ローカルの生活
2016年10月12日

モスクワの新しい足、МЦКに乗ってみた。

先月10日に新しくオープンした「モスクワ中央環状線」こと「МЦК」。
地下鉄の環状線のさらに外側をグルッと一周、
モスクワの幹線道路のサドバヤとMカッドの間くらいの位置を通っている。

地下鉄緑線のBoikovskaya駅に隣接された、Baltiskaya駅から乗車してみました。

2016-10-11-1


つい先日までオープニングセールの乗車賃無料キャンペーンをしていたので
既に体験済みの人も多いかもね。
とはいえ、乗車賃はメトロ同様激安の50ルーブル。
もちろんトロイカカードが使えます。
でも、後で残金確認したら、全然減ってなかったんだけど。。。なぜ? ^^;;;

2016-10-11-2

新しい駅は、結構ちゃんとしてる(ハリボテ感がない)気がしますw

2016-10-11-3

ピーク時には5、6分間隔、その他は15分程度ということなので
センターの地下鉄よりは、多少待つ感じ。

2016-10-11-5

車内はどちらかというと、中長距離用の列車みたい。
座り心地の良い椅子は疲れないし、テーブルも備えつけられてる。
ちょっとした旅行気分♪

2016-10-11-4

地下鉄同様、WiFiもフリー。。。なんだけど、
乗車中一度も繋がりませんでした。。。(。-_-。)

2016-10-11-6

電光掲示板もモニターも各車両に備えつけられてて
次の駅の名前、近隣駅との間隔、外気温などが確認できるようになってる!


2016-10-11-7

トイレまでついてる!!!(今の所まだ使えそうな清潔度だった)
ちなみに1周しても1時間半かからないくらいの距離w

ゴミ箱もついてるし、至れり尽くせりです。

2016-10-11-8

関心するのは、ピクドグラム(イラストの案内)がかなり多用されてること。

2016-10-11-9

英語表記も多いし、

なによりも車内アナウンス露&英がデフォ。( ̄ー ̄)

ぶっちゃけ、あんまり期待してなかったんだけど
モスクワ市内で外見ながら電車に乗れる場所ってすごく限られてるし
乗り心地がメチャメチャよいので、乗ってるのが楽しい♪

物思いにふける時とか、乗りに行っちゃおうかと思ってますw



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2016年07月25日

最近のロシア産牛肉がマジイケてる件w

このブログでも「ハンバーガー」のカテゴリーが頻出していますが、
こんなにもバーガーを出す店が増えた理由の一つが、
実は「ロシアの牛肉事情」にあるんじゃないか、と思っています。

当地に5年くらい住んでいる人は、多分共感していただけると思うのですが、
かつて、ロシア産の牛肉は、本当に質が悪かった。
もちろん、値段は安くない。
安くない値段の肉を買ってきて、
スジだらけで結局ほとんどの部分が食べられずに捨てるか
もしくは、煮込みまくるかしか選択肢がなかったのです。

せっかく思い切って買ってきても、そんな感じだったので
牛肉は自然に食卓にあがらなくなるか、
もう少しお金を出して、米国産などを購入するかの家庭が多かったんじゃないでしょうか。

ところが、ご存知の通り、ウクライナ問題に端を発し、
2014年から現在まで、ほとんどの欧米諸国から食品は輸入禁止になっています。

制裁直後はいろんな物が手に入りにくくなりました。
ロシアは多くの食品を輸入に頼っていたことを思い知らされた時期です。

しかし、その後、急速に状況は変化しました。

ロシア人の気質の一つに「追い込まれないと何もしない」というのがありますw

もちろん、たくさんある内のほんの一つの気質で
ロシア人全員に当てはまるわけでもありません。

でも、「ロシア人ってどんな人たち?」と聞かれた時に
「追い込まれないと何もしない人たちだね」と言っても、たぶん差し支えないと思います。

これは、言い換えれば

「なんだかんだ言っても、追い込まれたら最後には帳尻を合わす人たち」

ということでもあるわけです。

かくして「制裁」で追い込まれたロシア人たちは、奮起しました(たぶんw)。

制裁後のモスクワのスーパーには、急速にローカル生産の品物が多くなりました。
ほとんど国産オーガニックの商品で埋め尽くされた店も出てきました。

「やれば出来んじゃんっ!!」

と、多くの人がロシアにツッコミを入れました(たぶんw)。

その中でも牛肉は、制裁後、大きく成長した一つだと思います。

今ではモスクワのスーパーの精肉売り場の棚の多くの部分を
ロシア産牛肉が占めています。

2016-06-01-1

そして、その肉は、かつての「捨てるか煮込むか」の肉ではなく、
「焼いて食える肉」になっていたのです。
この場合の「食える」の意味は、
「スジがなくて普通に食肉として成り立っている」という意味ではなく、
「ナニコレ、美味しい!」という意味です。

