テロ
2011年02月21日

終わってないのでぃす。

ドモデドボ空港でテロがあってから、もうすぐ1ヶ月

日常生活に追われ、日々のニュースに追われ
毎日テロの事ばかり考えて暮らしている訳でもないし
なんだか、まだ1ヶ月
と言う気がしないでもない。

当地に住んでいる私だってこんな感じなんだから
近くて遠い、祖国ニッポンではほとんど忘れられてるのだろう。

昨年の地下鉄テロの時だって
友達でさえ、テロがあった事自体も「ああ、そう言えばあったね〜」的な扱いであった。
ま、自分の問題と直結してないと、そんなもんかもね。。。(ーー;)


ましてや、最近の日本では“ロシアのニュース”と言えば
北方領土が旬の話題。


canned coffee
てか、この作品、マジで秀逸じゃない?!(ー∀ー;)
誰が作ったのか、ご存知の方いらっしゃったらおせーて♪



このお方の力強い言葉に端を発し
両国の活動家の動きは活発化し、
在モス日本大使館前でも、ぷーちゃん親衛隊北方領土を自国の大切な領土と考える
誰かに雇われた若者達がデモを行う自体となった。

次から次へと起きるイベントに追いつくのに忙しくて
過ぎてしまった事に対しては置き去りにせざるを得ない部分があるのは確か。

しかし。。。

ニュースを毎日追って行くと
先月のテロが“過ぎてしまった事件”ではなく
“続いている事件”である事がわかる。

モスクワでは、もう何度あったか分からない程の爆破予告騒動。

大型ショッピングモール、地下鉄や列車駅、図書館等で
この一ヶ月間で数えきれない程起きている。
幸い、ほとんどの場合が爆発物は発見されずホッとするのだが
それでも、その場に居合わせた人達に取っては
たまった物ではないし、
実際に爆発物が見つかった事案もいくつかある。

日曜日(2/20)も、爆発の予告電話により
地下鉄全体で捜査がされていたらしい。
電話があったのは、午後7時頃。
その後、通常運行が続けられる中、地下鉄の全駅で捜査。
爆発物は見つかった模様。

また、北カフカス地方のダゲスタンや周辺地域では、
毎日の様に自爆テロ等が起きているという“日常”が続いている。

そして当然、事件に巻き込まれた方々にとっては
あのテロは、忌々しく“今”として継続している。



先週16日付けの朝日新聞に、こんな記事が載った。

『テロに消えた日ロの架け橋』

爆発が起きた時、JALの成田便が到着していた事は既にご承知の通り。
奇跡的に日本人の犠牲者居なかった事も。
そして、日本語通訳をしていたロシア人の女性が犠牲になられた事も
先日、このブログにも書いた通り。

記事は、この通訳の方について書かれたもの。

マリーナ・バベンコさん。享年45歳。

日本と日本人と日本の文化を愛し、
近くて遠い隣国日本との、文字通り架け橋として
時には要人に付き(小泉元総理にも付いたそう)
時には手弁当で日本人の活動に携わり

日露双方の理解を深める手助けをしてくれていた。

私自身は直接存じ上げないが
在モスの日本人であれば、誰もがお世話になった可能性のある人だ。

事件当時、冬のJAL便には珍しいと思うんだけど
日本からのツアー客が70人程居たとも言われている。
爆発時には、その半数がまだ空港内に居たらしい。
マリーナさんは、その日本人客の間で
いつもの様に奔走し、アテンドしていたのだろう。

マリーナさんの身に起きた事は
その場に居合わせた人だけではなく
私達全てに起こりえた事だと、改めて思う。
だって、地下鉄を使わない在モス邦人は居ても
空港を使わない在モス邦人は居ないもんね。

マリーナさんは私だったかもしれないし
ぶひだったかもしれない。。。

改めて、怒りと、恐怖と、悲しみがこみ上げてくるのは
私だけではない筈。

マリーナさんの娘さんは、現在日本の大学で勉強している。
「ママの様な通訳になりたい」
と。

海外ニュースの報道が、極端に少ない日本の大手メディアで
事件から3週間も経って
このようなフォローアップの記事が出てくれた事に
よくぞ書いて下さいました、という気持ちだ。

