2016年02月22日
にゃん、にゃん、にゃん。ヴィトン、エルメス、マンチカン♪
小さい頃、母の田舎に行くと、いつも猫が居た。
我が家の小さなアパートでも、小学校に上がる前から猫を飼い始め、その後、3匹目の猫の「りり」が亡くなる20代前半まで、私の生活の中にはいつも猫がいた。
そんなわけで、物心つく前から、猫が大好きだった。
何がきっかけで、どんなタイミングで猫が好きになったのだろう。
やるせない時とか、心もとない夜、できるだけ一緒にいたいのさ。
改めて「セロリ」の歌詞を読んでみると、私が猫に対する感情を実に見事に表していて驚くマジ山崎まさよしスゲぃ。(ーー)
海外に出てからは、必ず近い将来に引越しを伴う環境であるため、猫を飼う事は我慢している。
猫は、住処を変えられるということを好まない動物だ。できれば移動もさせられたくない。固体差もあるが、近所の病院にちょっと連れて行くだけでも、精神的に参ってしまう子もいる。りりがまさにそうだった。
在外生活10年を超えた今も、猫を飼わずに我慢しているのは、猫を愛しているからこそ。何度も欲望に負けそういなりながら、現在まで、猫なし生活を続けている。
そんな筋金入りの猫好きの私が、昨今の日本の変わりように驚いている。
そう。「猫ブーム」だ。
ちょっと前の日本では、ペットショップでの生体の扱いは、犬8割猫2割くらいだったし、「カワ(・∀・)イイ!!イヌネコ、100連発〜♪」みたいな番組があっても、犬75連発、猫25連発ぐらいの扱いだった。ましてや猫だけの番組なんて、ほぼ皆無。「猫だけじゃ数字取れねーし」という作り手の思惑が丸見えの冷遇だった。
それがどうだろう。今の日本では、動物番組はもちろん、CMにも猫が多用されており、猫好き芸能人が雨後の筍のように出現している。
雑貨屋も猫、本屋も猫。猫、猫、猫!
どこを向いても猫好き垂涎。まさに「やっと時代が我々に追いついてきた!」という感じだ。
でも、一体なんで「今」なんだ?
猫の可愛さは「今」始まったわけではない。
猫は猫ブームが始まる遥か昔から、ずーーーーっと可愛かった。
それなのに、猫の可愛さに「今」気づいただなんて、おめーらの目は節穴かよ?!
などと、注目されたらされたで、売れない時代からずっと応援してきたアイドルが、ある日突然スーパースターになり、嬉しいけど「私だから良さをわかってあげられる❤️」的な親密さを失い、ちょっと寂しい気持ちになって悪態ついたりもしてます。。。(。-_-。)
まぁとにかく、今の日本は数字的にも猫の飼育数が犬のそれを追い越しそうな勢いなのだそうで、「ネコノミクス」などという言葉も生まれ、なんと2兆3千億の経済効果があるらしい。
もちろん、ペットショップでの猫の扱いも多くなり(生体を店で売ることの是非は置いておいて)猫好きだけど事情があって飼えない私のような人間の目も楽しませてくれる。
が。
ある時、ハタと気づいた。
それは、とあるペットショップでのマンチカンの値段を見た時。
なんと75万円だった。
一緒のケージに入ったブリティッシュブルーは45万。
かつて、ペットショップで売ってる猫なんて、高くてもせいぜい30万くらいだった。アメリカンショートヘアーが流行った時だって、20万ちょっとで売られていたと記憶している。稀少性の高いベンガルのスポット柄でも30〜50万。
あのマンチカンが、血統書以外のどんな特別な価値がついているのかは知らないが(少なくとも表記はされてはいなかった)75万なんて行き過ぎだ。完全にブームの弊害としか思えない。
生体としての猫が、完全にモノと化している。
もちろん、ある程度は仕方ないし、私が見た店が相場よりも随分高い値をつけていることも間違いない。それにしても、こんなに露骨なのか?と、うんざりしてしまった。
考えてみると、「猫好き」としてテレビに出る芸能人のほとんどは、ブランド猫を飼っている。多頭飼いでもアビシニアンとロシアンブルーとか。
でも、私の周りの昔ながらの猫好きに聞くと、圧倒的多数で雑種を飼っている。
ブランド猫が悪いというわけではない。私もサイベリアンやベンガルとの暮らしをしてみたいとも思う。しかし、我が家にいた代々の雑種猫達だって、ブランド猫に劣らず十分に可愛かった。
誤解を恐れずに言えば、犬は、ずっと昔から“人間のための動物”として存在し、道具として改良され、新作バックのように新しい犬が製作されている。
自然分娩がほとんど不可能な犬(ブルドック)を作ってしまった過去などおかまいなしに、近年においてもチワプー(チワワxプードル)などと無理やり掛け合わせて、流行りにあった新作を作り出している。
本当に犬や動物が好きな人にとっては、ホラーでしかないと思うんだけど。。。
そんな人間の欲望まみれの犬市場を、ぶっちゃけ、冷ややかな目で見ていたのだが、こうなってくると猫も犬と同じ道を進みかねない。
そもそも生き物に対して「ブーム」というのもおかしな気がしてきた。
命あるものが、一時の流行として好まれ、デザインされたり、流行りの種類を所有することによって「猫大好き〜」とか言いながら、実は自分自身のステイタスを飾る道具にしてる。
「犬も猫も、ルイヴィトンやエルメスじゃねーよ。」と思う今日この頃。
ちなみにロシアは猫好きな人が多い。飼ってる人も多いし、野良猫も多い。野良猫と仲良しな人も多い。そして、野良猫はもちろん、飼い猫も、雑種を飼ってる人が多い気がする。


左)よく同じ場所でゴロゴロしてるアルバート地区のノラ 右)近所でよく見かける子。飼い猫かなぁ。


左)よく同じ場所でゴロゴロしてるアルバート地区のノラ 右)近所でよく見かける子。飼い猫かなぁ。
ある友達んちでは、6匹の多頭飼いをしてて、ほとんど猫カフェ状態w 全員雑種だが、全員美猫だ。おまけに性格もすこぶる良い。
ブランドだろうが、雑種だろうが、関係ない。猫ブームというなら、劇的に増えた「猫好き」の人たちの間で「スコティッシュフォールド飼いたい〜♪」とかよりも、「目指せ、殺処分ゼロ!」の方向に熱が注がれて欲しいと、切に願う猫の日です。
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この記事へのコメント
1. Posted by 山 2016年02月23日 00:57
そうか、2・2・2で猫の日か。
小さい頃よく捨て猫を拾って来てのみだらけになって母に叱られたらしい。
今の猫ブームなんでしょうね。
小さい頃よく捨て猫を拾って来てのみだらけになって母に叱られたらしい。
今の猫ブームなんでしょうね。
2. Posted by りり 2016年02月23日 15:36
山さん、
そうそう、11月1日を、わん、わん、わん、で犬の日らしいですよ!
私も母に叱られた記憶ありますw
岩合光昭さんの活躍もネコブームを誘引した一つじゃないかと睨んでますが。。。どうなんでしょうね〜^^;
そうそう、11月1日を、わん、わん、わん、で犬の日らしいですよ!
私も母に叱られた記憶ありますw
岩合光昭さんの活躍もネコブームを誘引した一つじゃないかと睨んでますが。。。どうなんでしょうね〜^^;