以前のロシアの肉牛は、

乳牛としてしこたま搾乳された後の使い物にならなくなった老年女子牛が
「牛肉」として出荷されていたそうです。
(男子牛がどういう扱いだったかも気になるところです。。。(。-_-。))
そんなお肉がスジだらけで美味しくなかったのは、なるほどね、という感じです。

現在は、ストレスのかからない広い牧草地で、
食事にもこだわって丁寧に育てられたブラック・アンガス牛が
「国産牛」として、当地でも普通に手に入ります。

きっとハンバーガー屋の流行りは、品質の良い国産牛の流通とも
無関係ではないのではないか、と思うのです。

というわけで、本当はあるレストランを紹介する「導入」として
ちょっとロシアの国産牛事情に触れたのですが
すっかり長くなってしまったので、レストラン情報は次回にします。。。^^;

8年前と比べたら、もちろん激変してるけど
ほんのこの2、3年だけを比べても、相当変化の激しいモスクワからお届けしましたw


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2016年03月30日

まだまだ続くよ、制裁は♪

 ロシアも欧米も、今やIS対応でてんやわんや。メディアもすっかりウクライナ放置の感ですが、欧米のロシアに対する制裁は、まだまだ続いています。

 その制裁の期限延長をオバマさんが決めたのが、今月の初め。額面通りなら、今年いっぱいは続きそうだ。

 さて、先日、友達からこんな話を聞いた。

「日本の友達から
“制裁で物がなくなって、モスクワのスーパーが潰れている”
って、地方局のテレビで言ってたらしい。」

いつの放送なのかわからないけど、モスクワ住人からしてみれば、
「マジ?!いつ??どこのスーパー????つーか、それソースなに?w」

という感じだ。

 ここまで大げさな話じゃなくても、「西側の制裁でロシアは大変だ!」ってなぐあいの報道は見たことがある。

 まぁ、今のロシアが大変か大変じゃないかといえば、たぶん、大変だ。

 現地通貨のルーブルは暴落し、物価は物によっては3割4割当たり前くらいに上がっている。
 ロシア人にとって、気軽な旅行先だったエジプトもトルコも行けなくなった(前者はシナイ半島での旅客機墜落テロ疑惑、後者はトルコによるロシア機撃墜きっかけ)。
 いずれにしても、海外旅行を控える人は多くなっているし、嗜好品や贅沢品を控えて節約しているという記事も良く見かけるし、肌感覚でも「そうだろうな」と思う。

 しかし、いずれの問題も、欧米主導の制裁ではなく、原油価格の下落や、中東不安(IS)に起因してる。

 もちろん、制裁により、今まで普通に買えていた物が買えなくなったことも事実。
 でも、だからと言ってスーパーが潰れたり、食べ物がなくて困ってるなんてことはない。

 だいたい、それほどまでに食べ物がなくなったら、辛抱強いロシア人も、さすがに暴動くらい起こしそうなもんだ。

 しかし、現実はさにあらず。


 記事では「2015年には83%だった支持率が、2016年に10%(73%)落ちた。」と書いてあるが、これだけ色々なことがあってなお73%なんて、全然高いよね。
 調査会社レワダセンターのこのデータを見ても、もっと経済が安定していた2013年の支持率(60%台)より今の支持率(81%)の方が高い。
 これは一部、ナショナリズムの高まりということで理由付けできそうだけど、やっぱり一般市民にとっては毎日の生活が何よりも大切。そういう意味では、ロシアは意外とうまいこと西側の制裁に対応してるんだと思う。

 輸入元を別の国に振り替えることも対応策の一つだけど、制裁発動以来、国内の生産をものすごく上げてるんじゃないかって気がしていた。
 以前、NewsPicksに寄稿した記事にも書いたが、例えば、牛乳などロシア産乳製品ブランドがものすごく増えた。

IMG_0285
ズラーーーッと並ぶ国内産牛乳。地元スーパーのPB商品も。

 実際、モスクワでの乳製品の国内産マーケットシェアは、現在90%に達しているらしい。(すごい!)
 また、スーパーのアズブカフクサではPB(自社ブランド)の野菜も出てきたし、オーガニックの地元産野菜を売る店も増えてきたな〜、と思っていたら、やはりモスクワ州では、2020年までに州内の野菜を地元産に切り替えるという計画まである。(すげぇっっっ!!)

