原発/震災を考えよう
2013年03月18日

Tears of the Earth〜ありがとう、モスクワ〜(2)

>>>>続き


他にも、生け花のデモンストレーションや居合い、剣術など。。。

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。。。!!!。。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル!!!!

ちょっとまて。。。

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こんな事までやってたの??
すげーーーーーー。。。。五右衛門かよ。。。( ・∀・;)


そしてこちらは、モスクワ在住で、好青年との噂も高い
極真空手道連盟極真館 藤井脩祐さん。
ブログ:ゆすバチョフのロシア日記

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全日本大会5回優勝、世界大会重量級4位の実力。
この方のパフォーマンスは。。。

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この10枚重ねの瓦をですね。。。

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この距離から、助走も付けずにですね。。。


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こうですよっ、奥さんっ!!((((;゚Д゚))))!!!

(ーー;).。oO(どうりでロビーまでスゴい音がすると思ったよ。。。)

その後は、ちびっ子達も壇上に上げて

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ワハっ♪
てか、ちびっ子よりも藤井さんとスタッフの方達の方が楽しそうなんですけどwww

そんなこんなで、ホールの方は大盛況。
そして、他の部屋でも。。。

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茶道のコーナーは満員で、撮影不可能な程。。。
前出の曽又ひとみさん仕切り。(←この人、何でも出来る。歩く日本文化!)


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こちらは折り紙と切り紙のコーナー。


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片隅で行われていた「日本語なんでも相談」には
日本語修学に熱心なロシア人に
生粋のフランス語ペラペラのきょこさん(左)と
セネガル訛のフランス語がペラペラのかよちゃん(右)が
本当にどんな質問にも懇切丁寧に答えていた。(ー∀ー)

ロビーでは、一定以上の募金をしてくれた方に、

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画家の太田美奈子さんオリジナルのカードや


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グラフィック関係のお仕事をしていた星合美和さんオリジナルの
マトリョーシカカードが配られていました。

どっちも普通に売れるくらいのクオリティの高さっす。。。

そして、もちろん

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Tears of the Earth上田聡の写真にも

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この関心の高さ。

私が写真集「ツナミの涙」を元に作ったムービーの方も

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2時から6時まで12分程度のものをローテーションしていたのだけど
常時誰かしら見に来てくれていた。

そしてそして、もちろんロシア人が大好きな。。。

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メイドのコスプレ♡

どーですか、お客さん!このクオリティの高さ!!
隅から隅までセミプロ&マジプロですよっ!

本当に。。。なんて恵まれたイベントでしょう。。。
日本人は決して多くないモスクワで、仲間内で集まって
広がった輪に、沢山のロシア人が入って来てくれて
一人一人が魂を込めて作り上げたイベントでした。

このメンバーに巡り会えて、イベントの一端を担わせてもらった事に
心から感謝します。

そして、何よりも会場に来て下さった皆さん。
ロシア人もなんと多かった事か。。。

およそ500人の方に来場頂きました。

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集まったのは所謂金持ち層のロシア人ではなく
ごく普通のロシア人。

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コスプレのエリサちゃん(メイド写真左)が作ってくれたりすりす募金箱っ♪ ‎(((o(*゚▽゚*)o)))

そこに入った募金は。。。

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もちろん、ルーブル紙幣は額が小さいモノもあるんだけど(最低150円位)
入ってるのは、ほとんどがお札。
1000ルーブル札(約3千円)も沢山入ってた。

胸が熱くなりました。

集まった額は、

116,488.1ルーブルと2千円。

36万円以上です。

このお金は、今回の震災で最も被害が大きかった町の一つ
岩手県陸前高田に全額送ります。
詳細についてはまだ決まっていませんが、
現地の人の、その手に渡るその時まで、責任をもってこのブログと
Tears of the Earth モスクワ支部のページでもお伝えします。

そして、本イベントに多大なるご尽力を頂きました
国際交流基金 モスクワ事務所の皆様
スポンサーになって支えて下さった、キヤノン様に
心より御礼申し上げます。

また、昨日の様子は
NHKさんの「おはよう日本」他
時事通信さん、共同通信さん等でも報道して頂きました。

特に、産経新聞の佐々木記者は岩手県一関出身と言う事もあって
色々なお話をさせて頂きました。
津波の事は(辛くて)取材する事が出来なかった、と。。。
改めて、今回の震災は、被災された当事者の方達だけではなく
その周辺にも、波紋のように広い範囲の人々の心に
深い傷を残したんだと感じました。
佐々木さんは、岩手の人を「あまり自分から物を言わない人達だ」と分析していました。
「でも、忘れて欲しくないと思っている。」
それは、私が何度も東北に足を運んで、肌で感じた事と同じでした。
佐々木さんにはブログでもご紹介頂きました:Cool Cool Japan !!!

