

現在1年生は3組であとは2組ずつ。全生徒数192人。
まだまだみんな大変なはずなのに、みんな元気に頑張ってました。
高田東中学校のみんなの中学生活が、少しでも充実したものになる事を
心から祈ります。


最後に伺ったのは「まぁむたかた」さん。
こちらは、被災地で頑張る女性を中心とした復興支援団体です。
複雑化する被災地での補助金の申請やローンに関する事等の法律相談を行ったり
健康相談や料理教室などのイベントを行ったり
地域に密着した細かいニーズを掬い上げる様な草の根の活動をしています。
中でも、今回支援させていただいたのは「ひだまりの会」。
これは、以前から交流させて頂いている高橋枝美子さんが中心に始めた
様々な形でお子さんを亡くした親御さん達が集まって
思いを共有する事で支え合って行こうという集まり。

0717_110717_12

大きな団体では手の届かない様な部分を
女性の視点からフォローして行く事は
例に漏れず男性社会になりがちな復興事業において、重要な事だと思いました。
そして今回のイベント「ツナミの涙」自体も
モスクワに住む、普通の女性が中心になって成し遂げたという事もあり
同じ女性として、被災地で頑張る女性たちの一助となればと思いました。

今回、それぞれの場所で、それぞれのお話を伺う事が出来ました。
せっかく頂いたご縁を、これからもずっと大切にして行きたいと思います。
また、現地の情報を頂き、
当日もお世話して下さった「SAVE TAKATA」の斎藤さんにも、心から感謝致します。
支援したい側と支援を必要としている側をどう合わせるかというのは
大変な作業だというのは、今回の支援先を選ぶ中で私も痛感しています。

ちなみに「きらりんきっず」さんの棚を作成して下さるのは
「SAVE TAKATA」の代表をしてらっしゃる佐々木さんのお父様で
最後の気仙大工と言われてるそうです♪

0717_10
佐々木さん。持っているのは上田聡の写真集「ツナミの涙

棚も出来上がったら写真を送ってもらう事になっているので
機会があれば、またこちらで紹介したいと思います。^^


何度も同じ事を書いていますが、復興はまだまだコレからです。
というか、これからこそが大事なんだと思います。
支援される側はもちろん、する側も、ある意味疲弊しつつあると感じています。

今回私は「たまたま」復興支援を形にする事が出来ました。
しかしこれまでは、今まで何回も訪問している陸前高田ですが
訪問している様子をブログに書き留めるくらいしか出来ませんでした。
ただ、私はそれも復興支援だと思ってます。
今回の様に具体的に形にする事が出来なくても
「気にかけている事」「忘れないでいる事」
その事がいつか形になる支援に繋がるかもしれないし
何よりも私自身が実感しています。
「気にかけていてくれて、ありがとう」そう言ってもらえるから。

0717_19

美しい東北の夏が始まろうとしています。
機会がある方はぜひ行ってみて下さい。
現地に赴く事でしか得られない何かを、必ず得る事が出来ます。
行けない方は、ぜひ思いを馳せてみて下さい。
それが、誰もが、どこにいても出来る、復興支援だと思います。

私達、Tears of the Earth Moscow のメンバーは、
それぞれいつかモスクワを離れ、日本や世界のどこかに散り散りになります。
でも、今回のイベントで成し遂げた事、陸前高田のみなさんと繋がれた事は
世界のどこに行っても忘れません。
私達の復興支援は、これからもずっと続きます。


人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
risurisu_journal at 11:00│ブログランキングComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック イベント | 原発/震災を考えよう
トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
選挙に行こう。〜ある候補者との会話〜福島に寄って来た。