事件は終わってないです。
そして、ロシアが抱える問題は
日本にとっても決して無関係ではなく
対岸の火事ではないと言う事を
もっと多くの人に、意識してもらいたい。

そんな風に、思う今日この頃です。


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2011年01月28日

インフルエンザが流行っています。

昨日(1/27)、保険局が
モスクワの全ての年齢層において、
インフルエンザが爆発的に流行していると発表しました。

昨年の猛暑の後、“この冬は観測史上最高の寒波が来る”という予測と共に
“インフルエンザが例年以上に流行する”との予測もされていましたが
(今の所)前者は外れていますが、後者が当ってしまったようです。

記事によると

==========

今週、モスクワ居住者の全ての年齢層において
季節性とH1N1型(所謂ブタインフル)のインフルエンザウイルス
サーズ(SARS)感染が大流行の域に達した。
ただし、H1N1は1%を超えていない。

病院には、毎日300人近い人がインフルエンザか呼吸器系の感染で運ばれて来る。
入院する3分の2が子供。

病院ではこの冬の準備を整えており、
200万人以上のモスクワ市民が、既にワクチンを打っている。

予防として、鼻うがいやマスクが推奨されている。

ただし、マスクは病人の周りでは効力がないとされているので
喉を温めたり潤したりする手段として推奨されていると思われる。


参考:INFOXMed Novosti

==========

寒さ対策や、乾燥対策は個人でも出来るけど
メトロ等、空気の流れの非常に悪い所ではウィルス感染の可能性も高そう。。。

日本でもインフルエンザが流行っているらしいですが
在モスの皆様、お気をつけ下さい。

こちらの病院にかからなければならない様な状態には
あまりなりたくないですものね。。。(ーvー;)


もう一つ。。。

JALからテロ後の空港の様子と運行状況のお知らせが来たので
念のため、貼っておきます。

==========

  1.      空港のセキュリティ体制について

空港周辺およびターミナル施設立入時の検査については、出入り口を限定した上
で、全ての立入者に対しエックス線および金属探知機の検査が実施されています。検査に時間を要することもありますので、ご出発のお客様は時間に余裕を持って空港へお越し下さい。
なお、出国時の手荷物検査や保安検査の方法は通常どおりですが、検査の確実な
実施が指示徹底されています。(ドモジェドボ空港では、従来より最高水準の検査機器が使用されております。)

  2.      国際線到着エリアについて

   今回直接被害のあったエリアは閉鎖されていますが、出発ロビー寄りに新たな
  税関ブース(従来と同程度の処理能力)が設置され、以前と同じレベルの到着動線が確保されています。
   ただし、受託手荷物引取りのターンテーブルが1台利用できなくなっているこ
  とから、到着便集中時には混雑も想定されます。
   また、到着ロビーから駐車場への通路が閉鎖されているため、チェックインエ
  リアにあるターミナル正面の出入り口をご利用いただくこととなります。

  (参考)到着エリアの見取り図
0128
クリックで拡大出来ます。

  3.      航空機の運航について

      セキュリティの強化および到着税関施設の回復の結果、各航空会社も爆破以前の平常な運航に戻っています。
1月29日(土)以降の弊社モスクワ=東京線に関しましても、通常通りの運航を予定いたします。
  なお、最新の発着情報につきましては、JALロシア地区ホームページ内の「運航
の見通し」をご参照ください。

Japan Airlines International Co., Ltd.
Moscow Office
Tel: +7-495-730-3070
Fax: +7-495-956-4759
e-mail: russia@jal.com
URL: http://www.ru.jal.com


