紅葉
2010年10月15日

赤い実はルャビーナです。

ロシア語の授業中、中庭で色づく木を見ながら

「奇麗だね〜」

と、生徒&ナタリア(先生)が話していた。英語で。。。(ーー;)

一本の木には、真っ赤な実が沢山なっていた。

「あの木はルャビーナって言って、ロシアには沢山あるわ。」

そう、この木は、
緑がなくなって
黄金の葉っぱさえもなくなって、
色がなくなるこの時期のモスクワで
おそらく、もっとも長い間、
灰色の景色のアクセントとなって残ってくれる、貴重な木。

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こんな風に、赤い実がぎっしり実っている。

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これは、鳥達にとっても貴重な存在。

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みんな、この実が好きで、

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ルャビーナの木の下には、沢山群がっている。

それもそのはず。
この実は、ロシア(欧州)ではジャムにして食べる程のフルーツなのだそうだ。

「りり、日本にも、この木はある?」

「あるよ〜。」

「なんて言う名前?」(←多分英語名を聞いている)

「Nanakamado (ななかまど)。」(←植物の英語名まで知らない)

「??(^^;)??」

「(ーvー;)(っち。。。)」(←和英辞書を引くワタシ)

「(^^)」

「えーーーっとね。Mountain Ash (Rowan)だって。」

「あ、そうそう、そんな名前だったわ!
何度聞いても英語名忘れちゃうのよ〜。」

あ、これ、ロシア語の授業ですから。念のため。。。
ワタシがロシア語を上達しない訳、わかりますね?(ー∀ー;)

今はまだ、葉もついてるけど
そのうち、この葉っぱも落ちて、赤い実だけになる。

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実だけになっても、
その赤い色の上に、真っ白な雪をのっけて
しばらくは頑張ってくれる。

ちなみに、日本のナナカマドは苦味が強いので
食用には使わないんだって。
やっぱね〜。確か昔、山の中でかじってみた事あったんだよね〜。
苦渋かった覚えがある。。。(^^;)

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Рябина(ルャビーナ/ナナカマド)


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2010年09月25日

食欲の秋。

いつもは人気の無い、早朝の森の入り口に

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この時期になると、沢山の車が停まっている。

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どう見ても


早朝の森をお散策


。。。という雰囲気ではない、作業着の男達がアチコチに。。。(ーー;)

人が入り難い茂みの中がゴソゴソ動けば
大抵の場合は、シカか、ヘラジカが居る、というのがお決まりのこの場所でも
この時期は、厳ついロシア人のおっちゃんが歩いていたりする。

奴らのお目当ては、

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これは街中だよ〜。

大好きなキノコ。

とにかく、ロシア人はキノコが大好き。
当面の間は、どんなに朝早く森に行っても
キノコ狩りのロシア人で森の中は一杯。
人見知りの激しいシカちゃんや、
ヘラジカちゃんには会えそうも無い。。。(ーー;)

しかし。。。

今年も、もうそんな時期なのだ。。。

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「黄金の秋」と言われるモスクワの紅葉も

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既に始まっている。

ここが雪に覆われる日も、そう遠くないね。

その前に、出来るだけ栄養を体の内外に蓄えておきたいのは、動物だって同じ。
この時期は、みんな忙しいのだ。

春先に、一斉に姿を現す色んな種類の鳥達は
夏の間、一時姿が見えなくなり
秋になると、また姿を現す。

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ゴジュウカラは、夏場もたまに見る事が出来ていたけど
最近は数が多くなったし

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これはアカゲラの仲間かな。

キツツキ達の木を突く音も、久しぶりに聞いた気がする。

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日本の160円切手の絵柄にも使われているカケスは
りっちゃん達と同じ様に※貯食をする鳥。
※食料を地中に埋めたり、枝の隙間に隠したりして貯めておく習性。

りっちゃん達と食べ物の好みが大分カブっているので
カケちゃん vs りっちゃんで、食べ物争奪戦が行われる事も珍しくない。

りっちゃんが埋めたナッツをカケちゃんがこっそり掘り出したり
カケちゃんが枝に挟んだパンを、りっちゃんがムシャムシャ食べていたり。

でも、ここの森では、そんな風に奪い合ったりしなくても大丈夫。

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この2人組の女性は、先週も同じくらいの時間に
クルミや松の実をごっそり持って現れたし
この人達が去った、すぐ後には

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ヘーゼルナッツを2袋いっぱいに持って、おっちゃんが現れ。。。

とにかく、みんなのゴハンを持って現れるロシア人が後を絶たない。

そんな訳で、ここのりっちゃん達は、すっかり

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箱入りす。


そして

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ペットボトりす。

カケちゃんもりっちゃんも、喧嘩をしてもしなくても
取り合えず、食いっ逸れる事はなさそう。

そして、このロシア人達は、氷点下20℃以下の森でも
こうしてゴハンを補充しに、森にやってくるのだ。


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ちょっと、アンタ達〜、
手ぶらで来んじゃないわよ〜〜
なんちて。(ーvー)


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