IMG_3360
国内産オーガニック食品を取り扱うモスクワでも注目のLAVKALAVKA

 つーか、もともと農業の国なのに、むしろなんで今までやらなかったの?

とも思うが、今までは安穏と輸入に頼ってきた(頑張ればロシアでも作れる)物を、制裁で追い詰められたのをキッカケに、いよいよ本気を出し始めた。。。というあたり。。。なんともロシア人らしくて、ちょっと笑ってしまう。

IMG_3378
硬くて煮込み以外の選択肢はなかった国産牛肉も、品質上げてきた。

 外交的には何かと難儀だけど、この国のポテンシャルは、まだまだ高いよ♪


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2014年10月23日

寒いね〜。。。(ーー;)

初雪も早々と降ったし、ここのところ寒いなぁ〜と思っていたら、
今朝の気温はなんと。。。

1022-2-1

(((( ;゚Д゚))))

モスクワに住んでもう※ウン年になりますが、10月半ばでこの数字は初めてかも。。。
※お好きな数字を当てはめてください。(。-_-。)

それもそのはず、10月の気温としては30年に1度の寒さで
平均気温も例年よりかなり低いらしいです。。。

予報によると、この寒さは今月一杯続いて
11月にはちょっと暖かくなるみたいですが。。。

久しぶりに、今年の冬は寒くなるかもね。。。
去年は生ぬるい冬だったから、その分来ちゃった。。。?^^;

常に流行に敏感なワタクシは、既に引いちゃいましたが。。。
この寒さと乾燥の中、皆様、風邪にご注意くださいね。。。

1022-1

足元も凍ってますよ。。。(ーー;)

参考:Peak Cold Came to Moscow


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2014年06月24日

水、どこの飲んでますか?

ちょっと面白い記事を見つけたので、ご紹介。

在モスのみなさん、飲み水ってどうしてますか?
我が家ではネスレのウォーターサーバーを使って
口に入る水のほとんどはこの水を使っています。
さらに水道水に関しても浄水フィルターをつけていますが
汚染の力の方が遥かに浄水の力を上回っていて
時には色付き、時にはカビ臭く、常時金属臭がする状態で
野菜を洗うのも、出来れば市販の水を使いたいくらい。。。
もちろん、そこまでするのは大変なので水道水で洗うけどね。。。(ーvー;)

参考記事:
究極の選択」「帰りまんた。( ̄▽ ̄:)

そんなモスクワでも、市民の健康に対する意識は意外と高く
最近はオーガニックの商品もかなり出回っているし
ボトルの飲料水も外で飲むだけではなく、家庭でも広く使われているらしい。

では果たしてそれらの水は安全なのか?
Росконтроляという専門機関で500ml20〜150Rubで売られている
12ブランドのボトル・ウォーターに関しての調査を発表した。

第一位に輝いたのは 『Вода "Д"』
12Rub.~/L
1
ニジニ・ノヴゴロドで製造されてるこの水は
とても安全で栄養素も理想的な構成である。
まさかのロシアローカル水が第一位!
しかも12ブランドの中で一番安いw


第2位は『Vittel』63Rb.~/L
2
ご存知、フランスのミネラルウォーター。
自然で安全な水ではあるが、フッ素の含有量が低い、とのこと。
フッ素含有量ってやっぱ大切なのね〜。
ロシアには歯医者さんが沢山あるのも頷けるw



第3位『Evian』84Rub.~/L
3
これもフランスの水だね。
硝酸ナトリウムや細菌等の有害物質が見受けられたもの、
全ての安全基準を満たしている。
カルシウムやマグネシウムの量が他のサンプルよりも多い。
確かに。。。エビアンは硬水だからお茶やコーヒーは美味しく出来ないんだよね〜。


4位『Вода "Липецкий Бювет"』16Rub./L

4
サンプル中で最も味が良い。
ただし、フッ素やミネラルの量が足りない。
つーことは、軟水なのね。
これはお茶が美味しく入れられる水だね。


5位『Aqua Minerale』32Rub./L

5
安全と考えて良い。
ただし、カルシウム、マグネシウムは入っていない。
レストランなんかで一番多く出されてる水かも。
ペプシ系だよね。


6位『Nestle Pure Life』25Rub.~/L

6
Σ(・∀・|||)ゲッ!!ウチの水、6位かよ!!