これで終わった訳ではありません。
復興までには、長い長い道のりが続いています。

どうか、今回このイベントに、どんな形でも携わってくれた一人一人が
この先の陸前高田と東北、そして日本を
時折でもいいので、関心を持って、見守ってくれればと、心から願います。

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さて、ワタシはどれでしょう?www

本当に、本当に、ありがとう、モスクワ!( ´ ▽ ` )ノ


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Tears of the Earth〜ありがとう、モスクワ〜(1)

先日告知させて頂いたチャリティーイベント
「Tears of the Earth 〜ツナミの涙〜」が、昨日無事に終わりました。

ご来場頂いた皆様、日本から応援して下さった皆様、

本当に、本当に、ありがとうございました。

少し長いですが、昨日のご報告をさせて頂きたいと思います。

当日は、朝からみんなオオワラワでした。
特に壮観。。。^^;。。。いや、大変そうだったのは、
出演者のロシア人、総勢30名程(!)の浴衣の着付け。

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控え室はまさにカオス。。。
着付けの出来る日本人とロシア人が、たった一つの控え室にぎゅうぎゅう詰めで戦闘状態w

着付けとは無縁のワタクシは
「が。。。頑張って下せぃ。。。」と、小声で言うのが精一杯。。。
ココに居ても邪魔なだけなので、スゴスゴと退散。。。

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一人別室にて、ショートムービーの準備。。。(ー∀ー;)

着付けの終わったロシア人達は、ロビーに集まって

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記念撮影をしたり、歌の練習をしたり。
みんな、なかなか似合ってた♪
この人達が本日最初のプログラムなので、きっとドキドキしてた筈w

まぁ、ドキドキしてたのは、私達も同じ。。。
果たしてどれだけの来場者が来てくれるのだろう。。。と。。。(ーー;)

しかししかし。。。蓋を開けてみると

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超満員!立ち見も沢山!!( ;∀;)

そして、始まった最初のプログラムは
元ボリショイオペラの歌手曽又ひとみさんが教える「日本の歌講座」の
ロシア人生徒さん達のコーラス。

これが、先ほどの浴衣ロシア人30名!

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日本の歌を日本語で熱唱するロシア人の皆さん(左)と曽又ひとみさん(右)

「もう、全然だめなのよ〜(><;)」

と、直前までテンパってたひとみさん。
しかし、何故か総じて本番に強いロシア人www
「ふるさと」や「もののけ姫」等を熱唱、
その見事なコーラスに大きな拍手が贈られていた。

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続いて、モスクワ音楽院の5年生で作曲家の森谷理沙さんのピアノと、
ギチス演劇学校の鈴木佳奈子さんの踊り。


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そしてこれは、音楽家のマキ奈尾美さんと
我マブダチで書道家の石嶋かおりちゃんとのコラボ。
ちなみに、かおちゃんはこのイベントのキーパーソンでもある。
この人なしには、実現出来ないイベントでした。かおちゃん、ありがとう!!

これは、震災に関する俳句をロシア人に応募してもらって
その中から選んだ3句に、奈尾美さんとかおちゃんが即興で
音楽と書を作るという企画。


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その中の一つの句。

「彼岸花の花が咲いた、震災の記憶が 色あせて行く」

奈尾美さんの演奏も、カオちゃんの書も素晴らしくて
思わず目が熱くなる程。(;v;)


最後に、奈尾美さんが作曲した「いろはにほへと」を
会場の日本人とロシア人全員で合唱。。。
合わせてカオちゃんが書を書く。。。

。。。(TーT)。。。

こ。。。これはヤヴァイ。。。


ところで私は基本、外回り(震災写真&ムービー周辺)だったので
ホールで行われたプログラムはほぼ見れてません。。。orz

これは、当日撮影してもらったビデオを見ながら書いています。
生で見たかった。。。(ーー;)

私がロビーをウロウロしている間に、
こんな素晴らしいコンサートが行われていたなんて。。。
全く時間がない中で、リハさえする事が出来ない中
本当に開けてビックリのクオリティの高さでした。