==========

最後に明るい話題を。
CSKAの本田選手、来季もモスクワ見たいですね。
リクリエーションの少ない、在モス邦人にとっては嬉しいニュースでしょう。
掲載記事

明日は、その本田選手も出場する対オーストラリア戦です。

今週は辛い週でしたが
心と体を休めて、良い週末を。


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2011年01月26日

空港テロで思うこと。

今日のモスクワ市内、完全に平常です。

地下鉄は警戒が強まっているかも?とも思ったが

01251

それもなく、警官の姿はむしろいつもより少ない様にも感じられた程。

01252

ま、昨日のテロの後でも
そのほんの数時間後には、ドモデドボ空港も通常運行に戻っていたので
街の中にパニック等ないのも当然かもしれないけど。

こういう時のロシア人のリカバリーの早さは
とにかく尋常じゃない。
昨年の地下鉄テロの時も同様に、あっという間に平常に戻って
ビックリしたもんだ。。。


タクシーの“ぼったくり”も昨年のテロと同じ。

今回は空港から市内まで700ドルも吹っかけたと言う記事が出ていた。
直後に空港と市内を結ぶアエロ・エクスプレスが無料運行を始めたが
タクシーを使わざるを得なかった人もいる筈。

ロシア人は
個人レベルで付き合うと「良い人が多い」と思っているだけに
タクシーを生業としている人の背景がどんな状況であれ
“悲劇”を“好機”と捕らえて人の足元を見る様な考えに至るのは残念。


昨日も書いたけど、テロが起きたのは午後4時半頃。
東京からのJAL便が着いたのは、わずか1時間ちょっと前の午後3:16。
これは予定到着時間よりも少し早い。
ロシアのパスポート・コントロールが異常に時間が掛かる事や
時には荷物が紛失する事も珍しくない事を考えると
到着から1時間余りでの爆発は、まさに危機一髪以外の何者でもない。

しかも、その僅か1時間後には東京に向かって離陸。
確かその時点では、当地でもテロとの報道も無く、
“原因の分からない大爆発”の惨事を後に、クルーは出発し
乗客は機内でニュースを聞かされたと言う訳だ。
上空で知らされた乗客も驚いただろうが
爆発の事実を(恐らく)知りながらも搭乗したクルーは
一体どんな気持ちだったんだろう、と思ってしまう。


こういう事件が起きると

「邦人の被害者は。。。」

というフレーズが必ず出て来るし
これは、必ずしも心地の良い響きではない。

だって、人の命は人種や国籍で区別されるものじゃないもんね。

でも、今回の件に関しては、邦人が巻き込まれる可能性が
非常に高かった。。。
むしろ、被害者が居なかったのが奇跡とさえ思える状況で
邦人がどうであったのか、と言う事は非常に大きな関心を持って追っていた。

実際、JAL便で到着した日本人ツアー客の
通訳をする予定だったロシア人女性が残念ながら亡くなられた。
これはかなりショックな事だよね。
掲載ページ


JALのモスクワ便を使った事がある人なら分かると思うけど
この時間帯は欧州の都市から到着する便が重なって、かなり混雑する。
これも地下鉄の時と同じ。
まさにその“ラッシュ”の時間を狙われたんだ。

使われた爆弾も地下鉄の時同様、TNT。
しかし、量は地下鉄の時より多い7kg。
ちなみに地下鉄では
Lubyanka駅で4kg、Park Kultury駅で2kg使われていた。



めどべーは空港のセキュリティーに違反があると怒ってるみたい。

出国の入り口には厳重なセキュリティー・チェックがあるが
到着の入り口のセキュリティー・チェックはあまり厳重でない。

ま、だから7kgものTNTが持ち込めたんだろうけど。。。

でも、そこですかね?


ぷーちゃんも

『テロに対する報復は不可避である!』

とか言っちゃってるらしいけど。。。
掲載ページ

本当にそこですか?


今までも、事あるごとに報復してましたが
何か進展ありましたかね。。。?