。。。と思ったけどダイジョブだったw
とてもクリーンで安全。(ヨシっ!)
しかしクリーン過ぎて自然じゃないし栄養素がない。(おkっ!)
フッ素が少な杉。(えっ、むしろ入ってて驚きw)

順位が6位なんで不安になっちゃうけど、
つまり“栄養素がない”ってのが順位を落とした要因っぽい。
安全性のレーティングは100と満点なので、私としては満足♪(´〜`)


さて。。。と。
問題はコレから。。。


7位『"Просто Азбука" 』14Rub.~/L

7
高級スーパー「アズブカ・フクサ」のお水。
「キレイなお水」「料理に理想的」「汚いとこから来てないよ!」
等と、美しい言葉がラベルに並ぶが、その真実性は部分的なモノに限られる。
カルシウムやマグネシウムが少ない。
そして「キレイな水」とも言い難い。。。
通常の水の70倍もの細菌が検出された。

( ꒪⌓꒪)

まぁアレです。。。
モスクワにも「キレイなお池(Чистые Пруды)」という名前の
汚い池がありますが。。。^^;;;


8位『"Шишкин лес" 』17Rub.~/L

8
しょっ。。。消費者詐欺。。。のブラックリスト。。。に。。。加えられている。。。

Σ(・∀・|||)。。。

たまに飲むなら良いけど、毎日飲むと健康に影響する。。。

(;゚Д゚)!!

詳細を見てみると、重層なんかが含まれていて、取りすぎると良くないらしい。。。
(´-`).。oO(汚いとかは書いてなさそうだけど。。。
ブラックリストに入ってるってことはそういう事も含まれるのかしらん。。。)
これ、飲んでる人結構多いよね。^^;


9位『Bonaqua』23Rub.~/L

9
。。。えーーっと。。。コカコーラのお水だよねっ!^^;;;;
人為起源、自然起源による有機的汚染水。。。
石油、灯油、フェノール、殺虫剤、除草剤、キシレン、ベンジン、トルエン、酸化無機化合物。。。
ほとんどの場合は、廃水からの汚染。。。

えーーーー。。。Bonaqua。。。ドイツにいた時もフツーに飲んでた。。。
つーかこの品質。。。欧州で売ってるのも同じなんらろうか。。。orz


10位『Clistaline』40Rub.~/L

10
フランス製造の水。
安全基準に達していない。
亜硝酸塩が40倍。
亜硝酸塩は有機的汚染物が起因となる。
(´-`;).。oO(うん○的な。。。?)
体に入ると発がん性物質に変わる。。。
ラベルに書いてある栄養素も部分的にしか入っていない。。。等々。。。

ф(。。; ).。oO(買っちゃ行けないリストへ。。。と)




11位『Aparan』49Rub.~/L
11
アルメニアの水。安全じゃない。
微生物が通常の値の3.5倍。
これは、赤痢やサルモネラなどの原因となる腸内生物を意味する。
これもブラックリストに入っている。
硝酸カリウムが、許可される一番大きな値の2倍。
廃水を起源とする有機汚染。

(´-`;).。oO(うん○的な。。。?)
工業施設や廃水処理工場の近くで採水された可能性が高い。。。


ф(。。; ).。oO(買っちゃ行けないリストへ。。。と)



そして、
12位

『"Святой Источник" 』18Rub.~/L
12
衛生、疫学上、安全とは言えない。
過酸化マンガン
の過剰混入。
人為起源、自然起源による有機的汚染水。。。
石油、灯油、フェノール、殺虫剤、除草剤、キシレン、ベンジン、トルエン、酸化無機化合物。。。
ほとんどの場合は、廃水からの汚染。。。


ф(。。; ).。oO(買っちゃ行けないリストへ。。。と)


しかしアレだな。。。
値段の高い水だから、とか。。。
外国産の水だから、とか。。。

全くアテんなんねーな。( ̄ー ̄;)

これから暑くなると、外でボトル水を買う機会も多くなると思うけど。。。
全部覚えるの大変だし、これ以外のブランドの水しかなかったら
「この水はどうなのっ?!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
。。。とかなりそうなので、上位安心ブランドだけ覚えておいて
それが選択肢になかったらコーラでも飲んでおくか!
(; ゚∀゚)アハハ八八ノヽ。。。


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