で、コレ以降はビデオの尺の問題等もありまして。。。
撮影班のユキコさんが撮った写真でしか見る事が出来ないのですが
(今回の写真はほぼユキコさんに撮ってもらったモノを使ってます♪)

>>>>文字数オーバーの為、続きます。。。^^;


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2013年03月11日

モスクワは311を忘れない。

東日本大震災から、今日で2年。

もう2年、と考える気持ちの中には
2年という時間と、実際に進んだ物事の少なさが少なからずあると思う。

大切な人を亡くした
家を無くした
仕事を無くした

という多くの人と地域に共通する大きな問題から
地域地域、個人個人によって抱える問題は細分化されて
外からは見えにくくなっている様に見える。

それは誰の目にもつく派手な問題から
見ようとして見ないと見る事の出来ない地味な問題へと変わっていること。
でもそれは、問題が小さくなって行ってると言う事とは違う。
むしろそれは、苦しい事。

誰が見ても助けが必要な、傷口から血を流している人は
手を差し伸ばされ易いし、認識できる。
一見健康そうに見える人でも、堪え難い疼痛を抱えている人たちは
その痛みは他人には理解されにくい。

でも、痛い。

そして、痛みを抱えてる事を誰にも分かってもらえない事は

とても辛い。

いま、東北の人達はそういうステージになっているんだと思う。

目に見えて包帯や絆創膏が必要ではないけど、
助けが必要じゃない訳じゃない。
そういう人達にとって、一番必要なのは

痛みがあるんだと、分かってあげる事だと思う。

忘れている訳じゃない。
あなたが痛いのは、知っています。
何が出来る訳じゃないけど。
あなたが早く良くなる様に、祈ってます。

それを、届けること。


今日、3月11日に行う事は叶わなかったけど
私達は、モスクワで震災を風化させない為のイベントを行います。

声を掛けてくれたのは、昨年も一イベントに参加させてもらった時のメンバー
(私は当日はモスクワに居る事が出来なかったけど)
元、ボリショイのオペラ歌手の曽又ひとみさん、
そして、モスクワでは知る人ぞ知る、書道家でマブダチのKちゃん。

「りりちゃんが中心になってやらない?byひとみ♡」

。。。いやいや、中心だなんて、めっそうもありませんが。。。^^;
実際、かなりの部分をKちゃんに頼っています。。。
ワシ、完全に“ワキ”やがな。。。(ーー;)

とにかく、そうして始まったチャリティー・イベントのタイトルは
今、東京でも写真展開催中で、
私が一昨年から細々と関わっているTears of the Earth の名前と
また、本日発売になったTears の上田聡氏と一緒に作った写真集「ツナミの涙」から取って

Tears of the Earth 「ツナミの涙」と名付けられた。

いつも集まってはバカな話をして盛り上がるモスクワ女子に声を掛けて集まったメンバーは

Tears of the Earth モスクワ支部 として主催する事になった。

メンバーの中には、画家の太田美奈子さんや
いつも私の活動を応援してくれてるK子さん
セネガル訛のフランス語を話す黒人の顔色が分かると言うKよちゃん、
辛口でロシアの政治を切るKazueちゃんには私が作成してるムービーの翻訳を頼んだ
在モス女子若手ホープでコスプレ担当のEちゃん等、
その他、金持ちロシア人やら、学生さんやら集まって
実際の所、私ら何人いるのかわかりません。^^;

でもね、ちょっと声を掛けただけで、こんなに集まる。
時間がない中で、何が出来るのか、みんな真剣そのもの。

震災を改めてロシア人に知ってもらおう
在モスの日本人にも心を寄せてもらおう

私達は311を忘れていない。

集まった気持ちを、少しでも多く被災地に届けたい。

「震災が風化してる?なんのこと?」

モスクワでは、それを看過しない。


昨年イベントに参加なさってた、元ボリショイバレエのソリスト
岩田守弘さんからも『頑張って!』と、応援のメッセージを頂いた。

3月17日(日)午後2時から、

会場は、プーシキン美術館付属情操教育施設《ムセイオン》。

詳細はFacebookのイベントページでご確認下さい。
http://www.facebook.com/events/555872167779245/

日々の進捗状況などはファンページで。
http://www.facebook.com/pages/Tears-of-the-Earth-モスクワ支部/594865147208598

また、Tears of the Earth の活動はこちらでご確認頂けます。
http://www.facebook.com/pages/Tears-of-the-Earth/115329245262383