それから
ロイターのモスクワが出したこの記事

『イスラム系サイト「kavkazcenter.com」に自爆攻撃を賞賛する文言がロシア語で複数書き込まれている。』

この部分、完全な“ガセ”だと、当のKavkaz Centerが言明している。
ロイターが出した“ガセネタ”を日本を含む複数国のメディアが
そのまま翻訳して報道してる。。。と。

こういう小さな嘘が(小さくないけど)
積もって
溜まって
おかしな塊が作られて

爆発するんじゃないだろうか。。。

何が真実か
誰が悪いのか
メディアに乗る被害者だけが被害者なのか

こういう時こそ、冷静に
色んな方向に思いを馳せて考えてみたい。

犠牲者の方々のご冥福を、心からお祈りします。


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2011年01月25日

テロ、再び。

また起こってしまいました。

ご連絡頂いた方、
ご心配頂いている方、

ありがとうございます。

私は無事です。


今現在の死者31人。
最低1人の自爆テロに寄るものということです。

日本人で犠牲になった方は、今の所確認されていないようです。

爆発が起こったのは国際線到着ホール。
16:30頃の事です。
今日は、JALが日本からの到着する日でした。
今日のJAL到着時間は15:16だったようです。



大使館からの連絡が来ましたので貼っておきます。

==========
2011−2
在留邦人の皆様へ
平成23年1月24日
在ロシア日本大使館領事部

緊急のお知らせ(ドモジェドボ空港における爆発事件発生に伴う注意喚起)

報道によれば本日(24日)16時32分,ドモジェドボ空港においてテロによ
る爆発があり,160名以上が死傷しました。事案の詳細及び巻き込まれた邦人が
いないかについては現在大使館で鋭意確認作業中ですが,邦人の皆様におかれまし
ては,事案の内容が判明するまで公共交通機関の利用を含め行動について十分ご注
意ください。
また,周囲に連絡のつかない邦人がいる場合には,大使館領事部までご一報くだ
さい。

以 上

送信元:在ロシア日本大使館領事部
電 話:(495)229-2520
FAX:(495)229-2598
http://www.ru-emb-japan.go.jp
ryojijp@mw.mofa.go.jp

==========

取り急ぎ。

また何か分かりましたらアップします。


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2010年03月31日

一夜明けて。。。

ほとんどの在モスクワ邦人は、おそらく今日も地下鉄は使っていないだろう。
大使館からも

ー公共交通機関の利用を出来るだけ控えるー

と、お達しが出ている。

さすがに、私も今日は乗っていないが、
報道を見る限りロシア人は普通に乗っている。

インタビューでは

「怖いけど仕方ない。メトロに乗るしか選択肢がないもの。」

そうだよね。
広いモスクワ、歩くのにも限界がある。


タクシー(多分、白タク)の初乗り料金が3倍、4倍、10倍に値上げされている
との報道もあった。
(一説には5,000ルーブル(約15,000円)という噂もあった。)
こういう時だからこそ、無料で乗せるという方向に行って欲しいのに。。。
(しかも、白タクのくせに!)



「恐れたりパニックになったりする事自体が、テロリストの思うつぼだ。
我々は普通に生活する。」

良く言った、青年!

いくらテロに慣れているとは言え、心境的には難しい筈だが
やはり、用心しつつも“普通に生活をする”事こそが、
我々一般市民に出来る、テロに屈しない姿勢の一つだろう。

それを象徴するかの様に、今日のモスクワメトロは、

terro03

いつもと変わらず、大勢の人が利用している様に見える。

しかし、一方では、

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車内は、既にギュウギュウ乗っている。

トラムに乗ろうとする人で溢れていて
地下鉄以外の移動手段を取ろうとしている人がいるのも確か。

第1の爆発があったルビヤンカは、我が家から意外と近くて

terro05
これが旧KGB。

歩いて30分程度。
散歩にはちょうど良い距離。

報道陣が周辺に待機している以外は

terro06terro08

昨日の事件が嘘の様に、何事もない。

ただ、ルビヤンカ駅の出口は

terro11

閑散としており

時折、花を持ってる人が現れてる以外は、
何事もなく通り過ぎる通行人のみ。

こういう事件が起きると、だいたい東京のサリン事件の映像が流れる。
くしくも、つい先日がサリン事件から15周年だった。
思えばあの日は、まだ働いていた母が通勤電車に1本遅れた為
テロに巻き込まれずに済んだのだ。

テレビでも、同じ様に間一髪で生き残った人のインタビューが流れていた。

テロに遭うか、遭わないかは、

ほとんど“運”だ。

今回、運を落とされた39名(今現在)の方々に、心からご冥福をお祈りしたい。

terro10
私も献花&黙とう。。。


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