現在、東京銀座では写真展開催中です。
本日は14時から追悼セレモニーが行われます。
モスクワで流す為に作っていたムービーを急遽セレモニーでも流すと言われ
東京仕様のモノを現在まだ作成中です。。。@午前6時。。。(間に合うのか。。。(ーー;))

東京にお住まいの方、お時間が許せばぜひ足を運んで下さい。

でも、とりあえず、今日11日は
体はモスクワだけど、気持ちは東北へ。
私も一緒に黙祷を捧げたいと思います。

そして17日は、心も体もモスクワで
出来るだけ多くの人の心を、東北に届けるべく
東北に思いを寄せるモスクワの仲間と一緒に
頑張る所存です。

在モスの皆様、どうか足を運んでやって下さい。


大切な事だから、もう一度いいます。。。w


モスクワは、311を忘れない。


2年目の、3月11日によせて。


りり拝


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2013年02月11日

2度目の冬。

初めて陸前高田を訪れてから、1年が過ぎた。

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高田高校(2012年1月)

一体どんな力が加わったら、こんな風に壊れるんだろう?。。。とか
戦争映画みたいだな。。。とか

状況がしばし受け入れられなかった。
けど、少しずつ分かって来て「現実だ」と思えた瞬間の

あの時の気持ちは、今考えてもなんて表現して良いかわからない。
恐怖はもちろん、誰に向けたら良いかわからない怒りとか
現場を見てもなお、私の想像力が決して現実に追いつく事がないという苛立。。。
悔しさ。。。そんなモンが入り乱れてたんだと思う。

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高田市役所と市民会館(2012年5月)

今、あのとき見たほとんどの建物が取り壊されている。
それは確かな復興の第一歩。
でも、そこで犠牲になったであろう人達を思う遺族たちの中には
(ろくな検証もされずに)ただただ更地化されてしまう、と
怒りや寂しさや悔しさを持って見つめている人たちもいる。

そんな切ない思いに応える方法は、一つしかないと思う。

二度と繰り返さない事。

三陸地方の津波の記録は、
主なものだけでも貞観11年(869年)から18件あるという。

明治三陸大津波(明治29年:1896年/最大遡上高38.2m)死者27122人。
昭和三陸地震(昭和8年:1933年/最大遡上高28.7m)では死者3000人以上。

この辺りは言わば“津波銀座”だ。
当然、津波に対する知識も備えも、他の地域の人よりよっぽどある。
でも、調べてみると、その備えの多くはチリ地震津波の時の経験によるもの。

チリ地震津波:昭和35年(1960年)。最大遡上高は6.1m、死者142人。

なぜ、それより少し前の昭和三陸地震が基準にならなかったのか。
なぜ、たかだか100年程度前の明治の津波が基準にならなかったのか。
なぜ、明治や昭和の津波に比べて規模の小さなチリ地震が基準になったのか。

とても疑問に思う。

そして、前回書いた話。
市役所界隈で多くの犠牲者が出たのに、
そのすぐ近くのスーパーでは客も従業員も犠牲者は一人も出なかった。

なぜなのか?

私にはとても、その理由の全てが市長の話に集約されるとは思えない。

奇しくも昨日、宮城県の大川小学校で多くの犠牲を出してしまった惨事について
市教育委員会幹部の処分を検討するとの報道があった。
参照記事

行政の責任もキチンと検証して、これからの世代に生かして行く事が
亡くならずに済んだかもしれない人達へのせめてもの報いであり
供養なんじゃないかと思う。

まだまだ復興は遠い。

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大槌方面(2012年5月)

被災地以外の地域での関心の温度差はもちろん
被災地間の温度差も広がって来るんだと思う。
特に、アクセスの悪い北部の町は、
これからどうやって関心を集めるのかが肝になってくるんだろうな、と
アクセスの良い福島県いわき市なんかを見て感じた。

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枯死して伐採、現在剥製処理が行われている陸前高田のシンボル奇跡の一本松。
今月再び姿を現すようだけど、どこまで注目を集められるか。


地元の人や、そこに住み着いてサポートしてる人達にしか出来ない事が
ますます増えて行くんだろう。

いつも書いてる通り、私達がまんべんなく出来る支援は
そんな被災地の事を忘れずに居る事だと思ってる。
けど、それは同情なんかじゃなくて
「いつか私達の身にも起こるかもしれない。」
と、自分に引き寄せて考え、備える事の大切さを忘れない事でもある。


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在りし日の陸前高田駅前商店街(左: 高田で屋外展示してあった。)と同じ場所2012年8月(右)

多くの犠牲によって学んだもの、
なに一つ、無駄にしちゃいけない。

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それでも私達はこの海と共に生きるんだから。


あの日から、2年が過ぎようとしている。

あの日から、2度目の2月の月命日によせて。



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2013年01月11日

無駄にしない。1年10ヶ月。

年初めから色々な事が起こり
帰国日を延期、延期。。。まだ日本におりました。

思ったよりも長い滞在になっていますが、
思ったより、遥かに何も出来ていません。。。w

そんな中、先日の記事でも書いた通り
いくつかの所用もでき、年末にまたまた陸前高田に行ってきました。

滞在中の12月23日。
陸前高田市役所で行われた
「アジア災害復興国際フォーラム」に参加して来ました。


フォーラムでは、陸前高田市長の戸羽さんや副市長の久保田さんを始め
スマトラ地震の時、甚大な被害を受けた
インドネシアのバンダアチェからもプレゼンターを招いて
当時の様子、災害対策等のスピーチが行われた。


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市長の話の中で、陸前高田被害の原因の検証の事があった。

「大きな問題として情報の出し方と受け方だったと思う。
元々この地域は、
向こう30年以内に
99%の確率で
宮城県沖地震が起きると言われていた。
津波が来ると言われていた。
その研究をした人達がハザードマップを作り陸前高田に来て、
この辺りにはこの位の津波が来ると知らせていた。」

旧市役所は道路から1m程度の水深があるだろうと言われていたらしい。
少なくとも2階建て以上のコンクリートの建物に逃げれば
人の命が奪われる事はないと思っていた。
毎年避難訓練をして、
防災組織を作りそれぞれに備えていてもらい、津波に対し警戒心を持っていた。

でも、311で来たのは想定していた宮城県沖地震ではなかった。

住人は市民体育館、市民会館に逃げ込んだが、想定外の地震と津波が来てしまった、と。

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道路を挟んで、右の4階建てが市役所。
ここの屋上に避難した人は、辛うじて助かった。
一方、左は3階建ての市民会館。
ここで、沢山の人が命を奪われた。

また、市民体育館は津波の際の避難所として指定されていた場所。

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80名近くがここに避難して、天井の梁に捕まる等して助かったのは3名程。
天井までは35m。
海水がその40cm下まで迫ったという。


戸羽市長が、とあるシンポジウムに参加し
市役所から目と鼻の先にあるスーパーの社長と一緒になった時の話。

高田市役所では職員とアルバイト合わせて110名が犠牲になった。
しかし、すぐそばのスーパーでは従業員も客も一人も犠牲にならずに済んだ。
何故なのか?
「気の持ちようだ」と社長に言われたそう。

「とても悔しかった。
しかし、公務員は日本の社会に置いては真っ先に逃げる事は許されない。
自分もそう思っていたし、亡くなった人達もそう思っていたのではないか。
沢山の市民が犠牲になってる時に、
市の職員が逃げて無事だったとなると
それはそれで違う問題になっていたのではないかと思う。」

南三陸町で最期まで避難を呼びかけて犠牲になった
町職員の若い女性の事を思い出した。
犠牲になった女性の事が「美談」としてのストーリーだけが
一人歩きしている様に思えた。

「ルールとして教訓反省を含めて
とりあえず、市の職員も最低限の仕事の後には一旦退散して欲しいと
全国の市町にお願いをして回っている。
市の職員は公務員だけども、特に何かを訓練されている訳ではなく、
彼らにも家族がいる。みんなと同じ。」

陸前高田の被害検証が、対外的にも使える教訓となって欲しい、と市長。

それはとても大切な事だよね。

陸前高田に限らず、あまりにも大きかった被害。
私達は一つも無駄にしてはいけないと思う。

けど、忘れてしまえば、教訓にも出来ない。
実際に災害が起きた時の事を、具体的に想像なんて出来ない。

避けられなかった事、避けられたかもしれない事。
どちらも悲しくて辛い結果だけど
悔しくて、諦めきれない事は、後者に多いよね。

たまに思い出して、自分の事に置き換えて考えてみる事、大切だと思う。

例えば月命日に。

自分と、自分の大好きな人達を失わない様に。
悲しませない様に。



2013年、最初の月命日に寄せて。

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